機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

• [TVアニメ]

 データ

 概要

　機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズは，2015年10月より放映されたテレビシリーズで，宇宙世紀を舞台としない，いわゆる「アナザーガンダム」に分類されるシリーズとなる。
　2015年6月にティザーサイトが公開され，新作の発表が行われたが，主役機であるガンダム・バルバトスのシルエットが，従来のガンダムタイプのデザインからかけ離れていたことから，（新作が発表される際の恒例ともいうべき状況であるが）賛否両論紛糾することとなった。
　企画そのものは，10代から20代の若者層をターゲットとした形で，2013年の機動戦士ガンダムAGE以前にスタートしたものであったが，監督である長井龍雪氏が他の作品の製作で多忙になったことや，若年層向けの作品としてガンダムAGEの企画が先行したためペンディングとなり，2015年初めに再始動することとなった。

　デザインは，ガンダム00で異質なガンダム系デザインを見せた鷲尾直広氏がコンペティションによって主役機を担当することが決定し，他のデザイナーが脇を固める形で行われており，従来のガンダム作品とは趣の変わった描写も数多く見られることとなった。
　特に主役機のバルバトスは，時期的に次々と姿を変えていくこととなり，これまでの主役機の描写とは異なったものとなっている。
　本作における最大の特徴は，従来のガンダム作品が（Gガンダムを除いて）ビーム兵器による射撃が戦闘において重要な位置づけであったことに対して，本作では「打撃戦」が主であるという点である。
　モビルスーツは，極めて強力な兵器であり，装甲強度を上回る物理的攻撃によって破壊される機体の描写は，従来とは異なる臨場感を演出することとなった。

　物語は，従来のガンダム作品と同様の宇宙（今作の場合「火星」）と地球との対立がベースにあるものの，実際には鉄華団を中心とした群像劇であり，従来のような「戦争」が描かれているものとは異なる。（この点で言えば，GガンダムやガンダムWに近いものがある。）
　第2期では鉄華団が「戦乱の中心」に位置づけられており，鉄華団の崩壊によって物語の終結を見るといった部分では，ガンダム00の第1期に近いともいうことができる。（逆に言えば，こうした物語の構成については，これまで製作された作品に類型があり，本作が突出して異質であるということの証左にはならないということである。）

　一方で，第1作「機動戦士ガンダム」の製作された時代とは異なり，ターゲットである年代が泥沼の戦争が身近では無い「現実感の無い」状況であるとの考えから，生活感のある描写と，日常的な生活の中に戦いがある子どもたちのグループが，状況下から脱却するために戦闘などの行動を能動的に起こすという物語の骨子が組み立てられており，モチーフとして暴力団抗争や近年問題となっているテロリズムや少年兵問題なども取り入れられている。（ちなみに，機動戦士ガンダムの放映された1979年は，ベトナム戦争の終戦からわずか3年後で，駐留米軍の出撃やベトナム難民など，日本でもその影響が様々な形で見られていたころである。）
　こうした点から，描写面やストーリー展開に対する賛否はあるものの，作品そのものは比較的良好なできであったとの評価を受けることが多い。

 ストーリー

　かつて「厄祭戦」と呼ばれる大きな戦争があった。
　その戦争が終結してから約300年の後，Post Disaster 323年。

　地球圏はそれまでの統治機構を失い，新しい支配体系をもって新たな世界が構築されていた。仮初めの平和が訪れる一方で，地球から離れた火星圏では，新たな戦いの火種が生まれつつあった。

　民間警備会社クリュセ・ガード・セキュリティ（CGS）に所属する三日月・オーガスら，少年ばかりで編成された参番組は，地球の一勢力の統治下にある火星都市クリュセを独立させようとする少女，クーデリア・藍那・バーンスタインの護衛任務を受ける。
　しかし，その裏には反乱の芽を摘み取ろうとする武力組織ギャラルホルンの思惑があり，クーデリアの父，ノーマン・バーンスタインは自らの娘をギャラルホルンに売り渡したのだった。
　それを知らないCGSは，大きな仕事としてこれを受け，クーデリアの求めに応じて，参番組を彼女の護衛に付けたのである。

　ギャラルホルンの襲撃を受けたCGSはパニックに陥る。
　社長は早々と逃亡し，これに追随するように正規のメンバーで構成された壱番組も三日月ら子供たちを囮にして撤退を始めてしまうのだった。
　少年達のリーダー，オルガ・イツカはこれを機に自分たちを虐げてきた大人たちに反旗を翻してクーデターを決意。オルガにギャラルホルンの撃退を託された三日月は，CGSの動力炉として使用されていた「厄祭戦」時代のモビルスーツ，ガンダム・バルバトスを用いて戦いに挑む。

