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ファーストグレード

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ファーストグレード

  • [模型シリーズ]

 データ

項目データ
発売時期1999/07〜2000/05(FG/ガンダムほか)
2007/09〜2007/10(FG/ガンダム00)
価格300円
500円〜700円

 説明

 ファーストグレードとは,ガンプラのラインナップとして用いられるもので,実質的にはブランドに相当する。また,他のハイグレード,マスターグレードといったラインナップと同様に,キットの商品グレードの位置づけとしての意味合いも持っている。

 ファーストグレードと冠されたラインナップは2種類存在している。実のところ,同じ「ファーストグレード」でありながらも,商品としての方向性は異なっており,別物といっても過言ではない。

1.独立したシリーズとしてのファーストグレード

 1999年7月〜2000年5月にかけて発売されたもの。
 RX-78-2 ガンダム,MS-06S シャア専用ザク,MS-06 量産型ザク,が発売された。
 この3種は,80年代に発売された300円のプラモデルを現代の技術で再構成した物であり,デザインラインこそ,当時最新のアップデート版であった「パーフェクトグレード」のデザインを踏襲しているが,パッケージも当時の商品を意識した物となっている。
 このため,商品としては,実のところファンサービス的なものに近く,ある意味旧ハイグレード(1990より発売されたガンダム,ガンダムMk-供うΕンダム,ΖΖガンダム)と同じ立ち位置の商品である。

 このキットに冠されている「ファーストグレード」のファーストには,ファーストガンダム(機動戦士ガンダム)シリーズのキットリニューアルとしての意味合いとプラモデル製作のステップアップとしてトライするという意味での「ファースト」の意味合いが持たされている。

 このラインナップが発売された1999年〜2000年は,1/144スケールのリニューアルキットシリーズであるHGUC(ハイグレード・ユニバーサル・センチュリー)がスタートした時期であり,1999年5月のガンキャノン,2000年1月のガンタンクと,機動戦士ガンダムのメインの機体が登場していながらも,ラインナップの構成上,ガンダムとザクは発売が後回しにされていた時期である。(詳細はHGUCに譲るが,ガンダムやザクからラインナップをスタートさせるデメリットの回避がHGUCは最初から謳われていた。)
 この結果,ガンキャノンやガンタンクと並び立たせることのできる「1/144スケールのガンダム」は,最も新しいもので1990年の「HGガンダム」しかなく,HGUCとはディテール等で見劣りがしていたのも事実である。(ザクは,1996年に「第08MS小隊」版としてハイグレード版が発売されていたものの,このキットはいわばマスターグレード版の縮小版であり,賛否があったことも事実である。)

 また,この時期に抱えていた問題として,BB戦士を除くと低価格な製品がほとんど存在しなかったという事も上げられる。当時の製品の多くは,1000円を超えるような価格であり,比較的手軽に購入できるキットが存在しなかったのである。

 これらの理由から,1999年当時の技術で「旧来の300円キットを再開発」したのが,このファーストグレードなのである。(定番化していたスナップフィットは導入されており,接着剤使用はなくなっている。)
 従って,グレード名を示す「ファースト」は,単純な初心者向けといった意味でのネーミングではない。もちろん価格から「入門向け」といった扱いを受けることは多いのだが,意味合いとしては,プラモデル製作の基本を学んだり,より高度な改造の素体としての利用などの意味合いが強い。この点には注意が必要である。

2.機動戦士ガンダム00シリーズのラインナップのひとつ

 2007年放映の機動戦士ガンダム00のプラモデルシリーズのラインナップのひとつとして用意されたのが,「ファーストグレード」である。
 このシリーズは,前シリーズである機動戦士ガンダムSEED,SEED DESTINYにおいて,新規ユーザーのために一部関節を省略するなどの手法で組み立てやすさを突き詰めたかたちでリリースされた,コレクションシリーズの直系ともいえるものとなっている。

 コレクションシリーズは,思い切った商品構成で低価格を実現し,なおかつ流通経路等まで見直した形で提供され,実のところガンプラとしては久方ぶりのヒット商品となっている。(実は,マスターグレードの登場時のヒットすら凌駕している。)SEED DESTINY放映時には,さらにこれを進化させ,問題となっていた関節可動などにも一定の決着を見ており,初心者導入用のキットとしては,かなり完成度は高まっていたのである。
 しかしながら,SEED DESTINYの時には,こうした方向性が明確とは言い難く,プラモデルファンにとってみれば,HG版が発売されることがほとんど確約された状況でのラインナップに魅力がなかったため,商品展開としては事実上失敗したのである。(逆に言えば,HG版が発売されなかった機体は,その後プレミア化するなどしている。)

 ガンダム00におけるファーストグレードは,このSEED DESTINYにおけるコレクションシリーズをさらにブラッシュアップしたシリーズで,商品展開上の問題点を洗い直した上でラインナップされたものである。
 このため,前出のガンダムなどと同じ「ファーストグレード」の名は冠しているが,実質的には全く別な意味合いの物なのである。つまり,初めてプラモデルに触れる人でも,簡単に(なおかつ,設定に近い状態で)完成させることのできるプラモデル,最初(ファースト)に触るに相応しい,という意味合いのキットなのである。

 この方向性は,ラインナップがソレスタルビーイングのガンダム4機のみの発売であった点からも明確に示されている。プラモデルに興味無い層でも問題なく手に取れ,手元に置きたくなるようなキット(=主人公機)ということなのである。
 結果として,それなりの意義は示すことができたとは言えるが,ガンダム00という作品そのものが,低年齢層に遡及するには弱い部分があり,続く機動戦士ガンダムAGEでは,さらなる方向性の模索が行われた結果,「低年齢層向けキット」として「アドバンスド・グレード」が登場することとなった。

 関連項目

 編集者


[模型用語]


最終更新時間:2015年05月31日 18時31分05秒

 ノート

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脚注