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ガンダムビルドファイターズ

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ガンダムビルドファイターズ

  • [TVアニメ]

 データ

作品データ
放映期間2013/10/07〜2014/03/31・全25話
放映系列テレビ東京系列
AT-X(2013/10/09放送開始)
BS11(2013/10/13放送開始)
放映時間月曜/18:00〜18:30
水曜/22:00〜22:30(AT-X)
日曜/19:00〜19:30(BS11)
ネット配信バンダイチャンネル
公式サイト
放映時間月曜/19:00更新(バンダイチャンネル)
月曜/21:00更新(公式サイト)
第1話無料配信/第2話以降1週間限定無料配信(期間後は有料配信)

映像ソフト
媒体巻数発売日価格収録話数規格(限定・通常)
Blu-ray BOX12014/03/26#1〜#12BCXA-0813
BCXA-0811
Blu-ray BOX22014/06/20#13〜#25BCXA-0814
BCXA-0812
DVD12013/12/25#1〜#2BCBA-4583
DVD22014/01/29#3〜#4BCBA-4584
DVD32014/02/21#5〜#7BCBA-4585
DVD42014/03/26#8〜#10BCBA-4586
DVD52014/04/25#11〜#13BCBA-4587
DVD62014/05/28#14〜#16BCBA-4588
DVD72014/06/20#17〜#19BCBA-4589
DVD82014/07/25#20〜#22BCBA-4590
DVD92014/08/27#23〜#25BCBA-4591

 概要

 ガンダムシリーズとして,通算15作目のテレビアニメーション[1]
 ネット局はテレビ東京系列であり,SDガンダムフォース,SDガンダム三国伝に続くネットとなった。
 なお,いわゆるリアル頭身を扱うガンダム作品としては,テレビ東京系列としては初のネットである。

 近年のガンダム作品がCGを積極的に取り入れているのに対して,本作は手書きによる作品となっており,書き手のアレンジも味のひとつとして認識される傾向にある。特に特徴的なアレンジを得意とするアニメーターの参加もあり,外連味のある描写を見ることもできる。(こうした点を評価するメカファンも存在してる。)

ガンダムシリーズにおける位置づけ

 従来,ガンダムシリーズでは「機動戦士ガンダム」をはじめとする宇宙世紀関連作品や「機動戦士ガンダムSEED」などの宇宙世紀以外の作品世界をベースとする作品などの俗に言う「リアルガンダム」と,ディフォルメされたキャラクタとして扱われる「SDガンダム」シリーズがそのシリーズ作品として制作されてきている。
 しかし,本作は現実社会(但し,設定上の特殊技術が存在するパラレルではある)を基準とした従来の作品とは違う第3の路線であることが特徴となっている。すなわち,現実社会におけるガンダムシリーズの商材である「ガンプラ(ガンダムのプラモデル)」をモチーフとした作品であり,従来の(リアルタイプ)ガンダムシリーズがモチーフとしてきた兵器としてのモビルスーツによる「戦争」とは一線を画しているのである[2]

 この点はSDガンダムも同様で,兵器として描写されていた「ガンダム(モビルスーツ)」を,キャラクタによる物語(多くの場合,戦争や紛争を物語の根底とする)として描く形に置き換えられているだけである。

 本作最大の特徴は,既存の作品では中心的に描かれてきた「戦争(紛争)」がなく,基本的に日常生活を中心に描かれている点にある。しかしながら,戦争を扱わないといっても,ガンプラをモチーフとして扱っている限り,これを商材として展開するためには,どうしても「戦闘シーン」が必要である。
 これを解決するために,本作では「ガンプラバトル」というガンプラを用いたゲーム(競技)を設定している。この意味では,本作の作品路線の基本は,2009〜2010年にガンプラ30周年にあわせてネット配信及びOVA販売された「模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG」にあるということができる。そして,その路線を突き詰めていけば,1981年連載開始の「プラモ狂四郎」に行き着くのである。
 すなわち,本作における「ガンプラバトル」は,プラモ狂四郎における「プラモシミュレーション」という設定を現代風にアレンジしたものだということができるのである。


 このガンプラをモチーフとしたシミュレーションバトルによる作品展開は,既存の世界観によるガンダム作品のテレビ放映による新作展開が困難になっている現状,新たな「ガンダムファン」を生み出すための手段としては,一つの方策になっていくものと考えられる。

