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バンダイナムコホールディングス

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バンダイナムコホールディングス

  • [関連企業]
  • 分類:関連企業

 説明

 バンダイナムコグループを統括する持ち株会社で,グループ会社各社を配下に持っている。元々,バンダイグループは,バンダイ本社をトップに,様々な企業を統括していたが,ナムコとの経営統合に伴い,共同の持ち株会社を設立したものである。
 主要な子会社として,バンダイ,ナムコ,バンダイナムコエンターテインメントサンライズがある。また,東映,東映アニメーションなどにも出資している。

経営統合まで

 バンダイは,元々玩具関連を中心とした企業であったが,様々な業種に参入し,その裾野を広げていたが,1994年から96年にかけてのゲーム部門の不振(プレイディア,ピピン@の不振,スーパーファミコン向けソフトウェアの不振など)と,玩具部門の不振が重なり,1996年度は経常赤字となる状況であった。(単発商品でのヒットは存在していたものの,トータルでの売り上げ不振が大きい状況であった。)

 このため,経営安定を目指した上層部は,ゲーム部門で先行するセガとの合併を模索していた。一方セガもまた,当時は玩具業などに参入を目指していたこと,また,SCEのPlayStationにセガサターンの売り上げが敗北する状況にあったため,キャラクタービジネスに強いバンダイとの互いを補うことのできる「セガバンダイ」としての合併には大きな利点があったのである。このため,合併は順調に進むかに見えた。(こうした理由のため,一部では敗者連合とまで呼ばれる状況であった。)
 しかし,様々な要素からこの合併は頓挫することとなる。
 正確な情報は明らかとなっていないが,セガとバンダイの社風の違い,新たに発売した「たまごっち」が大ヒットとなったこと,などが理由として語られることが多い。
 なお,合併こそ回避されたが,その後もセガとバンダイの協力関係はしばらくの間継続し,セガのゲーム機向けソフトウェアの開発が優先されることとなった。

 しかし,1998年,再びバンダイに大きな問題が持ち上がる。
 ピピン事業からの完全な撤退と,過剰供給となったたまごっちの不良在庫化によって,莫大な赤字を計上し,存続の危機にまで陥ったのである。
 この危機を乗り越えるために,これまで手を広げてきた様々な業種からの撤退,規模縮小が行われ,玩具部門(ゲームを含む)を中心とした本来の事業体により,立て直しを図ることとなったのである。

 一方,ナムコは,ゲーム開発メーカーとしては,比較的健全な企業であり,ヒット作も数多いメーカーであったが,アミューズメント施設の運営に関して,少子化を含む様々な影響から,経営上の問題が発生しており,これを解決するために同業であるセガとの合併を模索していた。セガはゲーム機の開発メーカーであると同時に,ゲームソフトの開発メーカーであり,全国にアミューズメント施設を保有していたため,経営統合によってスケールメリットが発生すると考えられたためである。
 しかし,ナムコ側からの合併提案が2003年に行われた状況下で,サミーによるセガの買収が成立してしまい,合併提案そのものが無視された状況になってしまった。

 こうした状況下で,ゲーム・玩具業界の事業環境の激変が続く状況を乗り切るために,バンダイとナムコの両陣営が歩み寄り,合併協議が行われた。
 この結果,2005年,両者の株式を移転する形で,「バンダイナムコホールディングス」が誕生したのである。

 両社は,それぞれ重複の少ない事業であったことと,それぞれの保有する資産(キャラクタ等)を持ち合うことでスケールメリットが望めること,そして企業風土が似ていたことなどもあり,以前の合併協議とは異なり,合併に対して前向きに進んだと言われている。

経営統合後のグループ変遷

 元々,バンダイは様々なグループを保有する企業グループの統括会社としての位置づけでもあったため,企業・ブランドの整理統合が行われている。特にゲーム部門は,本業であるナムコへと統括される流れとなった。
 また,バンダイの子会社で独立経営を行っていた企業を積極的にグループ傘下に統合し,再編することで集約を進めている。

 なお,海外ではナムコブランドの方が有名であったため,合併後「ナムコバンダイ」のブランドロゴが使用されていたが,2014年の再編によってブランドの統合が行われ,英語表記も「バンダイナムコ」と変更されている。

 なお現在では,玩具等を中心とした「バンダイ」,ゲーム開発を中心とする「バンダイナムコエンターテインメント(法人としては旧ナムコの改名に相当する)」,アミューズメント施設運営を中心とする「ナムコ(法人としては新法人)」,映像関連の「バンダイビジュアル」といった企業で構成されている。

傘下企業

 代表的な企業について列記したもので,グループ全てではない。
 また,括弧書きはその企業に統合された企業や改名した企業である。

玩具(トイ・ホビー関連)部門
  • バンダイ
    • サンスター文具(セイカ)
    • メガハウス
    • プレックス(ポピー)

ゲーム・ネットワーク・アミューズメント部門
  • バンダイナムコエンターテインメント(バンダイナムコゲームス/バンダイネットワークス/バンプレスト)
    • B.B.スタジオ(ナムコ・テイルズスタジオ/ベック/バンプレソフト)
    • バンダイナムコオンライン
  • バンプレスト[1]
  • ナムコ(バンプレスト[2]
    • 浅草花やしき

映像製作・販売
  • バンダイビジュアル(エモーション[3]
    • ランティス
  • エモーション(アポロン音楽工業/エモーションミュージック)
  • サンライズ
    • サンライズ音楽出版

その他
  • ハピネット(卸売)

 関連項目


 編集者


[関連企業]


最終更新時間:2015年06月13日 00時55分36秒

 ノート

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脚注

  • [1]旧バンプレストとは別会社で,アミューズメント景品等の取扱い。
  • [2]旧バンプレストのアミューズメント経営事業から改名。
  • [3]旧バンダイビジュアルのブランド系列。