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三隻同盟

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三隻同盟

  • [用語]
  • 分類:組織
  • 区分:コズミック・イラ
  • 出典:機動戦士ガンダムSEED

 説明

 C.E.71年に勃発した地球連合とプラント間の大戦において,大戦の情勢の外側で活動した三隻の艦のこと。地球連合を離脱したアークエンジェル,国家としては崩壊してしまったオーブのクサナギ,プラントから離脱したエターナルと,それぞれの思惑から構成されたものであるが,それぞれのリーダー間での相互理解の結果,同盟的勢力となった。
 三隻同盟という名称そのものは撃ち出されなかったものの,いつしか定着した用語である。なお,後にプラントを訪れたマーシャンには,「歌姫の騎士団」と呼ばれており,ラクス・クライン(エターナル)中心での情報が伝わっていたと推察される。

 この戦争は,ナチュラルとコーディネイターのイデオロギー闘争に端を発した物ではあるが,互いの好戦派が戦いの苛烈化を助長した面は否めない。
 元来,コーディネイターに対する羨望感は多くのナチュラルが持っていたが,これをコーディネイターの殲滅という意識にまで押し進めたのは,やはりブルー・コスモスをはじめとする反コーディネイター派の活動であった。(特にいくつかの事件はコーディネイターへの悪感情を助長するためにナチュラルがナチュラルを謀殺したものであったことが後年明らかとなっている。)
 プラント側は,当初こそ穏健派のクライン派が主導権を握っており,極端な政策は採られていなかった[1]が,パトリック・ザラをプラント最高評議会議長に据えたことで,ザラ派の台頭が進み,ナチュラルの殲滅へと舵を切ることとなった。(ザラ議長が過激な考え方に舵を切った理由は「血のバレンタイン」事件にあるとされる。)
 こうした状況から,連合,プラント双方とも最終戦争としての様相を呈し始めたことで,双方の穏健派の立場はますます悪化したのである。

 この状況下で,ザラ派の台頭により身の危険が生じたラクス・クラインを中心とするクライン派のエターナル,アラスカ基地ジョシュアにおいて使い捨ての駒とされ連合に戻ることができなくなっていたアークエンジェル,そして政権中枢が壊滅的なダメージを被り,国土が連合によって蹂躙されたことからやむなく離脱することとなったオーブ連合首長国のクサナギの三隻が互いに協力関係を持ったことから,これらを三隻同盟と呼ぶようになったのである。

 これら三隻は,当初こそ逃亡生活でしか無かったものの,徐々にその体制を整え,以後の戦闘に中立者として介入することとなった。
 俗にヤキン・ドゥーエ戦役と呼ばれるこの戦いの最終決戦となった「第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦」では,三隻導入の介入が極めて大きなターニングポイントとなっており,実質的に停戦のきっかけを作ったとも言える状況であった。
 第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦は,地球連合のプラントへの核攻撃によって幕開けとなったが,これをフリーダム,ジャスティスが阻止したことで,事実上三隻同盟による両勢力への戦闘介入という状況となった。
 結果的に,アークエンジェルが,地球連合の実質的指揮中枢であったアークエンジェル級ドミニオンを撃破し,ジャスティスによる大規模殺傷兵器ジェネシスの破壊が行われたことで,プラント側でも内部的に造反が起こり,最高評議会議長パトリック・ザラが殺害されたことで,両勢力とも継戦が困難となっており,ラクス・クラインによる停戦の呼びかけが両勢力の戦闘を停止させたのである。

構成と戦力

 前出の通り,三隻同盟の命名の由来は各勢力から集まった三隻の艦艇に由来する。
 それぞれの艦艇には,各艦がそれぞれの勢力から離脱する際に保持していたモビルスーツを搭載しており,これらは,戦力的には連合,プラント双方に及ばないものの単機で高い戦闘力を持つ機体の存在もあり,(また,それぞれの機体の運用特性を活かすことが可能であったことから)各戦線では重要な位置づけとなることが多かった。

 搭載機として,エターナルのZGMF-X09A《ジャスティス》,ZGMF-X10A《フリーダム》,アークエンジェルのGAT-X105《ストライク》,GAT-X103《バスター》,クサナギのMBF-02《ストライクルージュ》,MBF-M1《M1アストレイ》(一説には,加えてMBF-M1A《M1Aアストレイ》)があり,いずれも最終決戦となった第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦まで生き残ったが,当該戦闘において多くが損失している。
 記録上では,ジャスティス,M1アストレイの多く,ストライクが損失し,アサギ・コードウェル,ジュリ・ウー・ニェン,マユラ・ラバッツといったM1パイロットが戦死,ムウ・ラ・フラガがMIA(生死不明)となっている。ジャスティスは失われたもののアスラン・ザラはカガリのストライクルージュで脱出している。また,キラ・ヤマトのフリーダム,ディアッカ・エルスマンのバスターは,大きく損壊したものの損失までには至らなかった。

 三隻同盟が,中立勢力として戦線への介入が可能となったのは,やはりそれぞれの組織からの支援者によるところが大きい。特にエターナルのバックアップとなったクライン派の影響力は大きく,表だった支援はできなかったものの,ジャンク屋ギルドを通じて補給を行うなど,様々な支援体制が確立していたことが大きい。

 関連項目

 編集者


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[用語・SEED]


最終更新時間:2015年05月09日 22時07分39秒

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脚注

  • [1]とはいえ,結果的に甚大な被害を与えた政策もあり,こうした点を反コーディネイター派がさらにあおり立てる構造となった。