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ガンダムファイト

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ガンダムファイト


 説明

 かつて週末戦争に至る人類滅亡の危機を経験した人類が,生み出した一種の代理戦争のことを「ガンダムファイト」という。コロニー間の全面戦争を避けるためにコロニー連合軍事顧問であったデューサー教授が発案した限定戦争のこと。実際は各コロニーの代表であるガンダムファイターがMF(モビルファイター)に登場して競い合う格闘大会のようなものである。
 4年に一度行われ,勝者は例え小国であろうとコロニー連合の首班の座を4年間努められる。それだけに各国家とも技術の粋と強力なファイターを投入してくるのである。

 その内容はガンダムファイト実行委員会によって管理され,ガンダムファイト国際条約に従って行われる。通常4年目に入ると地球をビームロープが囲みガンダムファイト開始シグナルが点灯する。これ以後11ヶ月間にわたりサバイバル・イレブンと呼ばれる各国家のガンダムによるつぶし合いが行われる。ただし,ガンダムファイト国際条約に則って行われるため,敗北=即失格ではない。要は頭部さえ破壊されなければ決勝大会まで進めるのである。そのため,一度もファイトを行わず,決勝大会へ進むことだけ考えた戦略をとる国家も存在する。
 決勝大会は,その大会を主催する前回優勝国の指定する会場で行われ,組み合わせなども基本的に前回優勝国が調整する権利を得ている。そのため,場合によってはかなり不利な条件で闘う必要も生じるが,これについては特にひどい場合を除いて認められているようである。

ガンダムファイト優勝者

 各勝者については,歴史年表参照のこと。

ガンダムファイトを廻る陰謀

 元々ガンダムファイト自体が国家間の戦争の代替行為であることは先に述べたが,これにより,MFの開発が民間よりも軍主導で進められるのは,ある種必然である。
 そのため,時にはそれらの暴走に近い形でファイトの形態がゆがめられることもある。
 たとえば,第7回大会では,国家を横断する秘密組織「カオス」により,大会自体を根底から揺さぶる兵装がMFに搭載されることとなった。このときは,後にシャッフル同盟となる若者たちが,決勝大会の参加を取りやめてまでカオスと闘い,倒したことにより危機は回避されている。また,9〜11回大会をブリテンガンダムが三連覇したことから,「通常の兵装」の域を超えるレベルの兵器を搭載しようとする動きが各国間で活発化し,さらに国家間での半ば挑発合戦へと発展したため,第12回大会は,4年間延期されるということにすらなった。この9〜11回大会の結果による12回大会の延期という問題点は,東方不敗マスター・アジアの駆るクーロンガンダムが優勝したことにより,再び1対1の格闘戦が主流に戻っている。(実際,後に明かされるのだが,ブリテンガンダム自体はファイターの能力による勝利であり,意味合いとしてはガンダムファイトの意義に背いたとはいえないのである。マスターがこの12回大会に参加したのは,「ブリテンガンダムを兵器の使用による優勝」という曲解を本来の格闘戦中心のファイターの能力による勝利へと修正するという目的であった。)
 ここまでファイト自体に関わる問題点以外にも,13回大会のネオスウェーデンのノーベルガンダムのように,ファイター自体をまるでパーツのように扱うといった事例は,明らかになっていない部分を含めると相当数に上るだろう。

 それも国同士の代替戦争であることに由来することであるため,ある意味ではやむを得ないといえるだろう。
 それだけにガンダムファイト実行委員会が戦争回避に尽力してきたことは,ある程度評価されてしかるべきともいえる。(しかし,地球に暮らす下級層の人々にとってみれば,やはり戦争に匹敵する迷惑行為ではあるに違いないのだが…。)

サバイバル・イレブン

 ガンダムファイト開始後の11ヶ月のことをサバイバル・イレブンと呼称する。
 この間は,自由に地球上を移動しMF同士でバトルを行うことになる。
 ガンダムファイト国際条約により,この期間に敗れた者でも頭部を破壊されていない限り何度でも再戦することが可能である。逆に言えば,「頭部が残っているかどうか」が決勝大会への参加資格の重要な点であるため,,頭部を破壊されないことを第1とし,必要以外のファイトを行わないMFも存在する。(第13回大会では,ネオオランダのネーデルガンダムが,サバイバル・イレブン期間中を風車に擬態しバトルを行わなかったとされているが,これも条約上問題とならないのである。)

