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ティターンズ

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ティターンズ

  • [用語]
  • 分類:部隊
  • 区分:宇宙世紀
  • 出典:機動戦士Ζガンダム

 説明

 ティターンズは,地球連邦軍がU.C.0084年(厳密には,U.C.0083年12月4日)に設立した軍内の特務部隊である。
 その主任務をジオン公国軍の残党狩りに置いていることからも判るように,いわば一年戦争の後処理を目的とした組織であった。
 しかし,その実態は後の歴史が語るように,ある種の「私兵」として用いられており,地球連邦における汚点のひとつとして歴史上は記録されている。無論,ほとんどの兵士たちにとっては,こうした意識を持っているはずもなく,彼らの理念である「地球圏の安定を損なうテロ行為に至る公国軍残党兵の掃討」に向けて邁進していただけに過ぎない。
 結果として,野心を持った上層部の暴走がティターンズの在り方を決定づけてしまったものであり,これに対抗しようとした「エゥーゴ」との一連の戦闘行為は,「グリプス戦役」という名で歴史に残ってしまったのである。

ティターンズの設立

 ティターンズの設立は,U.C.0083年12月4日に行われた設立式典に遡る。
 同年10月に勃発したデラーズ紛争は,地球連邦軍の根底を揺さぶる大事件となった。一年戦争によって地球圏の荒廃は進み,失われた人口の回復も進まない状況下で,戦争によって大きなダメージを受けた連邦軍が地球圏全域の治安維持にあたることは困難であり,各地で軍人あぶれによる不法行為が勃発,連邦政府に対する不満も蓄積し,その権威は一年戦争当時よりも失墜していたともいえる状況であった。デラーズ紛争は,これをさらに加速させたのである。

 デラーズ紛争では,連邦軍の主流派(一年戦争当時のア・バオア・クー攻防戦を主導したレビル将軍派の残存する官僚など)が進める連邦軍の再建計画がデラーズ・フリート側に漏洩し,開発途上のモビルスーツを強奪され,これをきっかけとして連邦政府に対するアジテーションが行われた。
 彼らによる「公国による独立戦争は終戦しておらず,連邦が開発した核弾頭搭載型モビルスーツの南極条約違反」という主張は,公的には認められるものではなく,あくまでもテロ行為として扱われるべきものでしかなかったが,当時の情勢から連邦の権威は失墜しており,連邦に対する批難が拡大することとなった。
 これに乗じて,連邦軍内部での主導権争いが激化,非主流派であったジーン・コリニーらは,この事件(ガンダム試作2号機強奪事件)を口実に,強奪されたモビルスーツを追跡していた部隊に対して,実質的な妨害行為が行われたのみならず,デラーズ・フリート内の一部部隊と内通するにまで至った。
 また,デラーズ・フリートの目指したコロニー落としを阻止するために用意していたソーラ・システム兇亮最圓鬚蘯舂派の失策と位置づけ,連邦軍内部の主導権を握ることに成功したのである。

 コリニーの部下であったジャミトフ・ハイマンは,自らを首班とする公国軍残党兵掃討のための組織の立ち上げを認めさせ,自らの手駒であったバスク・オムを使い,ひとつの組織としてスタートさせた。これがティターンズなのである。

ティターンズの目的

 ティターンズは,設立式典に際してバスクが演説した様に,基本的にはテロ行為を引き起こすことの多かった公国軍残党兵の掃討任務である。

 しかし,実質的には掃討任務のみならず,各種テロ行為の鎮圧(これは,公国軍残党兵が関わっている,いないに関わらなかった)やデモ行為などにおける治安活動なども含まれていた。
 また,警察権に類する権利も与えられており,軍籍を棄てた旧公国軍兵のあぶり出しなども行われていたとされる。

 すなわち,「公国軍の残党を狩る」という大義名分を掲げ,様々な分野に関与可能な体制が作り上げられていったのである。
 ジャミトフは,地球至上主義を掲げていたものの,その地球を蔑ろにする当時の連邦高官や宇宙移民者などに対する強い嫌悪感を持っていた。そのため,宇宙移民者の排斥と徹底した地球圏の管理という野望を達成するため,当時の状況を最大限に利用し,その政治力によって,地球連邦軍という権力体制の中に,もうひとつ別の権力基盤を創り上げたのである。
 ティターンズは当時の地球連邦軍再建計画の一環として優遇され,生粋の地球出身者を優先的に採用。地球連邦軍の中のエリート集団としての性格を色濃く打ち出した。そして,スペースノイド排斥の急先錘バスク・オムを組織の総指揮官に据えたことで,公国軍残党の排斥を名目に,実質的には宇宙移民者の地球からの排斥を加速していくのである。

30バンチ事件とエゥーゴとの抗争

 ティターンズの設立以降,連邦軍内部の主導権はティターンズに握られつつあり,様々な場面でティターンズの権益が認められていくこととなった。例えば,ティターンズの将兵は一般の連邦軍将兵の一階級上の扱いを受けるといった慣例などはそのひとつであろう。
 元々,ティターンズは,デラーズ紛争直後の公国軍残党による様々なテロに対して,掃討戦を実施するための,連邦内のエリート集団といったニュアンスでの評価が下されていたが,これを決定づける事件が勃発する。

