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ゲルググマリーネ指揮官機(シーマ・ガラハウ専用機)
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | MS-14Fs |
兵器区分 | 汎用量産型モビルスーツ海兵隊指揮官仕様 |
所属 | ジオン公国軍 |
パイロット | シーマ・ガラハウ |
製作データ | |
デザイナー | 明貴美加 |
初出作品 | 機動戦士ガンダム0083 宇宙の蜉蝣2 |
参考文献 | GUNDAM WAR 1/144HGUC ゲルググマリーネ インストラクション ほか |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | 19.2m[1] |
頭頂高 | 19.2m |
本体重量 | 40.5t |
全備重量 | 80.0t |
ジェネレータ出力 | 1490kw |
スラスタ推力 | 20500kg x3,7000kg x4 |
スラスタ総推力 | 89500kg |
センサ有効半径 | 6300m |
180度旋回時間 | 1.5 sec |
装甲材質 | チタン合金セラミック複合材 |
装甲材質 | 超硬スチール合金[2] |
装甲材質 | 超高張力鋼[3] |
武装
110mm速射砲
前腕部には,A型などでは補助機動装備などがマウントされていることが多かったが,F系の機体には大口径のマシンガンが装備されている。
ビーム・サーベル
A型やS型が装備するツインエミッター仕様の"ナギナタ"タイプではないが,ユニットそのものには同系統のデバイスが使用されている。
ビーム・ライフル
専用シールド
概要
MS-14F《ゲルググマリーネ》は,ジオン公国軍が一年戦争当時に開発したモビルスーツである。MS-14《ゲルググ》の派生型であるが,ゲルググそのものの生産が逼迫した状況にあるにも関わらず,比較的多数の機体が生産されており,ある意味謎の多い機体となっている。
本機,MS-14Fs《ゲルググマリーネ》は,MS-14Fの指揮官仕様で,海兵隊の中隊指揮官向けに開発されたものである。
元々,ゲルググの開発は遅延しており,量産仕様の機体がロールアウトした時期には,複数の開発計画が併走する状況となっていた。統合整備計画やペズン計画もそうした併走した計画のひとつである。
ゲルググマリーネは,これらの計画とは別に前線における特殊任務を数多く実施する海兵隊の特別仕様機として開発が進められた機体で,先行量産型がエース部隊に配備された直後に開発が行われたものと思われる。
機体そのものは,統合整備計画以前の仕様であるため,プランそのものはゲルググのバリエーション(高機動型,支援型等)と同時期もしくは若干遅れて進められたものと考えられる。(なお,マリーネそのものの基本設計は,B型のものを踏襲している。)
マリーネは,ア・バオア・クーの工廠で短期間で生産された機体であり,投入が想定される任務の特殊性もあって,装甲厚や形状が独特となっており,他のゲルググ系の機体と比較してグラマラスなシルエットとなっている。これは,一種の工廠ごとの仕様違いといっても間違いではなく,バーニアやラジエーション,タンクなどのユニットが大型化したためと,装甲などにスペースドアーマー構造を多用しているため,マリーネの特徴的なシルエットとなっているのである。
スペック的には,機動性,運動性などは後のJG型に近い高スペックとなっているが,標準的な量産機として位置づけるには問題のある部分も内包している。このため,ある意味,一般型のゲルググとJG型への過渡期の機体であるともいえるだろう。
海兵隊の運用機であったことと,その多くを受領したシーマ海兵隊の一年戦争末期の冷遇された状況から,一年戦争当時に投入された機体は決して多くはなく,そのほとんどはU.C.0083年のデラーズ動乱時に確認されている。
なお,この際に配備されていた機体は,約30機でほとんどの機体がビーム・ライフルではなく,マシンガンを標準的に運用していた。これは,シーマ艦隊の苦しい台所事情を示しており,本来配備されるべきビーム・ライフルについては謎が多い。
引用
備考
Blu-rayボックスの特典として収録されたピクチャードラマ「宇宙の蜉蝣2」に登場した一年戦争当時の仕様。ドット迷彩が施されたカラーリング違いである。
関連項目
編集者
[MS/MA・M]
[モビルスーツ・0083]
最終更新時間:2016年09月19日 19時44分23秒
ノート
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脚注