宇宙移動要塞バルジ

宇宙移動要塞バルジ / 宇宙要塞バルジ

• [用語]
• 分類：基地
• 区分：アフター・コロニー
• 出典：新機動戦記ガンダムW

 説明

　OZ宇宙軍が力の象徴とする宇宙要塞。
　もとは連合が反抗的なコロニーに対する威嚇のために建造したものだった。
　ホワイトファングのアルテミスレボリューション成功後，OZ宇宙軍の最後の砦となるが，ホワイトファングによって陥落。ガンダムエピオンに沈められる。

　円盤型の人工重力ブロックに大出力のジェネレーターを擁する推進区間，さらに格納庫兼宇宙港を兼ねるブロックで構成されている。そのためOZ宇宙軍の駐留地点として機能し，各コロニーに睨みを利かせていた。
　さらに自力推進が可能なバルジは作戦宙域を自由に移動することができるため，コロニー住民にとっては恐怖の的となった。
　しかもコロニー勢力の抑圧を進めるOZはコロニーを一撃で破壊可能な大型ビーム砲（バルジ砲）を要塞に設置。この威力をもってして宇宙におけるOZの勢力基盤の安定化を目指したものだった。

　しかし，コロニー勢力の過激派を中心とする抵抗組織ホワイトファングとの戦闘の最中，ガンダムエピオンに接近戦に持ち込まれ，ビームソードの一閃で両断されている。

構造

　円筒状のユニットが宇宙港となっており，そこから上下に軍事関連施設が伸びている。
　また，その末端にはビーム砲が設置されている。
　その後方に人工重力ブロックと推進機関が設置されている。

　一方，右側はバルジ砲増設のため，宇宙港を覆い隠すように設置された巨大砲が圧巻である。
　この状態でも自力推進は可能で，あらゆるコロニーを射程内に収めることができた。

バルジ砲

　宇宙要塞バルジに増設された大型ビーム砲。
　OZに反発するコロニー勢力に対する抑止力として設置され，各コロニーに睨みを利かせることになった。
　大出力を誇るバルジのジェネレーターに直結されたバルジ砲は，最大出力で砲撃した際にはコロニーを一撃で破壊できるほどの火力を発揮する。
　連射も可能だが，その場合の出力は最大出力時の1/10程度となる。

　それほどまでに強力なバルジ砲だが実際に使用されたのは実は対ホワイトファング戦での1回のみであった。
　恐らくはあまりに火力が高過ぎたため，うかつに使用するとコロニー勢力からの強い反発を受けることを懸念したのだろう。だからこそバルジ砲は実戦的な兵装ではなく，象徴としての意味合いが強いものであった。

　なお，80%の出力で発射されたバルジ砲は，押し寄せるWFのMS部隊と護衛艦隊を瞬時に蒸発させ，さらに射線上に位置するコロニーをかすめて大被害をもたらした。この直後，バルジ砲とバルジはガンダムエピオンによって破壊されたものの，そうならなかった場合は，WFは後退せざるを得なかっただろう。

 関連項目

 編集者

• あさぎり

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最終更新時間：2018年12月23日 14時01分45秒

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