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キマイラ
- [艦艇]
- 分類:ザンジバル級機動巡洋艦(改装型)
- 区分:宇宙世紀
- 作品:MSV/MSV-R
説明
一年戦争末期,ジオン公国軍が編成したエース部隊の旗艦として運用されたのが,ザンジバル級機動巡洋艦改装型である「キマイラ」である。
ザンジバル級は,従来公国軍が運用していたチベ級,ムサイ級といった艦艇とは異なり,当初から大気圏突入・離脱能力を持たされている点が最大の特徴となる。これは,サイド3,地球間の長大な補給線維持を目的としたもので,国力に劣るジオン公国軍が,その戦線維持を行う上で,ある意味,やむを得ないコンセプトであったと言うことができる。
しかし,オデッサの戦いの敗北以降,公国軍の地球からの撤退が相次ぎ,ザンジバル級の持つ能力は,結果として「無意味な高性能」ということになってしまった。
また,地球連邦軍のモビルスーツ配備に伴い,元々モビルスーツとの連携運用が可能であったとは言え,基本的にはゲリラ戦に適した艦隊編成であったムサイ級などは,モビルスーツ同士による大規模戦には対応しきれない部分が多々生じたのである。
本艦キマイラは,こうした公国軍の劣勢下でザンジバル級のモビルスーツ搭載量の増加を目的に改装が加えられたもので,ザンジバル級を機動母艦として運用するための大規模改装が行われている。(とはいえ,ある意味強引な改装であったことは間違いなく,苦肉の策の一つと言っても間違いでは無い。)
同様の改装が加えられた艦は4隻存在(他の艦名については現時点では不明である)し,うち3隻は実戦参加の記録が残っている。
短時間での大規模改装であったため,未整理な印象を受けるものとなっているが,軍上層部の要求項目を満たすことには成功しており,各部構造も相まって,ある意味,次世代のモビルスーツ運用間の雛形とも言うべき艦艇となっている。
最大の特徴である増設カーゴベイユニットは,ザンジバル級の船体後方に増設する形で設置されており,上下二層構造となっている。上部には,モビルスーツの修理や改造などが行える工場設備を備えている。下部は格納庫となっており,ザンジバルの船底部を覆うような形で,電磁カタパルトが設置されている。
なお,キマイラの改装は地球連邦軍のモビルスーツの本格投入が確認されたU.C.0079年9月末にサイド3の第3ドックでおよそ3週間をかけて行われている。
スペック/データ
データ
- 所属:ジオン公国軍
- 艦長:不明
- 艦籍番号:CCM-91
スペック
スペック | |
---|---|
全長 | Unknown |
全幅 | Unknown |
基準排水量 | Unknown |
武装
- 主砲
- メガ粒子砲
- J型ミサイル
- 対空砲
関連項目
編集者
最終更新時間:2016年02月29日 18時28分00秒
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脚注