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ドイツレベル
- [模型用語/企業]
説明
ドイツのプラモデルメーカー。正式名称は「レベル」であるが，アメリカの「レベル」社（当時は，レベルモノグラム社）から，分離独立したため，その区別の為に「ドイツレベル」と呼ばれることもある。
ドイツレベルは，アメリカのレベル社が自社製品のヨーロッパ販売のための拠点の一つとして1956年にドイツに設立した現地法人がベースとなっている。
その後，イギリスの現地法人と共に，ヨーロッパ・イギリスでのレベル製品の販売を手がけていたが，70年代には成型品の輸入だけではなく，自国生産も開始し，既に生産休止や絶版となったキットも生産するなどの，本社との違いが現れ始める。
また，ヨーロッパメーカーのドイツでのOEM販売や，倒産したメーカーの金型買収などを行い，80年代に入ると完全に独自ラインナップの展開へとシフトしていった。
また，この頃になると，ドイツ法人で独自に製品開発も手がけるようになり，この製品が本社製品を上回る品質として評価されたこともあり，アメリカへ逆輸出されることとなった。
その後，90年代にはマッチボックスを吸収合併し，独自の生産設備の拡充を行い，大きく成長した。この結果，既にアメリカのレベル本社の売り上げを上回るようになり，また製品種別でもOEMを含め事実上ヨーロッパ最大の模型メーカーに躍り出ることとなった。
このため，2006年，正式にレベルモノグラムから分離され，独立した企業となった。
こうした経緯から，ドイツレベルの商品は実にバラエティに富んだ物となっている。かつてのアメリカレベルの商品やモノグラムの商品は，金型を移転したものだけではなく，レベル本社とのOEMによって継続して販売されており，マッチボックス，フロッグなどの倒産企業の金型は自社製品として生産が続けられている。
各国のOEM供給も続けられている為，非常に多くの製品が存在するのである。
こうした状況から，アメリカレベルがイギリスに設立したイギリスレベルも，当初こそ独自の展開を行っていたが，現在では事実上ドイツレベルの現地法人としての位置づけである。
備考
模型に関する用語の集約の為，ガンダムに関連しないもの，関連しないメーカーも含まれています。
関連項目
編集者
[模型用語]
最終更新時間：2011年02月17日 17時55分45秒
ノート
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脚注