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〔MBF-P02〕アストレイ・レッドフレーム

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アストレイ・レッドフレーム

  • [MS]

データ

機体データ
型式番号MBF-P02
兵器区分汎用型MS検証試作機
所属オーブ(サハク家)→ジャンク屋ギルド(ホーム)
パイロットロウ・ギュール
ハチ
製作データ
デザイナー阿久津潤一
ガーベラ・ストレートデザイン戸田泰成 / クリンナップ:町田能彦
初出作品機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
(機動戦士ガンダムSEED MSV)
参考文献電撃HobbyMagzine
ガンダムエース
少年エース
GUNDAM WAR
ほか



 スペック

項目内容
全高Unknown
頭頂高17.53m
本体重量49.8t
全備重量Unknown
ジェネレータ出力Unknown
スラスタ推力Unknown
装甲材質発泡金属

フレームユニット

 全身むきだしのフレームユニットは,フェイズシフト装甲こそ採用されていないが,様々な状況や作戦に応じて,オプション兵装はもとよりフレーム自体を換装することも可能である。

バックパック

 背面のバックパックは下方にスライドし,その下のジョイントに様々なオプションを装備することができる。


 武装


75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン

 75ミリ対空自動バルカン砲塔システム。
 目標の発見から発射まで自動化されている。

ビーム・ライフル

 ストライクガンダムなどGAT-Xシリーズと同規格のビーム兵器。MSの兵器の中でも高い攻撃力を持ち,「GAT-Xシリーズを倒せる武器」として頻繁に活躍する。
 その反面,エネルギー消費量が多く,レッドフレームが用いることは少ない。

ビーム・サーベル

 ガンダムアストレイの背部に装備されている斬撃用ビーム兵器。高出力のビームの刃は,MSの装甲を容易に溶断することができる。
 その反面,エネルギー消費量が多く,レッドフレームが用いることは少ない。

ガーベラ・ストレート

 グレイブヤードで入手したモビルスーツ用実体剣。ザフトのMSが装備する実体剣と基本的には同じだが,そのコンセプトは全く別物である。
 既に失われた技術によって生み出された業物であったが,長い年月の間に朽ちてしまっていた。ロウは,その技術を体得するとともにガーベラ・ストレートを打ち直し,レッドフレームの主たる装備として用いることとなった。

光電球

 手のひらにある武器へエネルギーを供給するプラグから放電し,作ることのできるエネルギー球体のこと。偶然の産物ではあるが,多様な使用方法があり,幾度となくレッドフレームのピンチを救っている。

シールド

 むき出しのフレームを防護するために携帯している盾。表面にはビームコーティングが施されている為,ビームサーベルを受け止めることもできる。
 形状は,連合が開発した「G」と同型であることから,開発データが漏洩したものと思われる。

 概要

 本機は,オーブ連合首長国によって開発されたモビルスーツである。「王道ならざる者(アストレイ)」という名を持つことから分かるように,正規の手続きを踏んで開発された機体では無く,へリオポリス内で極秘開発されていた地球連合の新型機動兵器(連合初のMS)のデータを盗用して開発されるという,いわば脛に傷を持つ機体である。
 ヘリオポリスにおいて3機(一説には5機)の開発が行われていたが,ザフトのクルーゼ隊による襲撃事件によって,それぞれの機体が異なった勢力のものとなり,以後,歴史上に様々な活躍を残すこととなる。

開発コンセプト

 型式番号のMBFは,Main Battle Figureの略で,Pはプロトタイプを表す。Figure=人型兵器(MS)を表しており,本機がオーブの次期主力兵器開発の開発計画の試作機であることがわかるだろう。
 機体の設計コンセプトは,データの盗用元となった連合の試作MS(GAT-Xシリーズ)とは大きく異なり,機体そのものを軽量化することで高い運動性・機動性を確保,敵の攻撃を「避ける」ことに主眼を置いている。これは,連合の秘匿技術である「PS装甲」の技術を入手することができなかったためで,PS装甲による耐弾性の高さを望めなかったオーブ技術陣は,そもそも「当たらなければ良い」という発想に切り替えて設計している。

 アストレイは,試作機というよりは技術検証機としての意義が強く表れた機体で,建造された機体はいずれも異なった技術検証を前提としている。
 例えば,P01ことゴールドフレームは,アストレイ共通のエネルギープラグ以外にも連合,ザフト双方のコネクトプラグを装備しており,どちらの兵装も問題なく使用することができる。これは,両軍が開発したMSの装備や機構の検証を兼ねたもので,アストレイに高い汎用性を持たせることを前提としている。
 また,P03ことブルーフレームは,コーディネイター向けのOS試験機として開発され,元々ZGMF-1017ジンのOSをベースに連合の開発した「GUNDAMタイプ(この名称は,GAT-X105ストライクのパイロットによるもので,後に略称として一般化した)」OSを再びコーディネイター用として再調整したものを搭載している。(OSそのものに大きな問題点が発生することはないと想定されていたため,多種多様なオプションの試験も想定されており,搭載コンピュータには様々なオプション装備のデータが納められていた。)

 そして,P02ことレッドフレームは,連合の開発したナチュラル用OSをベースに開発されたOSを搭載した試験機で,連合・ザフト双方と力のバランスを取りながら中立を維持するために必要な「ナチュラルによるMS運用」を検証するための機体として誕生している。初期のナチュラル用OSは未完成状態であったため,本機を入手したロウ・ギュールは,量子コンピュータである8(ハチ)のアシストによってレッドフレームを稼働させている状況であった。
 結果論ではあるが,本機に蓄積された様々なデータとGAT-X105パイロット,キラ・ヤマトによる改良によって,オーブ軍のナチュラル用OSは完成し,量産型であるM1に搭載されるのである。

