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総合的FAQ
- [参考]
概要
ガンダム関連のFAQです。
この項目は，作品全体に係わる内容をまとめた物です。
必要に応じて，リンク先にも移動してみてください。
それにより，情報は，広がっていきます。
また，親Wikiへ移動して調べることで，さらに広がる場合もあります。
Q01 / そもそも「ガンダム」って何なのよ？
1979年に放映開始された，ロボットアニメーションです。
これまでの「ロボットプロレス」と呼ばれるたぐいのものとは異なり，人間同士のドラマと当時としてはリアリティあふれるストーリー展開を中心に構成された為，「放映終了後に」人気が出ました。
また，人気のある作品の続編が作られるのは世の常ですが，ガンダムの場合，続編を前作の直接的な続編とはせず戦記物的な展開を行った点が，以後数多くの作品を生み出す土壌となっています。
Q02 / で，ガンダムって具体的に何？
作中に登場する主役ロボットです。
単純にこれまでのロボットと同じような扱いではなく，兵器であるという点を強調し，モビルスーツ（MS）というカテゴリを設定した点が斬新と言えます。なお，MSの意味については，該当項目へ移動してみてください。
Q03 / ガンダムって何機くらいあるの？
正直なところ，「不明」です。
新たな作品が誕生するごとに，新たなガンダムが誕生すると言っても過言ではありません。逆に言えば，ガンダムが1機だけのスペシャルな機体では無かった点が，「ガンダムという作品群」の特徴とも言えるでしょう。
もちろん，各作品ごとにまとめれば，登場した「ガンダム」の機数を把握することは可能でしょう。
ガンダムと名の付く（或いはガンダムと分類される）機体については，MSコレクションを参考になさって下さい。
Q04 / では，具体的な作品ごとにお願いします。
勘弁して（笑）
全部をやり始めるときりがないので，映像作品のものを大まかなまとめ方で勘弁して下さいm(_ _)m
残り詳しくは，MSコレクションを参照して下さい。
機動戦士ガンダム
本編中では，1機のみ。設定上では，8機。（MSVなど他作品で紹介されています。）
機動戦士Zガンダム
本編中では，7機。（ガンダムMK2×3，Zガンダム，百式，サイコガンダム，サイコガンダムMk2）
各種設定では多数（＾＾；
機動戦士ガンダムZZ
本編中では，5機。（ガンダムMk2，Zガンダム，百式，ZZガンダム，サイコガンダムMk2）
各種設定では多数（＾＾；
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
本編中では，2機。（νガンダム，リ・ガズィ）
各種設定では，やはり多数（＾＾；
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
本編中では，1機。
機動戦士ガンダムF91
本編中では，1機のみ。設定上では多数・・
機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー
本編中では，3機，4種類。（GP01，GP01Fb，GP02A，GP03）
設定上では，あと1機（GP04G）＋α
機動戦士Vガンダム
本編中で，2機種，多数。（Vガンダム×多数，V2ガンダム）
バリエーションを含めるとかなり多くなります。
機動武闘伝Gガンダム
本編中では，多数。（各国1機以上の為）
新機動戦記ガンダムW
本編中では，7機，11種類。
機動新世紀ガンダムX
本編中では，7機，11種類。
Gセイバー
本編中では，0機。（Gセイバーはガンダムではないとされる。）
∀ガンダム
本編中では，1機。
機動戦士ガンダムSEED
本編中では，13機。設定上では，多数。（但し，厳密にはガンダムではない）
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
本編中では，10機，13種。設定上では多数。（但し，厳密にはガンダムではない）
Q05 / 「ガンダム」ってどういう意味ですか？
作品中では，明確に語られていません。
開発者であるテム・レイは，「ガンダー」という名称をサイド7入港時には語っています（とはいえ，作中ではカットされたりしてますが・・・・）
そのことから類推するに，RX-78という型式番号以外に「ガンダー」というコードネームがあったと思われます。（GUNDERでいいのだろうか？）
そこから，愛称としての「ガンダム」が命名されたものと思われます。
その後，一年戦争におけるガンダムの活躍をうけて，「ガンダム」＝強さの象徴的な意味合いが生まれ，以後，地球連邦軍（あるいは，自分たちの正当性を主張したい軍）は，フラッグシップたる機体を始め，「ガンダム」という名称を好んで付けるようになります。
