- お願い
■検索等で初めて来訪した方は，注意書き等を必ずご覧になってください。
■Wiki項目への直接リンクは避けるようお願いします。→＜必読＞ 頻繁に項目変更が行われる関係上，直リンクはエラーのもととなります。
■あまりにマナーの悪い人がいましたので，一部項目にアクセス禁止処理を行いました。
■極めて短時間で集中的アクセスを行ってるIPについては，終息の目処が立たなかったためアクセス禁止処理を施しました。解除申請は本家掲示板にて。
考察：大暴論！キュベレイは実はガンダムだった！
- [考察]
前書き
「新説/珍説ブチ上げまShow」という形で，これまで展開していた考察関連をWiki上で展開するための項目が「考察：○○」という項目になります。
この項目は基本的に編者が，独自の論説を展開したものに対してつけられたコメント等をもとにさらなる考察を展開するための項目として設置されたものです。
編者が異なれば，違った考察になることも充分あり得ますし，複数の編者の意見によってまとまっていくこともあり得ます。
従って，同じ考察でも様々な編者が項目を立てる可能性もあります。
項目編集者の方々は，特段凝り固まった考察ではなく，単に「このように考えている」といった程度のものでも作成してかまいません。
Wikiの利点として，考察内の用語がリンクされるということもあり，参照がたやすくなると思われます。積極的に遊びましょう！
なお，編集権限をもたない方は，下記コメント欄を利用ください。
本論
機動戦士Zガンダムに登場したAMX-004 キュベレイ。
従前のMSラインから大きく逸脱したZガンダム作中に登場するMS群のなかでもかなり異色なラインでありながら，その非常に美しい機体から人気のMSである。
しかし，このキュベレイ，MAであったエルメスをMSへと再設計した機体であるという設定は存在するが，実際のところMSのコンセプト面から言うと，他のZガンダムに登場するMS同様，従前のMSとは異なったコンセプトの機体であるといえるだろう。
特に同時期にアクシズ側が運用していたAMX-003 ガザCや旧一年戦争時のMSと比較して，「ジオン系らしからぬ」機体構成をしているといえるのである。
キュベレイ開発当時，アクシズはアステロイドベルトに存在しており，少なくとも一年戦争後のMS開発における新技術を投入できる状態にあったとは考えにくいのである。
しかしながら，キュベレイはパイロットであるハマーン・カーンの技量面と合わせて，グリプス戦役期〜第一次ネオ・ジオン戦役期を通じて，最強クラスの戦闘能力を発揮しているのである。
この点から，実はこのキュベレイ，建造時期等から考えるとエゥーゴ（アナハイム）からのデータ提供を何らかの形で受けていたと考えた方が都合がいいのである。
まずは，キュベレイの機体構造を考えてみよう。
キュベレイは，第二世代MSの機体とされており，フルスケールのムーバブル・フレームを導入した機体であると考えられる。しかし，ここで考えてみて欲しい。
キュベレイの開発開始時期は，シャア(クワトロ)の「完成していたのか」というセリフからすると，シャアがアクシズにいた頃から開発が行われていたということになる。
つまり，この機体は第二世代MSの開発が行われる以前から，開発がスタートしていたということになるのである。（実質的に，第二世代の先駆けとなったリック・ディアスがシャアがアクシズから地球圏に帰還してからの開発であることから，それ以前に開発が行われていたキュベレイが第二世代MSであるという考え方は，実は問題があることが分かるだろう。
ここでキュベレイの機体各部のパーツ構成を見てみると，実はムーバブル・フレーム機であるかどうか，という点では微妙な部分が幾つか存在していることに気がつくのである。
例えば脚部構造である。
キュベレイの脚部構造は，従前のMS-06R系などが採用していた脚部全体をひとつのスラスターと考える構造の発展型と言えるものとなっている。
しかし，キュベレイの下半身は，それ自体がエネルギー系統的に独立しており，一つのユニットとして完結しているのである。つまり，キュベレイの脚部は，プロペラントとコ・ジェネレーターを独自に保有しており，上半身のエネルギーゲインをすべて消費したとしても，下半身のみでほぼ同様のポテンシャルを持つとされるのである。これは，「下半身の構造そのものが巨大なリザーブタンクであり，MSの駆体として完結している」[1]のである。
つまり，この構造はムーバブル・フレーム構造機の持つ，機体そのものを内骨格化して外装はその上に装着するという考え方からすると，異端であることがわかるだろう。