 例えば,宇宙世紀作品がOVAによる「作品世界の外伝」を展開の基本としているのは,新作TVシリーズを制作しても,事前に知るべき(知っておくべき)情報量が多すぎるため新規のファンが定着するのが困難であるためである。つまり,宇宙世紀という世界観のある程度の情報を持った人々に向けた作品にせざるをえないのである。

 これは他の世界観をベースとした作品も同様で,ガンダムSEEDの続編であるSEED DESTINYが新規ファンを獲得しきれなかったのは,続編であるために前作の情報を一定以上保持しておくことが前提であったことに原因があるということができる[3]

 「機動戦士ガンダムOO」や「機動戦士ガンダムAGE」という作品がやはり新たな世界観で制作されたのも,いや,元を正せば,SEED DESTINYを除き「機動武闘伝Gガンダム」以降のテレビ放映作品の世界観が変更されてきたのも,こうした新規ユーザーを囲い込まなければならないという情勢があったためである。
 これは,新規ユーザーを囲い込むことができる反面,既存ファンを切り捨ててしまいかねない危険性をはらんでおり,かつ,既存の人気の機体,キャラを再利用できないというデメリットも生じてしまう。それ故に,新作が発表されるたびに賛否両論(どちらかと言えば否定論)が渦巻くのである。

 一方,本作のような位置づけの作品が既存の作品とは決定的に異なった部分として,登場するガンプラ(すなわち「機体」)に制限がないことがあげられる。つまり,「製品化されたガンプラ(という設定・あるいは改造した機体)」であるならば,従来の作品では不可能であった「作品の枠を超える」機体の登場が可能なのである[4]
 実際,バトルシーンでは「なぜこんな機体が」というほどマイナーな機体を取り上げたり,既存作では不可能であった「SDガンダム」ですら,登場する場面が存在し,画面に彩りを添えているのである。
 これによってテレビアニメ作品という枠に縛られず,OVA作品のメカを登場させることも可能であり,新規ファンに対する既存キットの販促の面での効果も大きくなった[5]。また,同様に従前のTVアニメ作品では不可能であったリアルタイプとSDガンダムの混在も可能となっており,この点も「ガンプラの販促」という視点では大きな効果があると考えられる。


作中におけるガンプラの扱い

 本作は,メインとなるアイテムが「ガンプラ」であるため,現実(すなわち現代日本)における販売状況が反映されている。この点で言えば,「模型戦士ガンプラビルダーズ」と同様の状況にある。
 本作ではそのガンプラビルダーズすら,登場作品のひとつとして扱われており,プロモーションビデオではベアッガイの活躍を垣間見ることができ,「ビルダーズ」ですら,「ガンダム作品のひとつ」として認知されている状況である。(要するに,「本作放映直前」のガンプラの状態が反映されている,といっていいだろう。)

 しかし,本編第1話でHGACウイングガンダムが登場しているように,本作の位置づけは「本作のガンプラ」である,HGビルドファイターズシリーズは存在していない状況であるため,現代とは(もちろんブラフスキー粒子の存在は置いておいて)微妙にガンプラのラインナップが異なる世界である[6]
 このため,実際に作中の機体を入手することのできる我々視聴者とは異なり,劇中のオリジナル改造機はあくまでも「ベースキットを改造したオリジナル機体」でしかないのである[7]

 ストーリー

 とある世界の近未来。我々の住む現実世界とおおむね同じだが,二つの存在が大きく異なっていた。プラスチックに反応して外部から動かせる特質を有した「プラフスキー粒子」と,この粒子を使ってガンダムシリーズのプラモデル ガンプラ瓩魃鶻崛犧遒靴得錣錣擦襯轡潺絅譟璽轡腑鵐押璽燹屮ンプラバトル」である。ガンプラバトルは世界中に愛好者を持ち,世界大会も毎年開催。その優勝者は愛用したMS(のガンプラ)とともに名前をワールドワイドで轟かせるのだ。

 そんな世界に生きるガンプラ好きの少年・イオリ・セイは,ガンプラ作りは得意だが操縦はイマイチでバトルでは敗退続き。ある日,天才的な操縦スキルを有するレイジと運命的な出会いを果たし,紆余曲折の末にセイがガンプラを作る「ビルダー」担当,レイジが操縦する「ファイター」担当としてコンビを組み,ガンプラバトル世界大会に出場することになる。二人はセイの友人やライバルたちと時に戦い時に助け合い,大会を通してガンプラバトルの真髄に近づいていく。

 モビルスーツ

 ※現在,検証作業中。協力を求む!




