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学ラン
- 読み:がくらん
- 分類:用語
説明
学生服の上着のこと。コミックボンボンに連載されている「武者番長風雲録」の黒龍頑駄無などが着用しているものを便宜上、こう呼ぶ。
ここでは、そこから少し離れて制服自体のことを説明します。
江戸時代末期にオランダ人が着ていた服を「ランダ」と呼び、それを学生が用いていたことから、「学生ランダ」と呼ばれるようになり、それが縮まって「学ラン」となったと言われている。
かなり昔から現在に至るまで、不良とは切っても切り離せない関係にあり、変形が施されているものが多く、そのタイプは大きく3つに分けることができる。また、後年ではボタン式ではなく、着脱が簡便なチャック式のものも登場している。
各部名称
ツメ襟
「カラー」と呼ばれる首元の部分。変形の種類によって異なるが、長ランであれば長め、短ランであれば短めというのが定番とされる。
ボタン
表のボタンと、それを留める裏ボタン。重要となるのは表側のボタンではなく、裏ボタンがポイントとなる。中には鎖などで繋いだ「チェーン・チェンジ」なども見られる。
裏地
文字通りの部分。全面に刺繍などを施す強者もいる。
タイプ
ノーマル
前がボタンで、布地は黒。いわゆる普通の学ラン。また、「白ラン(はくらん)」は最強の男のみが身に纏えるという最強を示す称号とも言われている。
ジャバラ
前がボタン式ではなく、チャック式でジャバラになっている。併せて腕にもジャバラがついていることが多い。このタイプは学ランの変形が施しにくいらしい。
白凰頑駄無が着用しているのは、このタイプの「白ラン」+「長ラン」スタイルで、非常に珍しい。
短ラン
丈40〜50センチくらいまでのスタイル。1980年代あたりから、少しおしゃれな学ランとして人気を集めた。
中ラン
標準サイズより、少し長めで、丈70〜80センチくらいまでのスタイル。最もメジャーなタイプの変形学ラン。
長ラン
丈80センチ以上で、コートのようなスタイル。現在では着用している不良は少ないが、昔はこれがスタンダードであった。大学や高校の応援団員が用いている。
黒龍頑駄無が着用しているのは、このスタイル。
ズボン
学ランに対して「学ズン」と呼ばれることもある。変形タイプは大きく分けて4つの種類がある。
各部名称
ウエスト
腰回りの部分。通常は縦の幅が2〜3センチ程度であるが、長いものでは20センチ以上のタイプもある。80年代のスタイルでは、極細のベルトが用いられている。
ワタリ
多くの場合、モモの部分を指し、基本的にはズボンの一番太い部分。これが太くなればなるほど、自然と腹部のタック数が増えていく。
ヒザ
文字通りのヒザの部分。大抵の場合、ここのサイズは無視されるが、ちょうちん、バナナのタイプは、ここのサイズも重要になる。
スソ
足首の部分。ここが太いか細いかで、ある意味ズボンのタイプが大きく変わる。この部分が折れているものを「ダブル」と言い、ここもおしゃれのポイントになる。
タイプ
ボンタン(セミワイド)
80年代を代表するスタイル。標準サイズはワタリが35センチ程度であるが、セミワイドは40〜80センチ、スソが18〜20センチとなる。
ドカン
ドラム缶のようなスタイルで、通称「ドカン」と呼ばれる。ワタリとスソの差が少なく、45×35センチくらいのものを指す。
ちょうちん
ワタリとスソの差が最も大きいスタイル。モモからヒザにかけての部分が最も太く、サイズはワタリが80センチ、スソが19センチという極端なものもある。
バナナ
80年代後半を代表するスタイル。ワタリからヒザにかけての差はあまりないが、ヒザからスソにかけて急激に細くなっている。そのため、スソの部分にチャックが設けてあるものもある。
関連項目
- 黒龍頑駄無
- 白凰頑駄無
参考
月刊少年チャンピオン「学ラン講座」
編集者
[武者・用語]
最終更新時間:2006年03月30日 21時51分25秒
脚注