そういった意味で，リック・ディアスのように「どこがガンダムじゃ！」という機体でも，ガンダムという名称が付けられた可能性は否定できません。
なお，お役所仕事などでは，言葉に意味を持たせたがることがあり，そのような流れから「GUNDAM SYSTEM（General purpose Utility Non DiscontinuityAugmentation Maneuvering WEAPON SYSTEM）」という言葉が生まれています。
なお，実際の命名理由ですが，「ガン（銃）」と「フリーダム（自由）」の造語です。
また，他の作品におけるガンダムの意味については，該当項目を参照してください。
Q06 / 型式番号の付け方について教えてください。
「ガンダム」という作品が，それまでの作品と異なり，メカにリアリティを感じさせるようになった要素の一つが，MSの型式番号の存在でしょう。
この型式番号は，実際の兵器に用いられるような物を上手く取り込んでおり，MSやMAといった兵器を説明する際に非常に重要な要素になります。
なお，この詳細については，FAQではなく，余録の方で処理していますので「型式番号制定法」を参照してください。
Q07 / シャアの使っていた偽名を教えてください。
グリプス戦役〜第1次ネオジオン戦争編のQ01を参照してください。
Q08 / シリーズの製作順を教えてください。
プラモデルシリーズなどは，複数年に渡って展開されることも多いので省略し，映像作品のみに絞って提示すると以下のようになります。
（特に表記のないものはTVシリーズ，またイベント上映作品などは除いています。）
各作品がどのような時代設定であるかは，それぞれの作品項目を参照してください。
- 機動戦士ガンダム（1979）
- 機動戦士ガンダム（1980）劇場版
- 機動戦士ガンダム�供前ァ�戦士（1981）劇場版
- 機動戦士ガンダム�掘舛瓩阿蠅△け�宙（1981）劇場版
- 機動戦士Ζガンダム（1985）
- 機動戦士ガンダムΖΖ（1986）
- 機動戦士ガンダム〜逆襲のシャア（1988）劇場版
- 機動戦士ガンダム0080〜ポケットの中の戦争（1989）OVA
- 機動戦士ガンダムF91（1991）劇場版
- 機動戦士ガンダム0083〜Stardust Memory（1991）OVA
- 機動戦士ガンダム0083〜ジオンの残光（1992）劇場版
- 機動戦士Vガンダム（1993）
- 機動武闘伝Gガンダム（1994）
- 新機動戦記ガンダムW（1995）
- 機動新世紀ガンダムX（1996）
- 機動戦士ガンダム〜第08MS小隊（1996）OVA
- 新機動戦記ガンダムW〜Endless Waltz（1996）OVA
- 機動戦士ガンダム〜第08MS小隊ミラーズ・レポート（1998）劇場版
- 新機動戦記ガンダムW〜Endless Waltz特別編（1998）劇場版
- ∀ガンダム（1999）
- G-SAVIOUR（1999）TV Sp
- 機動戦士ガンダムSEED（2002）
- ∀ガンダム〜地球光（2002）
- ∀ガンダム〜月光蝶（2002）
- 機動戦士ガンダムSEED特別編（2002）TV Sp
- SDガンダムフォース（2004）
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY（2004）
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY（2004）TV Sp
- 機動戦士Zガンダム劇場版�機銑供�2005）劇場版
- 機動戦士Zガンダム劇場版�掘�2006）劇場版
Q08B / シリーズをどういった順番で見た方がいいでしょうか？
簡単に言えば「制作順」でしょう。
後から製作された作品の方が，前作以後のフォローを行っていることも多いため，時代が前後してもつじつまが合うようなことが多いのです。
一般的に，再編集の劇場版などが存在する作品もありますが，これは作品ごとの傾向があり，どちらを見なさいといった簡単に決められるものではありません。
再編集作品関連についてのフォローは以下にまとめておきます。
機動戦士ガンダム
とりあえず，レンタルのTVシリーズを見ることが先決でしょう。
劇場版は，大幅にシーン・エピソードの変更が行われています。
機動戦士Zガンダム
ガンダムと同じく，再編集によりエピソードが大きく変わっています。
両方見ておいた方がいいでしょう。
第08MS小隊
基本的にオリジナルのOVAシリーズを見ておけばストーリーの把握は出来ます。
しかし，劇場版では上層部側の動きをアリス・ミラーを通して見ることが出来ます。