モビルスーツ・鉄血のオルフェンズ

• 〔AEB-06L〕フレック・グレイズ
• 〔ASW-G-01〕ガンダム・バエル
• 〔ASW-G-08〕ガンダム・バルバトス
• 〔ASW-G-08〕ガンダム・バルバトス（第1形態）
• 〔ASW-G-08〕ガンダム・バルバトス（第2形態）
• 〔ASW-G-08〕ガンダム・バルバトス（第3形態）
• 〔ASW-G-08〕ガンダム・バルバトス（第4形態）
• 〔ASW-G-08〕ガンダム・バルバトス（第5形態）
• 〔ASW-G-08〕ガンダム・バルバトス（第5形態地上戦仕様）
• 〔ASW-G-08〕ガンダム・バルバトス（第6形態）
• 〔ASW-G-08〕ガンダム・バルバトスルプス
• 〔ASW-G-08〕ガンダム・バルバトスルプスレクス
• 〔ASW-G-11〕ガンダム・グシオン
• 〔ASW-G-11〕ガンダム・グシオンリベイク
• 〔ASW-G-11〕ガンダム・グシオンリベイクフルシティ
• 〔ASW-G-64〕ガンダム・フラウロス
• 〔ASW-G-64〕ガンダム・フラウロス（厄祭戦時仕様）
• 〔ASW-G-66〕ガンダム・キマリス
• 〔ASW-G-66〕ガンダム・キマリストルーパー
• 〔ASW-G-66〕ガンダム・キマリスヴィダール
• 〔ASW-G-XX〕ガンダム・ヴィダール
• 〔EB-04jc4〕ゲイレール・シャルフリヒター
• 〔EB-04〕ゲイレール
• 〔EB-05s〕シュヴァルベ・グレイズ
• 〔EB-05s〕シュヴァルベ・グレイズ（アイン機）
• 〔EB-05s〕シュヴァルベ・グレイズ（ガエリオ機）
• 〔EB-05s〕シュヴァルベ・グレイズ（マクギリス機）
• 〔EB-05s〕シュヴァルベ・グレイズ（石動機）
• 〔EB-06/tc2〕流星号
• 〔EB-06/tc〕グレイズ改
• 〔EB-06Q〕グレイズ・シルト
• 〔EB-06j〕グレイズ（地上戦仕様/エドモントン駐留部隊）
• 〔EB-06j〕グレイズ（地上戦仕様/指揮官機）
• 〔EB-06j〕グレイズ（地上戦仕様/太平洋方面防衛部隊）
• 〔EB-06j〕グレイズ（地上戦仕様）
• 〔EB-06rs〕グレイズリッター（カルタ機）
• 〔EB-06rs〕グレイズリッター（マクギリス機）
• 〔EB-06rs〕グレイズリッター（指揮官機）
• 〔EB-06rs〕グレイズリッター（地上戦仕様/指揮官機）
• 〔EB-06r〕グレイズリッター
• 〔EB-06r〕グレイズリッター（カルタ隊所属機）
• 〔EB-06r〕グレイズリッター（マクギリス隊所属機）
• 〔EB-06r〕グレイズリッター（地上戦仕様）
• 〔EB-06s〕グレイズ（アーレス所属機/指揮官機）
• 〔EB-06s〕グレイズ（イオク・クジャン機）
• 〔EB-06s〕グレイズ（指揮官機）
• 〔EB-06〕グレイズ
• 〔EB-06〕グレイズ（アーレス所属機）
• 〔EB-06〕グレイズ（アリアンロッド所属機/ダインスレイヴ運用機）
• 〔EB-06〕グレイズ（アリアンロッド所属機）
• 〔EB-06〕グレイズ（革命軍所属機）
• 〔EB-08jjc〕レギンレイズ・ジュリア
• 〔EB-08s〕レギンレイズ（イオク機）
• 〔EB-08s〕レギンレイズ（ジュリエッタ機）
• 〔EB-08〕レギンレイズ
• 〔EB-AX2〕グレイズ・アイン
• 〔HD-21〕HDモビルワーカー
• 〔IPP-0032S〕ジルダ
• 〔IPP-0032〕ジルダ
• 〔IPP-66305〕ユーゴー
• 〔JEE-M103〕クタン参型
• 〔NK-17〕ギャラルホルンモビルワーカー
• 〔NK-17〕ギャラルホルンモビルワーカー（後方支援装備）
• 〔SAU-17〕SAUモビルワーカー
• 〔STH-05/AC〕百錬（アミダ機）
• 〔STH-05R〕漏影
• 〔STH-05〕百錬
• 〔STH-14s〕百里
• 〔STH-14s〕百里（火力支援型）
• 〔STH-14s〕百里（情報支援型）
• 〔STH-16/tc2〕獅電改（オルガ機）
• 〔STH-16/tc〕獅電改
• 〔STH-16/tc〕獅電改（ライド機）
• 〔STH-16〕獅電
• 〔STH-16〕獅電（テイワズ所属機）
• 〔STH-20〕辟邪
• 〔TK-53/S〕CGSモビルワーカー（宇宙型/ノルバ・シノ機）
• 〔TK-53/S〕CGSモビルワーカー（宇宙型）
• 〔TK-53/c〕CGSモビルワーカー（指揮官機）
• 〔TK-53〕CGSモビルワーカー
• 〔TK-53〕CGSモビルワーカー（ノルバ・シノ機）
• 〔TK-53〕CGSモビルワーカー（三日月・オーガス機）
• 〔TK-53〕CGSモビルワーカー（昭弘・アルトランド機）
• 〔TK-53〕CGSモビルワーカー（新型機）
• 〔TK-56〕鉄華団新モビルワーカー
• 〔UGY-R38〕スピナ・ロディ
• 〔UGY-R38〕スピナ・ロディ（隊長機）
• 〔UGY-R41〕マン・ロディ
• 〔UGY-R41〕マン・ロディ（JPTトラスト仕様）
• 〔UGY-R41〕ランドマン・ロディ
• 〔UGY-R45〕ガルム・ロディ
• 〔UGY-R45〕ガルム・ロディ（隊長機）
• 〔UW-33〕ユニオンモビルワーカー
• 〔UW-33〕ユニオンモビルワーカー（アーブラウ防衛軍仕様）
• 〔UW-33〕ユニオンモビルワーカー（鉄華団仕様）
• 〔V08-1228〕グリムゲルデ
• 〔V08Re-0526〕ヘルムヴィーゲ・リンカー
• 〔型式不明〕MS滑空用グライダー
• 〔型式不明〕クタン壱型
• 〔型式不明〕ハシュマル
• 〔型式不明〕プルーマ
• 〔型式不明〕ヘルムヴィーゲ