ジャンク屋,ロウ・ギュール

 レッドフレームは,ザフト「クルーゼ隊」のヘリオポリス撃の際,機密保持のためにオーブ技術陣によって工場ごと爆破されている。しかし,MSの有用性やオーブの未来について独自の思惑を持つサハク家によって機体そのものの爆破は免れることとなった。
 サハク家は,独自に3機のアストレイを入手しようとするものの,これを完全に確保する前にヘリオポリスに来訪したジャンク屋,ロウ・ギュールによって発見されてしまう。
 また,同時に「アストレイに関する情報を得てしまった者」を抹殺するために外部から雇い入れていたサーペント・テールによって,彼らをも含めた「アストレイ関係者の抹殺」には失敗,結果的にレッドフレームはロウ,ブルーフレームはサーペント・テールの叢雲劾に渡ることとなった。これ以降,ジャンク屋として露出の多いロウのレッドフレームと,有名な傭兵である劾のブルーフレームは,コズミック・イラの歴史の中に名を残していくこととなるのであった。

 レッドフレームは,ジャンク屋であるロウによって使用されたことから,様々なシチュエーションで運用され,それに併せてOSや機体にも調整が施されている。
 例えば,ガーベラ・ストレートと呼ばれる実体剣は,グレイブ・ヤードにて入手した物であるが,これを使用するにあたってロウの修行と共に,OSにも剣術用の改良が施されている。(ガーベラ・ストレートは,ロウの機体運用における「節電」が発端とはいえ,実のところ近接戦に対応したGAT-Xシリーズや,ザフトのMSが運用する重斬刀などと同じく,正統的な考え方の兵器と言うこともできる。)他にも,ロウによって開発された(ほとんど趣味の領域ともいえる)各種装備などもあって,実に多彩な運用が行われることとなった。

 なお,この機体は,後にデブリベルトにおいて,ゴールドフレームと戦闘を行った際に右腕を大破しており,右腕の修復にヘリオポリスで発見したゴールドフレームの右腕を移植している。(フレームは再塗装だと思われる。)これにより,右腕は連合,ザフト側双方の兵装に対応したエネルギープラグが存在することになるが,その点については,明らかな資料は存在していない。

 引用

ガンダムエース 2009/10付録 ガンダムエースコミックス MS COLLECTION

 オーブが極秘に開発していた機体。ジャンク屋ロウ・ギュールにより疑似人格を持つコンピュータ「8」が操縦をサポート。通常のビーム兵器の他に,大型の日本刀のようなガーベラ・ストレートを装備している。

 備考

名称について(1)

 コズミック・イラにおいて,厳密に言えば「ガンダム」という名の機体は存在していない。これは,ガンダムという名称がキラによるOS名のいわゆる「縦読み」による略称でしかないためである。しかし,その後,オーブをはじめ一部の勢力にはキラによるOSの略称が広がっており,これを採用した機体が存在していないとは言い切れない点には注意が必要である[1]

 実のところ,ストライクなどと同様に,アストレイの正式名称は,単に「アストレイ」でしかない。更に言えば,「レッドフレーム」という名称も,本来,アストレイを発見したロウ・ギュールによる命名である[2]
 しかしながら,実際には後にこうした名称が広がっているため,「正式名称化した」か,「偶然一致していた」かのどちらかだろう。(おそらくだが,傭兵部隊であるサーペント・テールのブルーフレームが有名となった関係で,同型機を色で呼称することが定着したものと思われる[3]。)

名称について(2)

 上記のような理由から,アストレイに関する異称は数多く存在する。…というよりも,「商品としての名称」に「ガンダム」を含める必要があったことから長くなってしまっており,省略形が数多く存在する,といった方が妥当だろう。
 以下に示す名称は,いずれもレッドフレームを指す名称である。

  • ガンダムアストレイ・レッドフレーム(商品展開上の正式名称)
  • アストレイ・レッドフレーム
  • アストレイ[4]
  • レッドフレーム
  • アストレイ2号機
  • P02(モルゲンレーテ社でのコード)

その他

 アストレイの開発経緯等の更なる詳細は,ゴールドフレームを参照のこと。

 関連項目


 編集者


[MS/MA・M]
[モビルスーツ・ASTRAY]


最終更新時間:2014年08月16日 22時45分31秒

 ノート

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脚注

  • [1]なお,劇中ではキラはフリーダムを初めて見た時に「ガンダム」と漏らしており,ラクスはこれを聞いて初めてガンダムという名称を知ったかのような描写がある。通常,キラは「ストライク」としか呼称せず,「ガンダム」という呼称を用いることはない。特に,この時キラはOSを見て居ないため,あくまでも外観的な面での言及としか受け取ることができないのである。こうした不整合部は意外にも多く,これを解説する明確な資料もない。本Wikiでは,「強奪された連合のGタイプMS」に類似する機体であるため,「ストライクの類似機であるが,名前を知らないため」,「OSにガンダムタイプを搭載した機体と類推して」,「ガンダムと漏らした」,という解釈をしている。…非常に苦しいのは分かっているのでご了承頂きたい(^^;
  • [2]コミック第1巻を見る限り,そうした名称があった,という形には受け取りがたい。
  • [3]…といいたいところなのだが,ロンド・ギナ・サハクがゴールドフレームと言っていることを考えると,偶然の一致も捨てがたい。(ちなみに,ミナがゴールドフレームと呼称する分には実は問題は少ない。)
  • [4]他の機体を含めた総称としての意味合いと,後に量産化されたM1を含め,そのベースになった機体という意味合いを持たされている場合もある。