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グフ重装型 / ヨーロッパ戦線用グフ
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | MS-07C-3 |
兵器区分 | 陸戦用モビルスーツ |
所属 | ジオン公国軍 |
パイロット | ジオン公国軍兵 |
製作データ | |
デザイナー | 大河原邦男 |
初出作品 | MSV |
参考文献 | GUNDAM WAR Gジェネレーションポータブル カードビルダー0083 ほか |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | Unknown |
頭頂高 | 17.7m |
本体重量 | 64.2t |
全備重量 | Unknown |
ジェネレータ出力 | Unknown |
スラスタ推力 | Unknown |
黒歴史コード | 02-2996887 |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
武装
5連装85mmフィンガー・バルカン
40mmバルカン砲
概要
MS-07C-3《グフ重装型》は,MS-07《グフ》のバリエーション機で,一般的な07Bタイプのヒートロッドを廃止し,両腕ともマシンガンに変更した仕様である。先行したC-1型の強化型とも言うべき仕様で,そのほとんどがヨーロッパ戦線で運用されたことから,「ヨーロッパ戦線用グフ」と呼ばれる事もある。
本機を含むMS-07C系列は,MS-07のマイナーチェンジシリーズとして知られるが,本機は特にその色合いが強い機体である。C系列は07のバリエーション展開のための機体系列として位置づけられやすいが,実際の所はライセンス生産による各局地戦線仕様の機体生産のためのラインと考えられる。
実際,一説には本ラインはツィマット社によって生産されたOEMラインだとも言われており,本機が目指した仕様は,ツィマット社の得意とする高機動型の機体であり,あながち間違っているとは断定できないものとなっている。
C-1型は,威力は高いものの取り扱いに難のあるヒートロッドを除くことで,一般兵であっても安定した運用が可能となったものと考えられる。本機の別名である「後期改修型」は,こうした一般兵でも運用の容易い陸戦機としての意味合いから与えられたものではないだろうか。
このC-1型をキャリフォルニア・ベースにおいて,より強化した仕様として誕生したのが,C-3型である。
主な改良点としては, ヨーロッパにおける森林戦の頻度から,肩当てのスパイクは森林での戦闘の妨げとなるため小型のものに改められ,全般的に装甲が強化されている。
また,両腕をマシンガンに変更し,弾切れを補うためにカートリッジ化。さらに,腰部に予備弾装を備えるなど,基本的に火力重視の設計となっている。
だが,その反面マニュピレータの性能は低下し,他の兵装の利用が難しく,機体バランスは悪くなっている。
こうした理由から本格量産に至ることなく終わっている。
C-3型は実用配備時期の関係から主にヨーロッパ方面,特にフランス北部戦線に多数投入されたが,ヨーロッパ戦線のみでなく各地で使用されたとの記録も残っている。
例えば,ジャブロー降下作戦にもC-3が2機投入されたと記録されている[1]。
C-3型を運用した部隊で有名な部隊として,フランス南部に配備されたブリッツ中隊があげられる。この部隊には,複数のパーソナルマークが確認されており,一年戦争初期に多大な活躍をしたものと考えられる。
引用
GUNDAM WAR 果てなき運命 ジオン公国 U-229
グフの火力・装甲を強化した機体。対空防御を想定して開発された機体で,両手に75mm機関砲を内蔵。しかしそれが仇となり,武器の携行に難点があるとして量産化が見送られている。
備考
武装については,近年のかなりの資料でミスが見られ,「5連装75mmフィンガー・バルカン」となっている事例が多い。設定上は,強化された「5連装85mmフィンガー・バルカン」が正確である[2]。また,頭部バルカン砲もFS型と同型のものであるため,40mmが正解となる。
関連項目
編集者
[MS/MA・M]
[モビルスーツ・MSV]
[加筆募集・MS]
最終更新時間:2016年03月20日 08時34分25秒
ノート
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脚注