キャラクタ・鉄血のオルフェンズ

• アイン・ダルトン
• アジー・グルミン
• アストン・アルトランド
• アトラ・ミクスタ
• アミダ・アルカ
• イオク・クジャン
• イズナリオ・ファリド
• エルガー
• エレク・ファルク
• エンビ
• オーリス・ステンジャ
• オルガ・イツカ
• オルクス
• カルタ・イシュー
• ガエリオ・ボードウィン
• ガット・ゼオ
• ガルス・ボードウィン
• クーデリア・藍那・バーンスタイン
• クダル・カデル
• クッキー・グリフォン
• クラッカ・グリフォン
• クランク・ゼント
• コーラル・コンラッド
• ササイ・ヤンカス
• サンドバル・ロイター
• サヴァラン・カヌーレ
• ジャスパー
• ソウ・カレ
• タカキ・ウノ
• ダンジ・エイレイ
• ダンテ・モグロ
• チャド・チャダーン
• ディオス・ミンコ
• デクスター・キュラスター
• デルマ・アルトランド
• トド・ミルコネン
• トロウ
• ナディ・雪之丞・カッサパ
• ナボナ・ミンゴ
• ニナ・ミヤモリ
• ネモ・バクラザン
• ノーマン・バーンスタイン
• ノルバ・シノ
• ハエダ・グンネル
• ハジメ・ツジ
• ハバ
• ビスケット・グリフォン
• ビトー
• フウカ・ウノ
• フミタン・アドモス
• フランコ
• ブルック・カバヤン
• ペドロ
• マクギリス・ファリド
• マクマード・バリストン
• マルバ・アーケイ
• メリビット・ステープルトン
• ヤマギ・ギルマトン
• ユージン・セブンスターク
• ライド・マッス
• ラスカー・アレジ
• ラスタル・エリオン
• ラディーチェ・リロト
• ラフタ・フランクランド
• 三日月・オーガス
• 蒔苗東護ノ介
• 昌弘・アルトランド
• 昭弘・アルトランド
• 名瀬・タービン

 サブタイトル

 スタッフ

 編集者

• あさぎり

最終更新時間：2015年10月25日 17時44分36秒

 ノート

■本項目に追加情報を記載する
※追記できる情報（他愛のないものでかまいません）がある場合，上記リンクから記述専用ページに移動し，情報投入をお願いします。