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エナジーCAP

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エナジーCAP / エネルギーCAP


 説明

 連邦軍がビーム兵器の小型化の為に開発した技術の一つ。エネルギーCAPという場合もある。(「Energy CAPacitor」からきている。)
 それまで大型艦艇にしか用いることが出来なかったメガ粒子砲を小型化するためのブレイクスルーとなった技術である。

 元々,メガ粒子砲はその運用のために膨大な電力が必要であり,開発当初のメガ粒子砲は,宇宙巡洋艦であるムサイ級ですら,1射ごとに数分のチャージタイムを要するほどであった。(これが改善されたのは,コンデンサなど周辺技術の改良が進んだためと思われる。)
 地球連邦軍の宇宙艦艇であるサラミス級やマゼラン級の初期建造艦が,火薬式の実体弾火砲を標準装備していたことから判るように,連邦軍ではメガ粒子砲に対して懐疑的な部分があったと考えられる。だが,その一方でメガ粒子砲の破壊力を無視することはできず,改良を進めていた。実例を挙げれば,ホワイトベースの主砲は「火薬式」であり,メガ粒子砲は,あくまで武装の一つでしかなかった。おそらくこの兵装は,極めて初期の宇宙空母計画の名残だと考えられるのである。つまり,連邦軍という軍の体質が見事に現れているのである。

 連邦軍は,新技術の導入に対しては極めて消極的であるが,それが有効であると判ると,その技術の導入には積極的かつ,大規模に行う組織なのである。そのため,一年戦争開戦後のビーム兵器に関する研究では,地球連邦がその構造改良に積極的になった部分も多く,様々な新しいビーム兵器は,地球連邦において開発されることとなる。(逆に言えば,メガ粒子砲を開発したジオン軍としては,これの改良を進めることで基本構造自体を変更しなかったことは,ある意味当然とは言える。)

 エナジーCAP技術は,そういった改良のなかで産まれた技術の一つで,ミノフスキー粒子を縮退し,メガ粒子の縮退直前の状態で蓄積する技術のことである。これによりビーム兵器の小型化に成功し,MSが携行できるサイズのビーム兵器,すなわちビーム・ライフルなどが完成するのである。

 エナジーCAP技術が開発されたことで,兵装の運用側としては,ミノフスキー粒子の縮退→メガ粒子生成→発射というプロセスの内,ミノフスキー粒子の縮退に必要な膨大な電力を必要としなくなったというメリットが生じた。これをビームライフルで説明すると,エナジーCAPは「弾倉」に相当する物であり,これから弾を撃ち出す「撃鉄」の役目をMSのジェネレータが果たすのである。つまり,わざわざ「弾丸」をMS自身がつくり出す必要が無くなった,ということなのである。
 無論,ビーム兵器を運用するための最低ジェネレータ出力というものは存在したのだが,従前の膨大な要求出力と比較すると,それは問題になるレベルではなかった,という事が言えるのである。

 初期のビームライフルは,15〜6発程度の射撃でエナジーCAPに蓄えられた縮退ミノフスキー粒子を使い切ってしまい,これを再充填するには,やはり戦艦などの大型設備が必要であった。そのため,一度弾体を撃ちきってしまった場合,予備のライフルを射出してもらうなどの対処が必要となり,まだ兵器としては不完全な部分が多かった。
 しかし,グリプス戦役期になると,エナジーCAP技術の発展により,これをカートリッジ化した「Eパック」が登場,格段に使い勝手が向上することとなった。(ビームサーベルについても,再充填しやすいエネルギーコンデンサなどが開発されている。)

 そして,0080年代も終盤の第1次ネオ・ジオン戦争時には,MSのジェネレータ出力の向上により,エナジーCAPを経由せずに直接メガ粒子砲を稼働できるレベルの機体も登場するようになった。(とはいえ「弾倉」としてのエナジーCAP技術は,それらの機体でも使用されていたわけであるが。)こうした機体は,機体各部にメガ粒子砲を内蔵していることが多かったが,ビームライフルそのものも,エネルギーパックを要しない「弾切れ」の無いタイプになっている場合が多かった。
 結果的に,当初の「ビーム兵器の小型化のための技術」という面での意味合いは薄れてきたと言えるが,その後のMSにおいてビーム兵器運用のためにどうしても必要な技術としての位置づけは確定したということであろう。

 補足

「エネルギーCAP」,「エナジーCAP」というのは,表記揺れだと解釈している。

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最終更新時間:2014年10月14日 20時02分30秒

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