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コーディネイター

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コーディネイター


 説明

 ジョージ・グレンの告白によって明らかとなった,遺伝子操作により生まれた新人類のこと。本来,コーディネイターとは,「遺伝子を調整された」という意味と,これから先に宇宙進出が進むことで新たに誕生する「宇宙に適合した新人類と従来の人類との間に立って架け橋となる調整者」の意味合いを持たされ,ジョージ・グレンによって命名されたものであるが,コーディネイターの突出した技能や技術などをきっかけとしたナチュラルとの対立構造の結果,「コーディネイターこそが新人類である」という選民思想にすり替えられていったという歴史がある。(こうした考え方のコーディネイターは,ナチュラルよりもコーディネイターの方が優れている,という考え方を持っており,人間がサルを見るような感覚でナチュラルに対応するものも存在する。)
 このことが,コーディネイター内の急進派と,ナチュラルの間の反コーディネイター派の間でさらなる対立を煽るきっかけとなってしまった。このため,C.E.60年代半ばごろから,C.E.70年代にかけて両者の間の関係が加速度的に悪化し,ついには戦線を開いてしまうのである。


コーディネイターの誕生とナチュラルとの対立

 C.E.15年のジョージ・グレンの告白により,コーディネイターの存在が明らかとなってから,地球上では様々な問題が勃発した。
 まず,出生前の人間に対する遺伝子調整という倫理面での問題や,宗教的な立場からの反対論が叫ばれ,C.E.16年に国連で可決された「人類の遺伝子改変に関する議定書」によって,実質的に遺伝子改変が禁止された。しかし,我が子を優れた能力者(≒超人)にしたい富裕層は,極秘裏に我が子の遺伝子調整を行い,数多くのコーディネイターが誕生するに至った。
 また,C.E.30年には,こうしたコーディネイターの存在に対して,各宗教団体が統一の見解を導き出そうとしたパレスチナ公会議が開かれるものの紛糾し,失敗。この結果,宗教そのものの権威が大きく失墜,コーディネイターに対する寛容論と,遺伝子操作に対するアレルギー論が広まり,両論の対立構造が形成されるに至った。
 このため,コーディネイターの誕生を業務として行う企業が誕生するなど,この時期に加速度的にコーディネイターが増加している。
 その一方で,反コーディネイターを掲げるブルーコスモスの様な「反遺伝子改変宗教」とも言うべき組織が誕生したのもこのころであり,C.E.40年代半ばになると,半ば公然と反コーディネイターを掲げたテロが頻発するようになる。(こうした活動がジョージ・グレンの暗殺に結びついたのが,C.E.53年である。)

 こうした状況下でありながらも,コーディネイターによって生み出された各種技術を利用した国々(いわゆるプラント理事国)は,それらを利用して潤っており,「コーディネイターの利用」を停止しようとはしなかった。
 しかし,プラント理事国側でも徐々に反コーディネイター勢力の力が強まっていき,こうした勢力が一定の権力を握るようになると,更にコーディネイターに対して過酷な要求を行うようになっていく。
 こうしたことから,コーディネイター側も黄道同盟などの政治結社を結成し,理事国側と対立を深めていくこととなった。
 その後,C.E.55年に「トリノ議定書」が締結され,地球上でのコーディネイター誕生が事実上できなくなったことと,S2型インフルエンザの流行などをコーディネイターの仕業だとすり替えた宗教団体などの活動,ブルーコスモス主義の広まりなどから,コーディネイターに対する風当たりは強くなる一方となった。
 また,こうした事情から多くのコーディネイターが,プラントへ移住した結果,物理的にコーディネイターとナチュラルの居住地域が分断されたため,コーディネイター同士の結婚による出産を除き,新たなコーディネイターは誕生しにくい状況となった。


遺伝子調整技術の発展とコーディネイター

 本来,コーディネイターの誕生は,人類の宇宙進出のための遺伝子加工がきっかけであったが,様々な遺伝子加工の結果,その技術は,人間その物を一種の製品の様に様々な目的に合わせた形でのカスタマイズが可能になるほど進化した。
 このことは,コーディネイターを誕生させる際に,必要な能力だけではなく,その外見なども調整の対象となることを意味していた。

