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ロゴス

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ロゴス

  • [用語]
  • 分類:組織
  • 区分:コズミック・イラ
  • 出典:機動戦士ガンダムSEED DESTINY

 説明

 世界を裏で操る組織。戦争という行為によって,人々を煽動し,それをまた自らの利益として,世界を牛耳ってきたとされる。
 戦争をビジネスとして,その利益のためならば,自らの組織以外(場合によっては組織内の他の人物ですら)利用する「物」としか見ていない。
 その組織は,一説に依れば紀元前にまで遡ると言われている。なお,一説によればロゴスも「一族」によるコントロールを受けているとも言われ,はっきりとしたことは判っていない。

 代表メンバーは9名からなり,コーラー一族,リッターグループ,アズラエル家,モッケルバーグ一族,グロート家,ヴァーミリア一族,マクウィリアムズ,ネレイス家の代表にロード・ジブリールを加えた物である。いずれも表向きには軍需,金融などの各産業の名手として認識されている人物だが,実態としては,経済コントロールのための秘密結社といったところとなっている。
 一方,ブルーコスモス盟主であるムルタ・アズラエルや,その後任となったロード・ジブリールは,ロゴスのコントロールを離れつつあったコーディネイターに対して否定的な立場をとることが組織の理念に一致した部分もあって突出した扱いを受けることとなった。
 経済的のみならず,政治的にも世界をコントロールしており,C.E.71年の大戦後実質的に世界の中心として権力の集中が見られた大西洋連邦の大統領であるジョゼフ・コープランドは,ロゴスの手によって当選させられたため,実質的に傀儡政権となっている。(本来は,コープランドは穏健派として活動していた人物であった。)

 彼らはそれぞれ世界経済の根幹を背後から支配しており,その存在が表に出てくることはなかった。だが,プラント最高評議会議長,ギルバート・デュランダルによって,ロゴスの存在が明らかにされた上,「人類の真の敵」と断罪されたことで,コーディネイターだけではなく,ナチュラルの一般民衆をも敵に回し,ついには地球連合の内部からもロゴスに対して反旗を翻すものたちが現れることとなった。
 表の顔を持つ代表は,民衆の襲撃によって次々と死亡し,かろうじて逃れたメンバーもヘブンズベース戦において拘束されるか命を落としている。
 唯一逃れたジブリールは,オーブに身を隠したものの,主導権を取り戻すことに成功したカガリ・ユラ・アスハらによって追い詰められるものの宇宙へと脱出した。
 その後,月面基地へと逃れたが,ザフト,地球連合の実質的連合軍によって命を落とすこととなった。

 ロゴスそのものは,この一連の事件で崩壊したが,結果として地球圏の経済活動にも大きな悪影響が生じている。これは,裏の顔として世界をコントロールしていたロゴスメンバーは,表の顔としては経済活動の中心的人物であったためで,ロゴスの崩壊によって空前のインフレーションを引き起こしたともされている。
 一方,ロゴスの解体に政治的手法を用いて,連合とザフト双方を利用することに成功したデュランダル議長であったが,一連の動きに反対や懐疑的であった勢力を含め,自らが発議したディスティニープランへの反対者をロゴスのメンバー同様に「人類の敵」と見なし排除しようとしたため,従来より穏健派であったクライン派をはじめとするコーディネイター勢力とオーブ陣営によってデュランダルも排除されてしまうこととなった。

 関連項目

 編集者


[用語]
[用語・SEED]


最終更新時間:2018年12月23日 15時38分40秒

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脚注