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ザクキャノン / 対空砲撃戦仕様ザク / ザク対空砲タイプ
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | MS-06K |
兵器区分 | 対空砲撃戦仕様モビルスーツ |
所属 | ジオン公国軍 |
パイロット | ジオン兵 |
製作データ | |
デザイナー | 大河原邦男 |
初出作品 | MSV |
参考文献 | GUNDAM WAR 1/144 インストラクション ガンダム占い0079〜0080 ほか |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | 18.4m |
全高 | 17.6m[1] |
頭頂高 | 17.7m |
本体重量 | 59.1t |
全備重量 | 83.2t |
重量 | 80.0t[2] |
ジェネレータ出力 | 976kW |
スラスタ推力 | 41000kg |
陸上走行速度 | 73km/h |
装甲材質 | 超綱スチール合金 |
黒歴史コード | 01-6370384 |
武装
180mmキャノン砲 x1
スモークディスチャージャー x1
2連ロケット砲 x2
概要
MS-06K《ザクキャノン》は,地上部隊の作戦行動時により機動性の高い対空防御の手段を,という要請に基づいて考案されたタイプである。
当初の計画では,単にJタイプに対空砲をオプションで装備するというものであったが,重量バランス等の問題を解決できず,実質的に廃案であった。しかし,その後,開発を担当していたキャリフォルニア・ベースへ地球連邦軍のキャノンタイプモビルスーツ(RX-77説とRGC-80説有り)の情報が入り,順延されていた計画が再検討される事となった。この際,対空防御を主目的とせず,対モビルスーツ戦における中距離支援用にその用途を変更されたのだった。
この計画変更後ほどなくして,1号機はJタイプをベースにキャリフォルニアベースでロールアウトし,最終的に合計9機が製作された。(仮の型式としてMS-06J-12が与えられた。)右肩にはランドセルと一体化した上下90度角の180ミリキャノン砲,ランドセル左側にはスモークディスチャージャーを装備,またモニターアイは全周式に改められ,頭頂部にはサブカメラと後方監視カメラが追加された。
また当初,実戦用装備として通常のザク用兵装以外に右肩のキャノン砲しか持たなかったためモビルスーツ同士の物量戦を想定したビッグガンが用意された。
この9機は,実用評価のため北米で実戦参加している。
編成された部隊は都合3ヶ所を順に移動し,最後は北米西南部のジオン軍と連邦軍の地上部隊が近接し合う激戦区への投入で,主としてMS-06J部隊の支援部隊として使用された。一応特殊編成のため,この部隊は独立した形で指揮権が与えられ,その際隊長機に搭乗したのがイアン・グレーデン中尉である。
その後北西部の旧カナダ付近へ移動し2つの戦闘区域で参戦し,終戦直前には連邦軍のモビルスーツ部隊とも交戦も記録されている。
また特殊テストとして,Jタイプ用ランドセルに換装したノーマルオペレーションテストも行われている。脚部に07タイプのノウハウを活かした補助推進機を装備していた事もあり,標準兵装装備状態での機動性テストの結果は好成績を残している。(結果的にこれが,YMS-08へのデータ収集を兼ねていたとの説もある。)
本機は連邦軍のモビルスーツの量産化に対して急ピッチで開発されたが,結局,搭載火器重量の問題など,基本設計の枠内での改修に限界があったため,完全な完成を前に量産化もされぬまま終戦を迎えた。また,同機にはジェネレーターを改良してビーム砲を装備する事も検討されていた。しかし様々な問題があり,結果的にK型のコンセプトはMS-14Cにおいて結実する事になる。
なお,近年では一定数(相当数との表記も見られる)生産されたとの説もあり,後年,連邦軍に接収された機体の数をみても,試作された9機以外の機体が,存在していたことは間違いないと考えられる。
引用
1/100 MG ザクJ型 Ver.2.0
長距離支援用に開発された砲撃戦用の機体。性能も良好で相当数量産された。著名なエースパイロットも搭乗した。
備考
引用に示された例は一例だが,他の資料でも「相当数量産された」の記述が見られる。
この点から考えると,初期仕様の機体9機が「MS-06J-12/MS-06K」であり,量産された機体が「MS-06K」なのであろう。実は,原典のひとつであるMSVハンドブックでも「試作は9機のみ」との記述しかなく,量産があったかどうかには触れられていないのである。量産を否定しているのはガシャポンシリーズのシールなどに見られるが,これも「大量生産」を否定するとの解釈にも取れるため,少数生産においては解釈でどうとでもなるのである。
また,MSV-Rでは,MS-06JKハーフキャノンが設定されており,これもMS-06Kの配備が間に合わなかった部隊への暫定処置を兼ねていた可能性があることからしても,ザクキャノンそのものの量産が進められていたことは間違いないと思われる。
なお,9機「しか」存在しない,という発言をウェブ上では見かけることがあるが,既にΖガンダムの放映時点で,その生産数はこれを超えており,「初期型9機,その他多数(一定数)」という解釈を行わなければならない状況であったことは付記しておきたい。
カラーリングについて
ザクキャノンのカラーリングは,戦線の移動に合わせて変更されており,北米南西部(砂漠地帯)でのカラーリングが,一般的によく知られるサンドカラーのものである。
一方,カナダ方面ではダークグレーのカラーリングが中心であったが,森林地帯での作戦ではダークグリーンを基調としたカラーリングとなっている。
現状,同一機のカラーリング変更のため「○○仕様」の形では項目化していないが,必要に応じて項目化する可能性がある。
関連項目
編集者
[MS/MA・M]
[モビルスーツ・MSV]
最終更新時間:2014年12月21日 21時52分52秒
ノート
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脚注