 こうしたことから,コーディネイターのブームとなった時期には,様々な遺伝子調整が行われるようになった。中には,自分(親)の好みの外見になるように調整されただけのコーディネイターも存在しており,事実上,子どもが親の「おもちゃ」のような状態になってしまっていたといっても過言では無い。こうした感覚で遺伝子調整を依頼する親は,後述するような数多くの問題も引き起こしており,これがコーディネイターのナチュラルに対する悪感情の原因のひとつともなっている。

 なお,遺伝子調整技術は大きく発展したとはいえ,未だ解決出来ない問題を数多く抱えている。
 既に疾病に対する適応力や,運動能力や思考能力の強化など,技術・技能面での強化については一定の成果をあげている遺伝子調整であるが,いずれの能力もこれに匹敵する能力を持つナチュラルが存在することは否定できない。(これは,あくまでも遺伝子の調整による強化であり,元々優れた能力をもったナチュラルは,コーディネイターとしての調整を上回る能力を発揮する可能性があることを意味している。)
 無論,調整する遺伝子の種類によっては,ほとんど能力を発揮しない場合もある。これは,コーディネイターの誕生ブーム期に単に外見のみを調整して誕生したデザインベビーなどに多く,コーディネイターでありながら,外見以外はナチュラルと変わらない能力しか持たないのである。

 また,遺伝子調整による能力の発現は,100%保証されたものではなく,時に予想もつかなかった結果をもたらす場合もある。外観をデザインして生み出されたコーディネイターでありながら,複数の遺伝子の相互関係や母胎との兼ね合いによって,予想したデザインの子どもが生まれないことも多く,こうした子どもたちは外見を求めて遺伝し調整を依頼した親からは親権を放棄され,行き場が無く施設などに引き取られることとなってしまう。こうした子どもたちが傭兵として戦場に送られるなど,大きな問題となってしまっている。
 また,生まれながらに障害を持っている場合もあり,こうした「失敗例」の存在が,結果的にコーディネイターの命を軽く見せる結果となってしまっている。

 同様に,コーディネイターにとって最大の問題となっているのは,コーディネイター同士の婚姻による出生率の低さである。
 両親がナチュラルであるコーディネイターを第一世代コーディネイターと呼ぶが,彼らは,彼らが受精卵の時に直接遺伝子調整を受けている。
 彼ら第一世代のコーディネイター同士の婚姻で誕生した子どもは,遺伝子調整を行わなくても親の能力を継承している場合がほとんどであった[1]。しかし,この婚姻において既に一部では遺伝子不適合による受精不能が生じており大きく出生率を下げていた。第二世代コーディネイター同士になると,さらに出生率が下がっており,プラントでは遺伝子の適合性による婚姻統制を行わなければならないほど「子どもが生まれない」社会になっていたのである。

 特にこの出生率の問題は,第一世代の成人以降,長年に亘って研究が続けられながらも解決の糸口が見えないという重大な問題となっていた。
 こうした遺伝子に端を発する問題から,シーゲル・クラインのようにコーディネイターはあくまで「調整者」であるべきという考え方から,宇宙進出したナチュラルと徐々に交わることで,人類全体を高みに引き上げ,かつ,コーディネイターそのものをナチュラルへと回帰させようという考え方のものが存在する一方,パトリック・ザラのように,「コーディネイターは優れた者であり,その技術はこの問題を解決する」という思想を持ったものも多く存在した。

 しかし,こうしたコーディネイターこそが優れている,という思想は,C.E.70年の大戦で既に崩壊しているといっても間違いではないだろう。確かにコーディネイターは,1対気箸い状況では少なくともナチュラルより優れた部分が存在する。
 しかし,他の分野でナチュラルがずば抜けた能力をもっていた場合,かなわない場合がほとんどである。
 また,コーディネイターは,こうした優れた能力を持つが故に,開発や発想といった部分で,少人数に全てを任せてしまう傾向があり,ナチュラルの人海戦術による技術開発にはかなわない場合が多い。同様に,身体的に優れたコーディネイターは,医学や薬学の分野でナチュラルに劣っている場合も多いとされる[2]

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最終更新時間:2012年12月08日 00時29分43秒

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脚注

  • [1]このことが,ナチュラルに一種の恐怖感を与え,コーディネイターの能力を継承した人間が増えればナチュラルが駆逐されてしまうのでは無いか,という反コーディネイター思想を加速する原因のひとつとなっている。
  • [2]S2インフルエンザの場合,遺伝子学的な立場からのワクチン開発であり,逆に言えば,こうした点がナチュラルがコーディネイターを疑う原因となった。