 いわば決勝大会への予選会であり,数減らしの期間なのであるが,こうした様々な制約があり,実際には各ファイターの腕試しの域を出ていないともいえる。
 また,同じく国際条約の第七条によって,ガンダムファイトにおける建造物の破壊は罪に問われず,また,国家賠償の責務も無いため,地上に暮らす,残された人々にとっては,この期間は悪夢の期間となっている。

決勝ラウンド

 ガンダムファイトの決勝大会にあたるのが「ガンダムファイト決勝ラウンド」である。
 サバイバル・イレブンを勝ち残った各ガンダムは,指定された期日までに指定されたポイントに集結することを求められる。すなわち,この集結に至るまでの道すがらの争いが最後の予選であり,ここで脱落するファイターも少なくない。

 決勝ラウンドは,大会主催者(すなわち前回大会優勝国)のマッチメイクによる戦いをくぐり抜け,その勝率が一定以上の機体が,ファイナルとなるバトルロイヤルを戦い,最後まで残った機体が,その大会の優勝機(および優勝国)としてガンダム・ザ・ガンダムの称号が与えられるのである。
 先にも述べたとおり,ガンダムファイトに優勝することで得られる権益は大きく,その権利を手放さないために自国に有利なマッチメイクがなされることも少なくないが,「その条件を勝ち上がってこそ」の優勝である,との認識も強く,大きく問題視されることは無かった。

 しかし,第13回大会においては,ネオ・ホンコン代表ウォン・ユンファの画策した,地球圏の支配を目的とした様々な行為によって,ガンダムファイトそのものがゆがめられており,特に決勝大会に提示された「決勝大会3ヵ条」(後述)は,ガンダムファイトの理念すら破壊するものであり,大きく問題視された。

ガンダムファイト国際条約

 ガンダムファイト国際委員会がガンダムファイトにおいて制約として課している条約のことをガンダムファイト国際条約という。

 ガンダムファイト国際条約7ヵ条

 第一条 頭部を破壊されたものは失格となる
 (第一条補足 試合中の過失によるGFの殺傷は認められる)
 第二条 相手のコクピットを攻撃,破壊してはならない
 第三条 破壊されたのが頭部以外であれば,何度でも修復し,決勝リーグを目指すことができる
 第四条 GFはおのれのガンダムを守り抜かなければならない
 第五条 一対一の戦いが原則である
 第六条 国家の代表であるガンダムファイターは,その威信と名誉を汚してはならない
 第七条 地球がリングだ!
 (第七条補足 ガンダムファイトによって地球上の建築物を破壊しても罪に問われることはない)

 ガンダムファイトは国際条約として制定されており,この条約に批准する全ての国家に参加の権利と履行の義務が発生する。
 4年に一度,各国家は自国の代表たるMF(モビルファイター=格闘などに特化されたガンダムタイプのMS)及びGF(ガンダムファイター=MFの搭乗者たる格闘者あるいは技能者)を建造/選出し,主催国家(前回優勝国)によるレギュレーションに従ってガンダムファイトが運営されるのである。そして,勝利したガンダムが帰属する国家によって,その後の4年間地球圏の統治及び運営が行われるのである。
 すなわちガンダムファイトとは,戦争によらない世界支配のシステムであり,しかも4年に一度どんな弱小国であろうと,どんな超大国であろうと,世界に派遣を唱える権利を手に入れられる可能性がある究極的に公平な戦争抑止効果を持つ地球圏規模の一大イベントでもあるのである。

決勝大会3ヵ条

 第12回大会の優勝国ネオホンコンの首相で,絶対的な権限を持つウォン・ユンファが第13回大会の決勝ラウンドのために決定した新ルール。
 その内容は以下の通りである。

 第1条:機体の修理及び改造を自由にしても構わない
 第2条:たとえコクピットであろうと手段を選ばず攻撃を許す

 これにより,第13回大会の決勝大会は,純粋なスポーツではなく生死を賭けた闘いと化してしまった。(このため,大会後は実質的に破棄されたものと思われる。)
 なお,3ヵ条とされているが,第3条は不明で資料も確認されていない。

 関連項目


 編集者


[用語]
[用語・Gガンダム]


最終更新時間:2014年12月06日 08時50分31秒

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脚注