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シルエットシステム

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シルエットシステム

  • [用語]
  • 分類:システム
  • 区分:コズミック・イラ
  • 出典:機動戦士ガンダムSEED DESTINY

 説明

 ZGMF-X56S《インパルス》が採用したバックパック換装システムの総称。
 基本的なシステムは,前大戦で地球連合の開発したGAT-X105《ストライク》が採用したストライカーシステムを踏襲しており,これをZGMF-X12A《テスタメント》およびZGMF-X11A《リジェネレイト》で試験した結果,採用された物である。
 ただし,実際に量産されたモビルスーツであるZGMF-1000/1001《ザクシリーズ》に採用されたものは,単なるバックパック換装システムである「ウィザードシステム」であることからシルエットシステムの運用には,高いハードルがあったと思われる。

 このシステムが採用されたのにはいくつか理由がある。前大戦で高い戦果を挙げたストライクのシステムを単に踏襲しただけではなく,大戦後に結ばれたユニウス条約による各種制限を考慮した上で,最も効率的であると判断されたため採用されたのである。
 ユニウス条約によるモビルスーツの保有制限は,両軍に大きなダメージを与えた。機体総数に制限が課せられた結果,場合によっては既存の生産機を解体しなければ新型機の開発が行えないほど厳しい条件が課せられたのである。特にモビルスーツを戦力の主軸においていたザフトにとってこの問題は極めて深刻であった。(ちなみに,地球連合の主力はあくまでもモビルアーマーだとされており,モビルスーツは今次大戦に至っても主兵装としての位置づけたりえなかったのである。)

 この結果,前大戦でクルーゼ隊によってもたらされた連合のGAT-Xシリーズのデータは大きな意味を持ってくることとなった。GAT-Xシリーズは,基本フレームに様々な改装を加えることでバリエーションを生み出すことが可能となっており,そのベーシックフレームであるX100系では装備換装によって全く異なった機体特性を有することとなる「ストライカーパックシステム」を生み出すに至っていたのである。
 残念ながら,前大戦で入手できたデータは,ストライクを除く他の4機のみであったが,戦闘時に得られたデータや,ストライクの純量産機とも言えるGAT-01A1《ダガー》などのデータ,あるいは戦場で遺棄されたストライカーパックなどから,様々なデータを蓄積することができていた。
 そこで,ザフトはそれぞれのパックを運用可能な試作機「テスタメント」を開発し,ストライカーパックと独自開発のウィザード,シルエットをそれぞれ運用試験したのである。
 また,同時に前大戦でストライクの運用に付随して運用されたスカイグラスパー(その後空間戦闘用にコスモグラスパーが制式採用されている)によるストライカーパックの輸送システムを取り込み,各バックパック(シルエット)を牽引して発進する無人機,シルエットフライヤーを開発した。
 さらにZGMF-X101S《ザクスプレンダー》によって,独自の運用装備としてのコア・スプレンダー(並びに各フライヤー)の開発を行ったのである。

 シルエットシステムは,出撃したモビルスーツが母艦に帰還せずとも艦外で装備の換装をロスなく高い成功率で行うことを実現している。これは,この時代のバッテリー駆動によるモビルスーツにとって必要な状況に至ったタイミングで補給がなされることを意味しており,一見すると帰還して装備換装するよりも効率的で優れたシステムのように見える。
 だが,実のところ様々な問題を抱えたシステムでもある。単に補給面では,インパルスの備えたデュートリオン送電システムとあわせることで,長期戦対応が可能となったようにしか見えないが,実際にはこれらの装備を使い切るという状況は,パイロットにとっては極めて過酷な状況でしかないのである。

 おそらくであるが,シルエットシステム自体はこうした問題が露見したため,当初想定の状況から縮小された形での「試験運用」という枠に収まったものと思われる。
 これは,インパルスの運用艦であるミネルバが,既にザクタイプの運用のためのシステムを標準的に設置していることからも明らかであろう。

運用シルエット

 インパルスの母艦であるミネルバには,標準として3種のシルエットが用意されている。
 汎用装備型として運用される「フォースシルエット」,近接戦闘用の「ソードシルエット」,砲撃戦仕様の「ブラストシルエット」の3種である。
 これらは,コア・スプレンダー,チェスト/レッグフライヤーの射出後に,戦術にあわせたシルエットが選択され,シルエットフライヤーに接合され,射出されるのである。

 なお,一説にはそのほかにも数種のシルエットが存在すると言われ,後にその内の1種である「デスティニーシルエット」は,運用が確認されている。

シルエットハンガー

 ミネルバ内の各シルエットを収納しているコンテナのこと。
 ハンガーに設置されているシルエットは,運用されるシルエットそのものであり,予備機や部品などは別途収納されている。
 運用シルエットが3種であるため,それぞれ1〜3号コンテナとして割り振られており,1号がフォース,2号がソード,3号がブラストを収納している。

 関連項目

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[用語・SEED]


最終更新時間:2015年03月15日 06時20分44秒

 ノート

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脚注