 U.C.0085年7月30日,サイド1の30バンチで反連邦組織による大規模なテロ行為が勃発したのである。このテロの鎮圧をティターンズが実施したことで,ティターンズの評価が高まったのである。
 この成果によって,連邦内でのティターンズの発言権はますます高まり,ついには独自拠点の建造まで許可される状況に至ったのだった。

 なお,後年明らかとなったのだが,この30バンチにおけるテロ行為という事件そのものは存在せず,実際には宇宙移民者による連邦の政策(特にスペースコロニーに対する圧政)に対する大規模なデモ行為が行われていたに過ぎなかった。
 ほとんどのティターンズ兵はそのことを知らされておらず,純粋にテロの鎮圧を行っている,という感覚でしかなかったのである。(実際問題として,30バンチ事件の最大の問題点である毒ガスによるコロニー住民の虐殺という行為を実施したのは,バスク配下の一部の部隊によるもので,他の部隊はこれを支援するかたちでの迎撃任務に従事していたに過ぎない。詳細については,30バンチ事件を参照のこと。)

 一方で,この事件によって宇宙移民者のティターンズに対する反感はますます高まっていくこととなった。
 これ以降,組織だった反ティターンズ活動が次々と行われる様になっていくのである。
 対して,ティターンズは,宇宙移民者に対する締め付けをますます強めていくこととなった。
 そして,両者の対立が決定的になったのが,U.C.0087年3月のエゥーゴ実働部隊による,グリーン・ノア強襲なのである。
 以後,両軍の対立は,実際に戦闘行為を伴った大々的なものへと変貌していくこととなる。

ティターンズの衰退

 エゥーゴとの抗争が本格化すると,ティターンズは,エゥーゴが反連邦勢力であることを広報し,自らの行為を正当化していく。抗争の本格化した後,その権力を利用したことで,ティターンズに優位な状況が続いていくこととなる。
 当初こそ,新鋭機として開発されていたRX-178《ガンダムMk-供佞魘奪されるなどの失態が見られるが,あくまでもエゥーゴの一部隊による不利益状態であるだけで,勢力全体でのパワーバランスは,あくまでもティターンズ優位だったのである。
 一方で,エゥーゴは,ティターンズの本質を知らしめるためのアングラ活動が中心であり,実質的な戦闘行為には不利な状況であった。(一説に依れば,グリーン・ノアにおけるガンダムMk-橋奪も状況が転がっただけの偶然であり,上層部にしてみると非常に迷惑な状況だったともされるのである。)

 この状況が大きく変わったのが,同年11月に行われていた連邦議会であった。
 俗に「ダカール宣言」と呼ばれるこの事件は,エゥーゴの指導者であったブレックス・フォーラの暗殺事件に端を発している。ブレックスの暗殺は,ティターンズ内部の強硬派によって行われたもので,ティターンズに敵対するブレックスの演説を阻止することが目的であった。しかし,その演説が阻止されたことで,代理として登壇したエゥーゴのクワトロ・バジーナことシャア・アズナブルによる演説が行われ,この際にティターンズ部隊によるダカール襲撃が実施されてしまったことで,連邦議会内での立場は逆転してしまう。すなわち,これ以降,ティターンズこそが反乱軍だと扱われてしまったのである。

 自らの権力におごったティターンズ(,更に言えばそれを維持するために極端までに敵の排除に過敏になった強硬派)の行った行動が,結果としてティターンズそのものの立ち位置をも突き崩してしまったのである。
 ジャミトフは,こうした情勢に対して極めて不快感を持っていた。彼の理想とする状況を理解できないティターンズ上層部の暴走によって,彼の立場そのものが失われてしまったためである。実際,ジャミトフはブレックスを暗殺せずとも議会での多数派工作は成功しており,ティターンズの権益拡大は確実だと認識していたこともあり,手出しは無用とまで厳命していたのである。

 これ以降,ティターンズの内部崩壊は加速する。
 バスクをはじめとする上層部の暴走のみならず,後年加入した木星船団のパプテマス・シロッコの野心が,ティターンズ中枢に近い人材の離反を招き,結果として旧来のティターンズ中枢部とシロッコ側の対立構造となった。
 そして,シロッコによるジャミトフ殺害が行われた後,エゥーゴとの全面対決になだれ込むのである。
 エゥーゴとの戦いでティターンズは大きく損耗し,主要人物が戦死したことで組織は崩壊する。

 だが,ほとんどのティターンズ兵にとっては,自らの存在意義の確認すらままならない状況での戦闘を強要され,多くが命を散らしていったのである。

 関連項目


歴史・事件

部隊

関連人物

関連組織

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最終更新時間:2017年07月31日 23時32分40秒

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脚注