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1/144HGUC ジム・クゥエル
- [レビュー]
データ
| キットデータ | |
|---|---|
| キット種別 | |
| 発売日 | 2007年1月 |
| 価格 | 1200円（税抜） |
| ボックスアート | （不明/情報求む） |
| 製作データ | |
| 接着剤 | 不要 |
| ニッパー | 必要 |
| 塗装 | 不要（いろプラ） |
| 成型 | 多色成型・いろプラ成型 |
解説
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レビュー(Wiki編集/管理ユーザー)
概要
HGUCの第74弾として発売されたキット。
本来ジム・クゥエルという機体は，機動戦士ガンダム0083スターダストメモリーに登場した機体だが，本キットは，電撃ホビーマガジン誌上で連載されていた「アドバンス・オブ・Ζ〜ティターンズの旗のもとに」を出典としている。
これは，キット設計におけるデザイン上のバランスをAOZから採ったためであり，ガンダム0083版のクゥエルには厳密な意味での設定画が存在していないためである。（実際には，OVA発売後に後付で設定画は起こされているが，劇中の機体とはデザインが異なっている。そのため，マスターグレード版の発売時にアレックスの設定画をベースに新規の設定画が起こされてたのである。）
キット
キットは，HGUCシリーズのスタンダードとなる構成となっている。具体的には，各部ポリキャップ可動，パーツ分割の配慮，ランナー配置の配慮などが行われており，ランナーの配置と多色成型機の導入によって各部とも成型段階で色分けが行われており，一部シールを貼るだけでほぼ設定通りの機体色となる。
細かいパーツが意外に多く，慣れは必要だが，低年齢層でもある程度の経験があれば簡単に組み上げることができるキットとしてスタンスを確立したのがHGUCシリーズだと言え，本キットもまた同様である。特に塗装の手間が格段に省略され，どうしても必要な部分や墨入れをガンダムマーカーなどによって行うだけで高い完成度の立体物が入手できるためお手軽に製作するには向いているキットである。
キットは，アドバンス・オブ・Ζに登場したジム・クゥエルの姿を再現している。AOZでは，登場したガンダム「ヘイズル」が，ジム・クゥエルをベースに開発された機体であり，その点では形状的に韻を踏んだ本キットは，「有るべき姿」と言えるのだが，逆に言えば，これは「藤岡建機版」であり，「カトキハジメ版」ではないのである。こういったことから，本キットの評価はかなり低く見られている。
しかし，繰り返しになるが，ヘイズルと並べてみた場合，「これはこれで有り」なのである。
この点は，HGUCというシリーズが，元々はアニメーションに登場したときの印象に近いアレンジで，カトキハジメ氏によってリファインされたキットシリーズであったものが，いつしかゲーム版の機体や新規作品の機体をも取り込み「宇宙世紀作品の1/144スケールの標準的なライン」になってしまっていたことが原因であると思われる。
つまり，「0083版のジム・クゥエル」を入手するには，「0083を出典とするジム・クゥエル」が必要になってきているのである。
シリーズ開始時と，ジム・クゥエル発売時のHGUCシリーズの方向性が異なってしまったことから起こったことであり，この点を持ってのみ本キットを評価するのは，あまりにも理不尽だろう。
本キットは，AOZのシリーズに名を連ねるだけあり，既存のヘイズルなどのパーツ群やガンダムMk-�兇離僉璽弔鯲�用することで，劇中バリエーションを製作することができる。これは，AOZのキットの方針としては至極まっとうであり，ヘイズルなどと同様にユニットの組み替え，複数のパーツの組み合わせで，様々な形態を作り上げることができ，「ブロック遊び」のようなアレンジを楽しみやすいキットとなっていると言えるだろう。
なお，0083版のクゥエルの再現には少々困難な場所が多いが，後に発表された設定画のバージョンであれば，本キットをベースに改造にトライする価値はあるだろう。
レビュー(訪問者)
機体概要
購入案内
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脚注