StardustMemory
オリジナルのOVAシリーズを見ておけばストーリーの把握は出来ます。
EndlessWaltz
劇場版は，ビデオシリーズに新作シーンを加えたものであり，こちらを見だけでもOK。
∀ガンダム
基本的にTVシリーズを見ておけば，問題なし。
ガンダムSEED
再編集版の方が，ストーリーのテンポ，バランスが改善されているため，そちらを見た方がいいと思われます。
しかし，細かいエピソードはTV版以上にカットされていますので，その辺を見たい場合は，TV版を見た方がいいでしょう。
Q09 / シリーズが歴史上のどの時点で起こった出来事か教えてください。
これは，実はちょっと難しく，はっきりしていない部分もあるのですが，おおよそ以下の通りです。
大まかに区切っているので，詳細は年表を見てください。
また，アニメ作品以外は，特に重要でも無い限り，基本的に入っていませんのでご了承ください。
宇宙世紀 0079/01：一年戦争開戦 ↓ 0079/09：機動戦士ガンダム（劇場版�機� 0079/10：↓（劇場版�供法�08小隊 0079/11：↓ ↓ ↓ 0079/12：↓（劇場版�掘法 、� 0080 0080/01：↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 0087/03：機動戦士Zガンダム ↓ ↓ 0088/02：↓ 0088/03：機動戦士ガンダムZZ ↓ ↓ 0089/03：↓ ↓ 0093/03：逆襲のシャア ↓ 0105/04：閃光のハサウェイ 0105/05：↓ ↓ 0123/03：機動戦士ガンダムF91 ↓ 0133/--：機動戦士クロスボーン・ガンダム ↓ 0153/04：機動戦士Vガンダム ↓ ↓ 0153/06：↓ ↓ 0203/02：ニュータイプサーガ ガイア・ギア ↓ ↓ 0203/04：↓ ↓ 0223/--：G-SAVIOUR ↓ 0653/--：確認できる公式/準公式作品の最後
[混沌とした時代]
未来世紀：機動武闘伝Gガンダム アフターコロニー：新機動戦記ガンダムW アフターコロニー：新機動戦記ガンダムW EndlessWaltz アフターウォー：機動新世紀ガンダムX コズミック・イラ：機動戦士ガンダムSEED コズミック・イラ：機動戦士ガンダムSEED DESTINY コズミック・イラ：機動戦士ガンダムSEED C.E.73 -STARGAZER-
[黒歴史] 正歴：∀ガンダム
補足
- G-SAVIOURについては，パラレルと扱われることもある。
- ガイア・ギアは完全にパラレル（本サイトでは特に齟齬がない部分は通常と同じ扱い）
- Vガンダム外伝は準公式としている
- 非公式では，宇宙世紀1000年代も存在する
- ∀は，すべてのガンダム世界の超未来という扱い
Q10 / 劇中では当然ながら日本語で話してますが，実際の言語はどうなっているのでしょうか。
宇宙世紀で言えば，実は現在と変わらないとのことです。
一般的な「国語」があり，共通語として英語が使われているといった扱いだと言うことです。
実際，Zガンダムのホンコン編では漢字で描かれた看板が登場していますね。
Q11 / 連邦軍の階級はどうなっているのでしょうか？
基本的に，旧日本軍の階級に準じています。
すなわち以下のようになります。
上から下，左から右へと階級が下がります。また，同じ階級だった場合，先に任命されている方が命令権を持ちます。（先任制度）
| 区分 | 官位 | 一覧 |
|---|---|---|
| 士官 | 将官 | 大将，中将，少将 |
| 士官 | 佐官 | 大佐，中佐，少佐 |
| 士官 | 尉官 | 大尉，中尉，少尉 |
| 下士官 | 下士官 | 曹長，軍曹，伍長 |
| 兵卒 | 兵卒 | 兵長，上等兵，一等兵，二等兵 |
たとえば，大佐と少将の間に「准将」が置かれることがあり，同様に「准佐（ほとんどない）」「准尉」という階級が生じることもあります。
一般的に，士官には士官学校卒業者しか昇進できない（特に大きな戦功を挙げた場合，例外的に特進することもある）ため，ここに大きな溝があります。
下士官の中で戦功を挙げたり，長い間貢献した人物は，准尉に昇進する場合もあります。この准尉は，基本的に下士官からすくい上げられた階級で，「准士官」として士官に準ずる待遇を受けることが出来ます。（退役後の恩給が大きく異なるなど。）
なお，他の軍勢についても基本的に上記と変わりませんが，例外もあります。
たとえば，ガンダムWにおけるOZは，独自の階級であり，そのベースは貴族制度にあります。また，ガンダムSEEDにおけるオーブ軍は，自衛隊の階級をベースとした形となっていました。
Q12 / サンライズ制作の作品以外のガンダム作品は様々存在しますが，どれが公式なのか，どれが非公式なのか教えてください？
