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シン・アスカ

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シン・アスカ

  • [キャラ]

 データ

パーソナルデータ
所属ザフト
階級無し(赤服)→FAITH
主な搭乗機インパルス,デスティニー
誕生日CE57/09/01
血液型O型
年齢16歳(C.E.73)
身長168cm
体重55kg
ザフトID965011-1903
製作データ
登場世界コズミック・イラ
声優鈴村健一

 解説

 ザフトのパイロットで,ZGMF-X56S《インパルス》のメインパイロット。
 俗にいうメサイヤ戦役において,ザフト側の主力として前線に立ったパイロットのひとりで,同戦役において搭乗機ZGMF-X42S《デスティニー》は撃破されたものの,本人は無事に脱出に成功し,戦後はオーブ,プラント間の安定のために協力したとも言われている。
 一言で言えば直情型であり,それ故に周囲を見ることができず,突っ走るだけ突っ走るため,事実上戦場では邪魔者に過ぎない。また,ミネルバに乗り込んでしまったカガリアスランに対しても,状況に応じた言葉をかけるのではなく,自分の憎しみからの言葉しか発することが出来なかった。

 元々は,オーブに暮らしていた少年であったが,ヤキン・ドゥーエ戦役における停戦前の連合によるオーブ侵攻により家族を失い,その結果,戦争と(家族を守りきれなかった)オーブを憎むようになる。
 オーブからの脱出後,トダカの力添えでプラントへと移住,ザフトの一員として訓練を受け,赤服として認められるまでとなる。この結果,デュランダル議長により,新型のモビルスーツ開発計画「セカンドステージ」シリーズのなかで中核と考えられていたインパルスの専任パイロットに抜擢される。
 アーモリー・ワンにおけるミネルバ進宙式典において,地球連合特務部隊ファントム・ペインによるモビルスーツ強奪事件の結果,急遽出撃したミネルバと共に地球へと降下,停戦の破棄とともに正式にミネルバ所属のパイロットとして前線に配属されることとなる。
 その後,各地を転戦し,戦果を挙げ続けるものの,彼の直情的な部分は変化することはなく,自己判断によって敵を撃破したり,収容所を開放したりとやりたい放題であった。さらにそれを追認するかのように,レイが手を貸し,そしてデュランダル議長は,こうした行為を認めるかのようにFAITHに任命されることとなる。
 確かに,この間にザムザザーの撃破(SEED覚醒),フリーダム撃破,グフ撃破(アスラン脱走)といった,戦果は上げているが,ザムザザー撃破以降,ステラとの出会いと別れが原因の激情が元となったものであり,兵士としての資質なのかと言われると疑問だろう。

 FAITH任命後,再び彼の前にフリーダム(ストライクフリーダム)が立ちはだかり,あまつさえアスラン(ジャスティス)すら立ちはだかるようになる。このことが,彼のやってきたことが正しかったのかという疑問を呼び,「ルナマリアを守る」ことを理由に戦い続けるが,最終決戦においては,アスランに圧倒され,あまつさえその間に割って入ったルナマリアすら墜とそうとする。これは,アスランにより防がれ,ルナマリアの元で彼の戦争は幕を閉じる。

 最後の慟哭は,オーブを滅ぼせなかった悔しさなのか,アスランに負けた悔しさなのか,それとも(自分のしてきたことに対しての悔恨の念がこもった)オーブが無事であることを知っての安堵の涙なのか…。

