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機動武闘伝Gガンダム 温泉でドキドキ!?ガンダム温泉恐怖の罠

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熱血専用!リプレイ 機動武闘伝Gガンダム 温泉でドキドキ!?ガンダム温泉恐怖の罠

  • [TRPGリプレイ]

 データ

作品データ
掲載誌RPGマガジンVol.75 1996年7月号
発行日1996/07/02
価格850円
発売元ホビージャパン
収録無し
使用システム熱血専用!
システム解説高森健一
解説イラスト中村哲也
リプレイ著者福田弦
リプレイイラスト田島直

 概要

 ホビージャパンから発売された日本製のTRPGシステムのひとつで,いわゆる「ヒーローもの」の再現に適したシステムである「熱血専用!」を用いたTRPGのリプレイとしてRPGマガジン誌上に掲載された作品。

熱血専用!

 熱血専用!は,その名の通り,熱血ヒーローものを再現するためのシステムであり,その為に既存のTRPGシステムとは大きく異なった特徴を持っている。
 まず最大の特徴が,現在のTRPGシステムでいうところのPC(1),すなわち主人公的役割を持つキャラクタが明確化されている,ということになる。
 通常,TRPGでは,物語の中心に配置されるキャラクタは存在しても,あくまでも他のPCと同じ位置づけであり,物語の進行によってはキャラクタの位置づけが大きく変化してしまうことも多い。現在多数刊行されているTRPGリプレイは,当初からプレイヤーが主人公的立場のPCを持ち立てるようなプレイングを行う為,話の筋道がはっきりするような物語になりやすい傾向がある。しかし,本来TRPGは皆で楽しんでいる限り,皆が主役であり,一人を主役としたプレイングを行う必要は無い。実際,トラブルで主人公的キャラクタが脱落した場合,他のPCがその立場に収まることも多い。F.E.A.R.の執筆したリプレイでいえば,例えば,セブン=フォートレスのリプレイ「リーンの闇砦」では,本来主役的な位置づけであったファラウスがダイス目の結果,ラスボス化してしまうという大惨事に見舞われたが,物語は爆笑のうち,無事大団円を迎えている。また,ダブルクロスのリプレイシリーズ「エクソダス」では,主人公キャラが自律判定に失敗しジャーム化(プレイヤーキャラクタの事実上の死亡)するという事件に見舞われたが,これもまた他のPCが主人公格に位置づけられ,無事にストーリーが完結している。
 ところが,熱血専用!の場合は,最初から最後までPC作成時に指定された「ヒーロー」とそれを支える脇役である「フェロウ」に縛られるのである。つまり,ヒーローは倒れず(死なず),ヒーローらしいキャラであり続け,フェロウはそれをもり立てるプレイを行うことが要求されるというピーキーきわまりないシステムなのである。

 既存のTRPGシステムでは,判定はPC(プレイヤーキャラクタ≒ユーザーが演じるキャラクタ)の持つ基本的な技能を持って「成功/失敗」を判断するものであるが,熱血専用!では,これに特徴を加え,「クリティカル(決定的成功)」の場合は,そのPCが「最初から得意としていた技能」という「後付け設定」が自動的に加えられ,逆「ファンブル(決定的失敗)」の場合は,PCが絶対的に不得手とする技能,という「後付け設定」が生じ,以後の判定にも影響してくるのである。
 こうしたピーキーなシステム故か,あまりヒットしたとは言いがたいものとなったが,一部に熱狂的ファンが存在するTRPGとなった。

熱血専用! in 機動武闘伝Gガンダム

 ガンダムでヒーローものといえば,Gガンダム。…という訳で,RPGマガジン誌上でリプレイ掲載と共にシステム解説の例示に用いられたのが本作である。
 熱血専用!の解説記事では,の標準的なシステムを解説しているが,本作の記事では,まず,Gガンダムをプレイする上で,ルールブックだけでは不足する部分を独自のデータを追加し,さらにそれぞれのPCの位置づけを説明した後,リプレイが掲載されている。そのリプレイも,はっきり言えばバカネタなのだが,フルカラー6Pと当時としてはかなり豪勢な内容となっている。(ただし,実際のプレイは6Pに収まるような内容では無いと思われる。)

 本作に登場するPCは5人。通常のTRPGでは若干多めの人数であるが,ヒーロー以外はストーリーのもり立て役であるため,あまり影響はなかったようである。
 プレイヤーは,Gガンダム本編に登場するキャラクタをPCとして演じており,ドモン・カッシュ(ヒーロー)を主人公として,シュバルツ・ブルーダー(ストイックな修行家),マスター・アジア(無愛想な好敵手),アレンビー・ビアズリー(気丈な女戦士),レイン・ミカムラ(けなげな幼なじみ)の4名がフェロウとなっている。(レインのフェロウタイプは,ルールブックにない追加データ。)
 本編では,5人が温泉湯治に訪れたネオイズでのバカ騒ぎとその裏にある陰謀が描かれているが……。正直言えば,本編との整合性の面で無理があるのは事実だが,このバカ騒ぎはネタとして十分成立しており,Gガンダムらしい展開といっても間違いでは無いだろう。
 本編のネタ晴らしは,最低限に控えるので,頑張って掲載されているRPGマガジンを入手して,楽しんでほしい。

 ストーリー


 モビルファイター


 キャラクタ


 用語


 関連項目


 編集者


最終更新時間:2012年05月13日 13時53分10秒

 ノート

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脚注