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デザート・ザク(カラカル隊所属機)
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | MS-06D |
兵器区分 | 砂漠戦用モビルスーツ |
所属 | ジオン公国軍 |
パイロット | ジオン公国軍兵 |
製作データ | |
デザイナー | 大河原邦男 |
初出作品 | MSV |
参考文献 | 1/144 ザク・デザートタイプ インストラクション ほか |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | 18.2m |
頭頂高 | 17.5m |
本体重量 | 61.3t |
全備重量 | 79.4t |
重量 | 73t[1] |
ジェネレータ出力 | 976kw |
スラスタ推力 | 42900kg |
陸上走行速度 | 80km/h |
装甲材質 | 超綱スチール合金 |
ピューマB4式放熱ブロック
ランドセルに設置された放熱機器。
武装
ラッツリバー式P3 2連ミサイルポッド(腰部)
SA-712クラッカーポッド(腰部)
ラッツリバー式 3連ミサイルポッド(腕部)
M120ASマシンガン
ブリッツ社製60mm機関砲(頭部)
105mm マシンガン x1
概要
MS-06D《デザート・ザク》は,ジオン公国軍が一年戦争当時に投入したMS-06《ザク》のバリエーション機である。デザート・ザクは,公国軍が地球上で重視した地区のひとつであるアフリカ戦線用の機体として開発が進められたものである。
アフリカ大陸には,ダカール,キリマンジャロ,ケープタウンなど地球連邦軍の重要施設が多かったことから,公国軍にとって攻略の必要な地域のひとつであったが,それ以上に各地の各種地下資源なども人的資源・物的資源に乏しい公国軍にとっては重要であり,「確保すべき」地域であった。
しかし,アフリカの砂漠やサバンナはただでさえ過酷な地域であり,モビルスーツにとってもその稼動効率や整備性の面で極めて不利な地域だったのである。
アフリカ戦線を戦うパイロットからの要望で最も多かったのは,砂漠・熱帯(サバンナ)地域に適合したモビルスーツの開発であり,それは急務でもあったわけである。
Dタイプは,地上用MS-06Jを砂漠戦用に再設計したもので,J型で得られたデータをフィードバックし,各部の見直しが行われている。
まず,本体の軽量化とジェネレータの出力アップを行い,砂漠という足場が不安定な場所での安定した機動を目指している。また,脚部と腰部に補助推進装置を取り付けており,さらなる機動性の確保も行っている。また,脚部,腕部関節には入念なシーリングが行われ,砂の流入による稼働率の低下を防いでいる。
また,J型で被弾率の高かった部位の装甲強化として胸部と左腕部に装甲を追加している。(胸部はともかく腕部はシールドとしての意味合いが強い)
武装については,一般的なJ型の兵装も流用することができたが,専用装備も数多く開発されており,結果アフリカ戦線でもっとも活躍したモビルスーツと言ってもいいだろう。
なお,本機には2つのタイプの生産が確認されている。一方は通常のシングルアンテナとよばれる通信設備をもった機体で,ピンクパンサー部隊を始めとする様々な部隊に配備された。一般的にデザートタイプといった場合,このシングルタイプを指すことが多い。(なお,この機体の生産数は71機とされるが定かではない)
もう一方はダブルアンテナと呼ばれるタイプである。こちらは主にカラカル隊などに配備された。
本機は,06Dの試験運用を行うために編成されたカラカル隊の配備機である。
06Dは,2種の仕様が開発されたが,カラカル隊には生産初期のダブルアンテナの機体が先行配備されており,実戦テストが繰り返されている。この戦果が優れたものであったため,カラカル隊=ダブルアンテナタイプという印象が強く印象づけられている。(なお,カラカル隊には,シングルタイプアンテナの機体や,YMS-09D《ドム・トロピカルテストタイプ》なども配備されている。)
なお,本機は通常のシングルアンテナタイプと性能的に差違はなく,運用面においてもシングルタイプとそれほど差はなかったため,生産はシングルタイプのみに統一されている。(そのため,43機の製造で終わっているとされるが,製造機数については異説もあることを付け加えておく。)
引用
ガシャポン戦士実写シール 99/62A
陸戦用ザクを砂漠用に改良したもので,コクピットをダブルハッチにするなど気密性を強化してあり,カラカル部隊に配備されたものは,通信用のアンテナが2本あり,迷彩を施されていたのが特徴。
備考
カラカル隊にシングルアンテナが配備されていた可能性は否定できない。(パイロット列伝やパッケージイラストなどから。)
確認が取れれば項目分割を行う。
関連項目
編集者
[MS/MA・M]
[モビルスーツ・MSV]
[加筆募集・MS]
最終更新時間:2016年07月20日 20時59分09秒
ノート
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脚注