 艦艇

アルビオン
バーミンガム
サラミス改(0083タイプ)
サラミス改

 用語

イオリ模型
けやきが丘駅

 サブタイトル

No.タイトル脚本コンテ演出作画監督放映
第1話セイとレイジ黒田洋介長崎健司長崎健司大貫健一(キャラ)
有澤寛(メカ)
2013/10/07
第2話紅の彗星黒田洋介増井壮一
長崎健司
綿田慎也千葉道徳
金世俊
2013/10/14
第3話フルパッケージ黒田洋介角田一樹角田一樹しんぼたくろう
阿部宗孝
2013/10/21
第4話ガンプラアイドル キララ☆黒田洋介酒井和男酒井和男松川哲也
久壽米木信弥
2013/10/28
第5話最強ビルダー黒田洋介大塚健孫承希池田佳代
大塚健
2013/11/04
第6話戦う理由黒田洋介寺岡巌南康宏森下博光
進藤ケンイチ
2013/11/11
第7話世界の実力黒田洋介長崎健司角田一樹
大久保朋
千葉道徳
大張正己
2013/11/18
第8話逢(あい)戦士たち黒田洋介綿田慎也綿田慎也大貫健一
有澤
2013/11/25
第9話想像の翼黒田洋介酒井和男酒井和男松川哲也
牟田口裕基
2014/12/02
第10話開幕!世界大会黒田洋介芦野芳晴孫承希しんぼたくろう
金世俊
2013/12/09
第11話ロワイヤル黒田洋介寺岡巌角田一樹池田佳代・松川哲也
阿部宗孝・久壽米木信弥
2013/12/16
第12話ディスチャージ黒田洋介大塚健南康宏森下博光
大塚健
2013/12/23
第13話バトルウェポン黒田洋介酒井和男名取孝浩千葉道徳
進藤ケンイチ
2014/01/0
第14話暗号名(コードネーム)C黒田洋介西澤晋大久保朋
角田一樹
しんぼたくろう
有澤寛
2014/01/13
第15話戦士(ファイター)のかがやき黒田洋介芦野芳晴孫承希大貫健一
大張正己
2014/01/20
第16話再会,父よ?黒田洋介酒井和男角田一樹松川哲也
金世俊
2014/01/27
第17話心の形黒田洋介綿田慎也綿田慎也池田佳代
阿部宗孝
2014/02/03
第18話ブラッド・ハウンド黒田洋介西澤晋南康宏森下博光
進藤ケンイチ
2014/02/10
第19話アストレイの刃黒田洋介酒井和男酒井和男千葉道徳
牟田口裕基
2014/02/17
第20話裏切りのアイラ黒田洋介西澤晋孫承希しんぼたくろう
久壽米木信弥
2014/02/24
第21話きらめく粒子の中で黒田洋介大塚健大久保朋
角田一樹
松川哲也
大塚健
2014/03/03
第22話名人VS名人黒田洋介狩田豪也角田一樹池田佳代
阿部宗孝
2014/03/10
第23話ガンプラ・イブ黒田洋介酒井和男
大張正己
西澤晋
綿田慎也森下博光・大籠之仁
大張正己
2014/03/17
第24話ダークマター黒田洋介大塚健南康宏千葉道徳・しんぼたくろう
金世俊
2014/03/24
第25話約束黒田洋介長崎健司
寺岡巌
長崎健司
大久保朋
大貫健一・池田佳代
有澤寛
2014/03/31

