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ジオン・ズム・ダイクン

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ジオン・ズム・ダイクン / ジオン・ダイクン

  • [キャラ]

 データ

パーソナルデータ
所属民間人(ムンゾ共和国)
階級無し(首相)
主な搭乗機無し
製作データ
登場世界宇宙世紀
声優津田英三(ジ・オリジン)

 解説

 ニュータイプ論を提唱。宇宙の民はみなニュータイプになれる素質があると説いた思想家。

 U.C.0057年,サイド3(ムンゾ)に現れた活動家。反連邦主義を掲げるムンゾにおいて,宇宙に進出したスペースコロニーの居住者達がスペースノイドと呼ばれる人類の革新者として進化して地球に住むアースノイドを凌駕する形質を獲得する,という自説を展開した。
 人類の宇宙移民からおよそ半世紀が経過した時代に登場した彼は,移民第二世代として,地球を知らずに育った世代であり,宇宙こそ人類の居住すべき地であるとの考えを持っていた。
 このため,地球連邦政府からはその思想が危険視され,身柄を拘束しようとする動きが加速していく[1]
 この際,ダイクンをかくまったのが,後にダイクンの側近となるデギン・ザビであった。

 ダイクンは,「宇宙に進出した人類は,その新たな環境に適応した形質を獲得し,新人類に革新しうる」と説いた。具体的には,「宇宙に生きるスペースノイドは,やがて地球圏に残ったアースノイドを凌駕する」と考え,新人類となったスペースノイドを「ニュータイプ」と呼び,アースノイドを「オールドタイプ」と呼んで,その優位性の上に立った権利を主張した。
 この思想は,宇宙で苦難を味わっていた人々や,地球連邦政府に不満を持つ市民に勇気を与えると同時に,先鋭的な反地球連邦意識を植え付ける素地ともなっていった。

 結果として,ダイクンは反連邦思想を喧伝する活動家と目され,連邦政府から追い詰められていくこととなった。
 その一方で,反連邦主義に協調する活動家達は,ダイクンの周りに集まっていくこととなる。多数の経済界の支援者,政治家などを囲い込み,ついには,ムンゾに自治政府の樹立を成し遂げ,議会議長へと就任する。

 自治政府の樹立によって,ムンゾは一定の権利を獲得することには成功する。だが,ムンゾにおける民意はさらなる自由の獲得へと加速していく。
 これをさせることとなったのが,ダイクンを支えていたデギン・ザビらザビ家と,ザビ家に反目し,派閥としてたったジンバ・ラルらラル派である。
 ダイクンの正妻であったローゼルシアが健在であった時期には,ローゼルシアの力が彼ら諸派を抑え込んでいたが,ローゼルシアが病でその身を引くと,加速度的に権力争いが激化したのである。
 そして,U.C.0068年,ダイクンの急死(一説には暗殺も疑われている)によって,ムンゾはさらなる混乱の極みに至るのである。

 登場作品

/公式・準公式作品/

機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN

/非公式作品/

 関連キャラ

 関連項目


 編集者


[キャラクタ・し]
[キャラクタ・1st]


最終更新時間:2018年12月17日 07時24分01秒

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脚注

  • [1]オリジンでは単なる先鋭思想家であるが,ユニコーンにおけるラプラスの箱の経緯を知っている者がいたとしたら,この動きは連邦にとっては,ある意味当然の帰結と言うことができる。