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考察:Laboratory Report/第3章 勢力考察(4)

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第3章 勢力考察

 本章では,これまで宇宙世紀において登場した勢力について簡単にまとめている。
 これまで製作された作品では大小様々な組織が登場し,様々な人間模様を描いてきた。それら勢力についての総括を行ったのが本章である。

 記述内容に関しては,時代設定を統括した形でまとめているため,若干の読み取りにくさが存在するが,それぞれの節ごとにご覧になって頂きたい。(なお,一部の項目は前章までの内容と重複しているが,ご容赦願いたい。)
 また,宇宙世紀を語るとなると,必然的に「地球連邦政府」と「ジオン公国/共和国」を最初に触れざるを得ないため,これらの記述は既に第1章でまとめている。そのため,本章で中心的に扱うのは,それ以降,すなわちグリプス戦役期以降が中心になっている。同様に,どうしても資料面での制約を受けているため,本章は非常におおざっぱな集約となっている点をご了承いただきたい。

 3-(4) デラーズ・フリート


 デラーズ・フリートは,一年戦争時ア・バオア・クー攻防戦の最中,戦線を離脱したエギーユ・デラーズ中将の率いるジオン軍残党の一派である。デラーズ中将のグワジン級グワデンとそれに従う艦艇およびゲリラ化していたジオン軍残党が後に参加した形で形成されている。
 規模は比較的大きく,独自の生産施設をも有するほどであったが,活動そのものはゲリラ的なものであった。だが,計画を綿密に実施するという点では,それまでのジオン軍の特にギレン・ザビが行っていた計画論に通ずるものがあった。
 ただし,デラーズ・フリートそのものは元々崩壊していくことを前提とした組織と言えるものであった。これは,星の屑と呼ばれる作戦そのものが組織そのものの崩壊すら視野に入れた物であったためである。だが,実際に組織を崩壊させたのは,内部的な裏切り行為であった。(それを行ったのが,連邦と通じていたシーマ艦隊だったことは,ある種この組織の不安定さを見せつけたともいえる。)
 組織は最終的には逃せられるだけの人員をアクシズ先遣艦隊に引き渡した後,残った人員は玉砕的最後を迎えた。

 だが,皮肉なことに,彼らの目的としていた活動は宇宙移民者にとってマイナスとなる事態(すなわち,ティターンズの誕生)を引き起こす結果となり,その点ではやはり「(正しいことを行っているという)思い込み」による活動であった点は否定できないだろう。

 註釈

 本文中の注釈である。
 記述スタンスは,基本的に「執筆者の視点」ではなく,「(我々)編集者/閲覧者の視点」で行われている。

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 編集者


最終更新時間:2011年08月15日 17時39分06秒

脚注