 スタッフ

データ
企画サンライズ
原作矢立 肇・富野由悠季
監督長崎健司
シリーズ構成黒田洋介
キャラクターデザイン大貫健一
キャラクターデザイン協力ヤスダスズヒト
メカニックデザイン大河原邦男・阿久津潤一・石垣純哉・海老川兼武・寺岡賢司
音楽林ゆうき
美術監督佐藤歩
美術デザイン中島美佳
チーフメカアニメーター有澤寛・金世俊
デザインワークス海老川兼武
色彩設定菊池和子
音響監督三間雅文
撮影監督後藤春陽
編集野尻由紀子
CGディレクター宮原洋平
音楽プロデューサー木村憲一郎・斉藤滋・山田智子
エグゼクティブプロデューサー佐々木新・出原隆史
企画プロデューサー志田香織
プロデューサー白石誠(テレビ東京)・小川正和
音響効果サウンドボックス
企画協力バンダイ ホビー事業部
制作協力ADK
製作テレビ東京・サンライズ・創通
主題歌OP「ニブンノイチ」(#2〜#13[8]
 作詞・作曲・歌:BACK-ON
主題歌OP「wimp ft. Lil' Fang(from FAKY)」(#14〜#24話)
 作詞・作曲:BACK-ON
 歌:BACK-ON & Lil' Fang (from FAKY)
主題歌ED「Imagination > Reality」(#2〜#13)
 作詞・歌:AiRI
 作曲・編曲:宮崎京一
主題歌ED「半パン魂(スピリット)」(#14〜#25)
 作詞・作曲・編曲:前山田健一
 歌:ヒャダイン
挿入歌「ガンプラ☆ワールド」(#4)
 作詞:黒田洋介
 作曲:NARASAKI
 編曲:Sadesper Record
 歌:キララ(悠木碧)

 編集者


最終更新時間:2014年08月07日 19時30分46秒

 ノート

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脚注

  • [1] SDガンダムフォース,SDガンダム三国伝を含み,ガンダムOOはファースト・セカンドシーズンを合わせて1作品とした場合。なお,OVAシリーズを放映したSDガンダム大行進は除く。
  • [2]ただし,本来ガンダムシリーズがテーマとしていた部分としては,物語性の重視であり,メカ描写はあくまでも付属物である。ところが,メカを中心とした部分が継続的な人気のきっかけであったことから,メカこそが主であるという勘違いをする人が多くなった,という状況である。この点に留意して考えれば,アナザーガンダムを否定する人たちの「ガンダムである必要はない」という理由付けは,どんな作品でもテーマさえ「ガンダムっぽくあれば」ガンダムとして作り上げることができる,という状況を表裏一体で表しているに過ぎないということができる。
  • [3]DESTINYが難しいのは,その点以上に脚本の問題がたたかれ続けたために論点が拡散しており,マーケティングでの方向性(一部キットが確かに売れている点など)が見落とされやすい部分にある。例えば,フリーダムよりもストライクフリーダムが順当に製品化されていくのは,作品内で実質的に主役機となったことからのファンの要望という部分が主であるかのように見られやすいが,実際に作品を知らない人でもガンプラを作る人が購入するという側面からいえば,実際に一定の売り上げが有り,ガンプラファンへ訴求する力があるという,マーケティングが反映された部分もあるのである。
  • [4]もちろん「ターンエーガンダム」では,「黒歴史」という設定を組み込むことで,従来のガンダム作品を全て肯定している。これによって既存作の機体を登場させることが可能となったわけだが,この状態はあくまでも「ターンエーという作品での機体」であり,既存作は過去に葬られた状態でしかない。この点では,原典たる作品の機体をそのまま扱う,本作とは異なった形なのである。これは,漫画作品である「機動戦士ガンダムALIVE」もターンエーガンダムと同様の状態なのである。
  • [5]実際に,放映直後に「HGUCギャン」を買いたくなった,売れた,という発言もあり,こうした部分での効果が散見できる。
  • [6]ここでも「ビルダーズ」とは異なる世界観ということができる。ビルダーズの世界観では有名なマイスターの機体は,大会の後キット化されるという形が取られ,ビギニングは,そうしたシリーズのオリジナル機として販売される前のものをハルが入手した形になっている。つまり,劇中でも劇中機を入手できる可能性があるのである。対して,本作はそうした描写が5話放映時点ではないため,HGビルドファイターズシリーズは,「存在しないラインナップ」なのである。
  • [7]例えば,ビルドストライクガンダムは,作中の設定では「HGストライクガンダム」を改造した機体であるが,実際のキットはHGストライクのパーツ替えではなく,新規で設計された「HGBFビルドストライクガンダム」なのである。さらにビルドストライクをベースにオールガンダムプロジェクト準拠の「HGCEエールストライクガンダム」が発売されるという,主従が逆転した状況になってしまっており,実にややこしいことになっている(笑)。
  • [8]第1話ではEDとして使用。第24話では挿入歌として使用されている。