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軍隊における部隊編成について

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軍隊における部隊編成について

  • [用語]
  • 分類:組織・部隊
  • 区分:共通
  • 出典:共通

 説明

 国家が保有する軍においては,その指揮系統に関する縦割りは,基本的に総司令となる国家元首(あるいはそれに類する立場の人物)を筆頭に,末端まで命令が伝わる様な系統樹が構成される。
 軍隊が得てして機能不全に陥る場合とは,これら伝達の仕組みが何らかの原因で途切れてしまうためで,そこに何らかの意図が介在してしまうからである。

 一般的に,軍隊の編成は軍全体をいくつかのユニットに分割し,これを更に細分化していく形を取る。そして,最小単位とされるユニットが,戦場において有機的に連動する必要があるのである。
 ここでは,地球連邦軍の大まかな部隊組織を例に,部隊編成の概要を説明する。
 なお,各軍によってその編成には差異があるため,あくまでもここで示した物は一つの例に過ぎない。

分隊

 部隊の編制単位の一つとして用いられ,比較的小規模なものを示す単位だが,軍の運用によってその人数などが変化する。このため,軍によっては全く異なった意味となる。
 一般的な軍編成上の最小単位は,小隊ということになるが,分隊を小隊の一要素(エレメント)と見なす場合もある。
 なお,特定の部隊を作戦行動のため,分割する場合にも分割した部隊を「分隊」と呼称する場合もある。この場合の分隊は,あくまでも作戦上の運用単位であり,部隊を表す単位としては考慮されていない。
 詳細は,「分隊」を参照。

小隊

 一般的な軍編成における最小単位。
 一般的な小隊とは,兵士10名程度で編成される極めて小さな単位の命令組織である。
 このため,部隊編成上はひとつの作戦行動に対する実行要素のひとつとして考えられる。

 モビルスーツや軍事車両(戦車等),航空機などの場合は,若干意味合いが異なってくる。
 例えばモビルスーツ部隊の場合,一般的には3〜5機のモビルスーツに対して,支援車両1(陸戦の場合)という構成になる。空間戦闘の場合,2〜4機の前衛に対して,1機の支援モビルスーツという構成が多い。(定数を満たしていない場合,支援機はボールなどの砲撃戦可能な機体となる。)

 たとえば,一年戦争末期の東南アジア地域に展開していたコジマ大隊では,MS3機にサポートのホバートラック1台という編成がなされていた。
 また,宇宙における編成もこれを拡張した編成になることが多く,たとえば第13独立部隊ホワイトベースのMS編成は,近接格闘戦対応MS×1,中距離支援MS×2(初期は,中距離支援MS×1,長距離支援MS×1),支援戦闘機×2という編成であった。(これは,MS1個小隊+支援戦闘機2に相当する。)
 他に,ソロモン海戦における一般的なMS小隊編成は,ジム×3というものが多く,これに支援部隊としてボール×3の小隊が支援活動を行うことが多かった。

中隊

 一般的に,小隊を3から4程度集めて編制される部隊で,中規模な運用単位とされるのが中隊である。
 通常,軍事上の作戦行動において最も運用に適しているのが中隊規模の人員であり,大規模な作戦で無い限りは,中隊ごとの運用によって戦線は構築されていくこととなる。

 モビルスーツ部隊の場合,MS3個小隊〜4個小隊を1中隊と見なす場合が多いが,これは最小単位の艦隊が運用可能なモビルスーツ数にあたる。
 陸戦部隊の場合は,その作戦領域に応じた編成がなされる場合が多いが,空間戦闘の場合,母艦となる艦艇にモビルスーツの運用は依存されてしまうため,これを基準にする場合がほとんどである。

 例えば,一年戦争当時のジオン公国軍の標準的な艦隊がムサイ級3隻で構成されていたことを考えると,通常1隻で3機運用が可能であるため,1個中隊が9機ということになる。(おそらくは,これが「定数」である。)
 無論,大規模運用などの場合は,最大搭載数で運用されるため,15機のMSで1個中隊を構成する場合もある。

大隊

 一般的に,中隊を3から4程度集めて編制される部隊で,基本的な部隊編成(運用)においては,最も上位の編成単位となる。極論すれば,これ以上の部隊編成で実施される戦いは,まさに雌雄を決するレベルの大規模なものだということになる。

 なお,大隊規模になると,個々の戦闘車両やモビルスーツのみで編成されることはまず無く,支援部隊などを含めた一つの組織として編成される。

連隊

 部隊編成における規模的には,大隊以上,師団または旅団未満というレベルになる。
 明確な指針があるものではなく,比較的大規模な作戦(あるいは,戦線構築上の必要性)に応じて編成される。

旅団

 部隊編成における規模的には,連隊以上,師団未満の規模という扱いだが,実際には運用時の編成によって変化する。
 明確な指針があるものではなく,比較的大規模な作戦(あるいは,戦線構築上の必要性)に応じて編成される。

師団

 運用規模としては,通常編成される部隊では最大。
 連隊あるいは旅団の上に位置して司令部をもち,独立して作戦行動に当たる。
 事実上,師団本部が,その地域の総司令部に相当する。

 関連項目


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最終更新時間:2015年08月30日 01時32分57秒

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脚注