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真コロニズム
- [用語]
- 分類:思想
- 区分:宇宙世紀
- 出典:GUNDAM SENTINEL
説明
ペズン事件で,地球連邦に造反したニューディサイズのメンバー,トッシュ・クレイ大尉が学生時代に三流政治雑誌に投稿した論文のタイトル。
一年戦争当時,周囲からなぜモビルスーツパイロツトなんかに甘んじているのか不思議がられているほど頭の切れる男だったクレイは,自分の信じる独立国家を作るというのが口癖であり,そうした理念の元となる考え方として,学生時代にまとめたもの。
ジオン・ダイクンによって,提唱されたコントリズムは,人は宇宙へと旅立ち,宇宙で暮らすべきだという発想であったが,これが大きな流れとなったことで,後のジオン共和国誕生の布石となった。
コロニズムという言葉も,こうした潮流の中で登場した言葉であるが,クレイの発想はこの宇宙移民という発想と,地球至上主義の双方の考え方を取り入れたものとも考えられる。つまり,考え方そのものは,宇宙への進出を否定していないのである。
彼の述べた真コロニズムとは,「人間は土の上で暮らすべきであり,自治独立宣言できる真の宇宙植民地とは居住可能な様に改造,開発された地球以外の天体でしか有り得ない」という物であった。
スペースコロニーとは人工の生活空間であるため,独立国家として地球と対等に交渉できる様な経済基盤が無く,経済的にも政治的にも決して地球からの支配を脱することができないため,真のコロニズムは実現不可能だと述べたのである。
考え方としては正しい側面があり,一部のコロニーが自前の太陽発電衛星を使って地球への電力供給や,移送した小惑星を削って鉱物資源を供給したりといった事業は行なっていたが,これはあくまでも経済的活動のレベルでしか無く,地球側との政治的な交渉材料になるものではなかった。
しかし,各コロニー単位でみると,自給自足が行なえる様になりつつあるという状況下でもあり,食料や一部工業製品などは,コロニー単位での生産活動で賄うことができる時代が到来しつつあったのである。この点を考慮していない真コロニズムが,受け入れられるはずはなかった,ということなのだろう。
関連項目
編集者
最終更新時間:2015年03月15日 06時35分34秒
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脚注