 登場作品

/公式・準公式作品/

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

/非公式作品/

 備考

 主人公。…なのだが……………。
 正直,番組を見ていてフラストレーションの原因になるようなキャラクタであったと言わざるを得ない。
 番組当初のシンは,確かに人当たりの悪い一種嫌みなキャラであったが,この当時の設定としては,彼の家族が死亡するきっかけとなったのが,カラミティとフリーダムの戦闘におけるフリーダムの射撃が原因であったという方向性であったため,彼の「オーブを憎む」というスタンスに一定の説得力があったのである。(結果的に国を守るために家族が犠牲になったという扱いである。)
 この設定であるならば,不殺を建前としていたキラであっても,やはり完全ではないということが言え,なおかつ,カガリのオーブの理念の理想論と現実のギャップを見せつけることは出来たと思うのだ。この初期設定の段階で製作されたであろう,ミネルバ内でのカガリとシンのぶつかり合いについて,どういった決着を付けるのか,という見せ場があると信じていたのだが…。

 ところが,後にこの事件がカラミティの砲撃という扱いになってしまったため,シンがオーブを憎むという理由付けが実に曖昧となってしまった。また,シンがこの事実を知ろうと知るまいと,前出のような「オーブが守ってくれなかった」という理由付けを元にカガリやキラに対してその理由付けを迫る方向性であれば,まだ葛藤が描けたとは思えるのだが,番組後半になると,視点がキラらを中心とした流れに移ってしまったため,こうしたシンの葛藤に対する答えを与える状況が生まれにくいまま物語が進行してしまったとしか言えないのである。(極端な話,カガリやキラにとってみれば「自分たちには関係ない話題」もしくは「自分たちは知らない話題」という状態になってしまっているのである。)
 もっと極端に言えば,シンと邂逅したキラが,シンの家族を殺したのがフリーダムだ,と告白された後の行動など,ちょっと考えるとおもしろいストーリーになったと思われるのだが,カラミティがシンの家族を殺したことになっていると,シンの直情的な性格からすれば「フリーダムは家族の仇をとってくれた」という扱いにしかならないのである。
 つまり,「戦争を憎む」これは理解できる。「オーブを憎む」これについて不明瞭な点があるのである。普通,戦争時に家族が死んだからと自国を憎むだろうか,どちらかと言えば,敵国を憎むのが流れではないだろうか。国は必ず自分たちを守らなければならないという身勝手な思いこみから,家族を守れなかったオーブを憎んだのだとしたら,それはやはり彼がその時点で子どもであった,と言うことだろう。(まぁ,話題としてセイラン家に牛耳られたオーブに対する反感は持ったとは思えるが。)

 結局,彼は常に「(子供じみた)個としての視点」で戦争を見ていた。しかし,たまたま「全体としての視点で」見ていたカガリやアレックス(アスラン)に出会ってしまった。これが原因で,己の考えがカガリやアスランに否定され,なおさら意固地になってしまったのではないだろうか。当然,家族が死んでしまったことは逃れられない悲しみである。だが,戦場にたったと言うことは,自分がそういった悲しみを与える立場になったという事実でもある。それをシンが知らずに終わってしまったと言う点では,シンの成長があったのか,という不満点となってしまった。

 シンの設定というか,番組中における扱いが悪くなっていったことは有名である。(無論,噂ではあるが,あまりにも劇中での中心的視点が急激にキラにシフトしたことから考えると,噂も可能性が高いと邪推してしまう。)
 最後のデュランダルとの対峙も,キラよりもアスランの方が似合っていたような気もするし,この場面でこそシンの立場が活きてきたように思える[1]
 つまり,アスランとデュランダルが対峙し,そこにシンとレイとタリアが現れる。レイがデュランダルを撃ち,レイは,タリア,デュランダルとともにメサイアと運命をともにして,シンはアスランと脱出するといった流れで,この際にレイにアスランが言った「未来まで閉ざすのか」を言わせたらどうだろうか?
 あのステラの挿入シーンが活きてくるような気がするんだが(^^;
 註:この備考は,あくまで編者が感じた内容をまとめただけであるw

 関連キャラ


 関連項目


 編集者


[キャラクタ・し]
[キャラクタ・SEED2]


最終更新時間:2015年02月21日 20時21分50秒

 ノート

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脚注

  • [1]この点は,スペシャルエディションで修正されている。