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コスモ貴族主義

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コスモ貴族主義


 説明

 ロナ家が掲げる主張のこと。
 堕落した生活ではなく自らを強く律することを人類に課し,そうすることで地球圏の破壊を防ごうとする思想。そのためには堕落を生む自由主義を排し能力の優れた者が人類を統制せねばならないとする。
 また,それらの為政者は民のために前線にたち血を流し死すら厭わない者でなければならず人類存続の為敢えて「悪」と呼ばれるような行為(虐殺)を行える程の精神があることを理想としている。精神的高貴さの実現の為に戦いのなかで精神を高めていくことを必要と考えている。

 この意味で言えば,かつてヨーロッパで存在した思想のひとつ「ノブレス・オブリージュ」そのものであるかのようにも見えるが,実際の歴史ではノブレス・オブリージュそのものが,貴族の特権と贅沢を正当化するために用いられた「言い訳」に過ぎないという側面があり,例え創始者の理念が優れていても,これが継続する訳では無い,と言う点においては,自由主義(民主主義)と何ら変わる所は無いのである[1]

 本来,こうした考え方は,貴族の社会的義務としてのありかたを示したものであり,支配制度に直結するものではない。こうした点が,コスモ貴族主義が崩壊の道を辿った理由のひとつとも考えられる。

 備考

 例えばアメリカでは,成功者(著名人や裕福な人々)は,自腹を切ってボランティア活動や寄付支援を行うことが当然とされている。また,同様にイギリスでも上流階級にはノブレス・オブリージュの理念が残っており,貴族は進んで国や国民のためになることをする,という考え方が浸透している。
 しかし,これは貴族による支配がなされているから,ということではなく,自由主義社会のなかで,貴族が貴族たらしめんとするための考え方,と見なす方が無難であろう。

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最終更新時間:2012年08月04日 05時53分27秒

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脚注

  • [1]この点は様々な作品で取り上げられており,貴族主義であろうと,自由主義であろうと,理念はすばらしくてもそれに安住してしまう人間がでてしまった時点で,腐敗してしまったということができる。例えば,銀河英雄伝説では,自由主義の腐敗がヤン・ウェンリーとトリューニヒトの比較で描かれ,貴族主義の腐敗はラインハルトとゴールデンバウム王朝との比較で描かれている。