実はこれは一番難しい問題だったりします。
サンライズ側が現在まで出した明確な指針のひとつが「フィルム（映像作品）は公式」というスタンスです。（むろん，お遊び部分は除かれるとは思いますが＾＾；）
ただし，後にプロデューサーなどが発言していますが，原作者である富野監督の作品は尊重しなければならないとして準オフィシャル的な扱いとしているようです。
そういった意味では，実際の所ほとんどすべての漫画，模型シリーズなどは厳密には非公式となってしまうわけです。
しかし，現在ではこれらの模型シリーズなどは，フィルム媒体との連動が可能な様に設定として存在している物もあり，こういったものはオフィシャルとして扱っても問題ないと言えます。（代表的なものがSEEDに対するASTRAYなどですね。また，MSVもZガンダムでそういった扱いになったため，オフィシャル化していると言っていいでしょう。）
また，現在展開中のAOZの様に，映像媒体ではなくても始めから明確なスタンスを持って公式媒体としたものも現れてきています。（※1）
従って，基本的にフィルム以外はアンオフィシャルという考え方で問題は無いわけです。
では，フィルム以外の作品がすべてアンオフィシャルかというとそうとも言えない実情があります。
様々な出版社が発売しているガンダム関連の書籍を見ると実はおもしろい傾向があることに気がつくと思います。（特に古い書籍を入手した際は確認してみることをおすすめします。）
それは「年表」です。
ガンダム世界（この場合，宇宙世紀に限定）をひもとく年表は，実はかなり時間軸や事柄が異なったものが存在します。
バンダイ版，角川版，講談社版といったものです。それ以外でも，様々な文献によって年表が異なっている場合があります。（※2）
これらは，その会社が関連した作品が大きく影響しているためです。つまり，角川版の年表は，角川書店関連のオリジナルストーリーなどが導入された年表となっており，講談社版は，講談社関連のオリジナルストーリーなどが導入された年表となっているわけです。
ただし，現在ではそれらが混乱をもたらすため，バンダイの年表が基準となっていることがほとんどです。
バンダイの年表は，角川，講談社系の年表の記述とバンダイが独自に展開した作品の記述が，サンライズ作成の年表に織り込まれる形となっています。このバンダイ版の年表は，現在ではバンダイ出版課が移籍したメディアワークスの年表としてほぼ完成しており，現在でも新たな記述が次々と追加されていっているのです。
講談社から発売されたGUNDAM OFFICIALSでも，年表はこのバンダイ版の年表が基準となっており，残りは参考程度のものとなっています。
従って，広義の公式というのは「バンダイ版の年表に記載されている作品」と受け取ってかまわないでしょう。（※3）
※1
当然ながら，元々の劇場版ガンダムとTV版ガンダムの相違のように，正史とパラレルという考え方は存在すると思われます。
※2
具体的に言えば，ガンダムセンチュリーからして年表が異なっているのです。ほかにも1/100のZZガンダムの組み立て説明書のものが大きく異なっていることで有名です。
※3
とはいえ，受け入れがたい作品があることも事実でしょうし，その辺は受け手側の判断としてもいいとは思います。（そういったときは，狭義の公式，すなわちサンライズ作成のものを基準に考えればいいのですから。）
Q13 / ガンダム作品で重要な位置を占めるミノフスキー粒子を用いた飛行手段が多数ありますが，ややこしくてわかりにくいです・・
ミノフスキークラフト，ミノフスキーフライト，ミノフスキードライブの違いについてのことかと思いますが，確かにこれらの意味するところは各種解説を見ればそれなりに理解できます。（Wiki内の各項目も解説だけで違いは明記していません。）
具体的には，以下のような感じでしょうか。
ミノフスキークラフト
ミノフスキー粒子の作る力場を利用して，その上に乗っかっている。
そのため，擬似反重力として機能するが，推進力などは作り出せない。
（これに対して，推進力を生み出そうとして開発されたのが，ビームローターである。）
ミノフスキーフライト
ミノフスキー粒子の格子を利用してこれを浮力場として浮くシステム。
いわば小型のミノフスキークラフトであるが，自身でミノフスキーフィールドを操作することで若干の機動力を持たせることが可能。
ミノフスキードライブ
ミノフスキー粒子を利用したフィールドをユニット間に生成し，その反発力を用いて飛行する。
実は，きちんとした理論があるわけではない。
おそらくだが，エプシィのブラッサムあたりがその原理として用いられたのだろう。
編集者
最終更新時間：2006年04月08日 04時22分29秒
脚注