また，脚部スラスターの構造は，MS-14ゲルググなどに近い構造体であり，踵部のサブスラスターもどちらかといえばムーバブル・フレーム採用機というよりは，従前のジオン系MSのスラスター配置の発展に過ぎないといえるのである。
又，同様に上半身の構造をみると，特徴的なショルダーバインダーを除くと，従前のMSの機体構造を踏襲しているといえるのである。
もちろん，キュベレイの上半身は，下半身同様，それだけでMSの駆体として完結していることもあり，独立構造体であるともいえるのである。
この構造は，実際のところMSZ-010 ΖΖガンダムの機体構造に近い考え方ともいえ，当時のアクシズが開発した機体として考えると，どこかオーパーツ的な発想ではないだろうか。
しかしながら，ちょっと考えてみて欲しい。
キュベレイの機体上下をそれぞれ独立した構造として設計するというその機体構造は，もともと連邦軍のRX計画によるRX-75，RX-77，RX-78が採用していた機体構造であり，後のRGM-79もこれに準じた機体構造を採用しているのである。そして，この機体構造は後のムーバブル・フレーム搭載機の基本構造にも繋がっていく[2]構造であったのだ。
また，極めて初期のムーバブル・フレームの原型となった構造を持つオーガスタ系ガンダムやジムの機体構造は，後のガンダム開発計画にも影響を与えていたことは間違いなく，この連邦系の機体構造は，後の第二世代MSの開発にも大きな影響を与えていただろうことは理解できるだろう。
さて，ここでちょっと論理を飛躍させてみたい。
先に，キュベレイの開発開始時期は，アクシズがアステロイドベルトに存在しており，第二世代MSの開発開始時期としては微妙な点があることを述べた。
だが，この「第二世代MSの先駆け」となるMS群のデータを入手する機会をアクシズは得ているのである。
すなわち，UC0083年のデラーズ動乱である。
このデラーズ動乱の際，アクシズ側は艦隊を派遣し，デラーズ側の将兵を救出している。この際，様々な援助と同時に各種データ類の引き上げを行っているのである。
デラーズ・フリートが独自に開発して用いていたMS-21C ドラッツェなどが後のグリプス戦役においてアクシズ側戦力として用いられている[3]ことからも，この際に引き上げたデータ群は，かなりの確率でアクシズでの新型MS開発に生かされていたと考えても間違いではないだろう。
そして，ここで注目したい機体が「RX-78GP02A ガンダム試作2号機」なのである。
この機体は，デラーズ・フリートによって運用されたガンダムであり，この機体の開発においては，様々なデータがデラーズ・フリート側に流れていたことは間違いない。[4]
つまり，この試作2号機の機体データが，何らかの形でアクシズ側の機体に生かされていてもおかしくないのである。
ここで，キュベレイの機体構造に戻ってみよう。
奇妙な符合点が有ることに気がつかないだろうか？
そう，キュベレイの機体構造のコンセプトは，その大枠でガンダム試作2号機と同一なのである。
- 中断
脚注
- [1] MG キュベレイ インストラクションより
- [2] MG ガンダムMk-�兇離ぅ鵐好肇薀�ションを参照のこと
- [3] 劇場版Zガンダム参照
- [4] 関連する考察(暴論)が，「RX-78GP02A暴論」である。
編集者
履歴
- 2007/07/13：とりあえず製作
- 「キュベレイはアクシズが独自開発していた機体であるため、グリプス戦役末期の段階では地球圏のモビルスーツに一般化していた、ムーバブル・フレームが採用されていない機体であった。」（ガンダムヒストリカ09）とゆー資料が……(∇￣;) - 九羅星 (2007年07月23日 21時33分08秒)
- その通りだったりするわけですよ。でだ，では何故キュベレイが第2世代機的な扱いを受けるのか，という点が論拠の基として，主張したい部分だったりするわけです。
で，ムーバブルフレームではないが，ムーバブルフレーム的な機構をある程度採用している，ということを前提にすると，GP計画機のデータ流出が考えられるわけですね。
そこで，キュベレイの機体構造を見ると，実はGP02と殆ど同一なわけです。
背部に武装ユニットを装着した結果，肩部にメインスラスタを配置する，脚部にもう一つの主機関をそなえる，そしてキュベレイはモノアイシステムながら複眼である，といった点などです。
実は，この辺をこの後展開する予定だったりするわけで・・・・ - あさぎり (2007年07月23日 22時26分47秒)
最終更新時間：2007年07月23日 22時26分48秒
脚注