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!!!鳳凰の羽
*[用語]
//*読み:
*分類:伝承
*区分:正暦
*出典:∀ガンダム(福井版)
*区分:[[正暦]]
*出典:[[∀ガンダム]](福井版)
!!説明
イングレッサ領に伝わる伝承に登場する月の姫(ディアナ)が,結婚の条件としてだしたもの。
また,実際に「鳳凰の羽」とされる羽が,ゲイム家には伝わっている。
伝承には,ウィル・ゲイム(初代)がかつてディアナ・ソレルと暮らした時の様子と,彼がディアナの元から旅立った理由などが伝えられている。
!本文(劇中一部抜粋)
オーバニーのおやしきでくらすようになった月の姫君のうわさは,まもなくイングレッサじゅうに広まりました。訪れた人たちは,だれもが姫君の美しさにたいそう感心しました。ぜひ結婚してほしい,とみんなが口をそろえて言いました。
いくら断ってもあきらめようとしない求婚者たちに,姫君は言いました。「東方の大陸に,永遠の命をもつ鳳凰という鳥がおります。その羽をもち返ってきた方と,わたくしは結婚いたしましょう」
!伝承{{fn 劇中の本文をベースに抜粋,まとめ済み}}
森で迷っていたところを助けられた月の姫君は,オーバニーのお屋敷で暮らすようになりました。そのうわさは,まもなくイングレッサじゅうに広まりました。訪れた人たちは,だれもが姫君の美しさにたいそうし,ぜひ結婚してほしい,とみんなが口をそろえて言いました。
いくら断ってもあきらめようとしない求婚者たちに,姫君は言いました。「東方の大陸に,永遠の命をもつ鳳凰という鳥がおります。その羽をもち返ってきた方と,わたくしは結婚いたしましょう」と。
月の姫君は,ウィル・ゲイムが結婚を申し込んでくれるのを待ちましたが,ウィルの心は晴れませんでした。ウィルは,自分だけなにもせずに結婚を申しこむのは卑怯だと思っていたのです。
ウィルを乗せた飛行船は,オーバニーをはなれて東の空へ飛んでゆきました。
東の大陸への道筋は,長く危険なものなので,多くの求婚者は諦めましたが,それでも諦めきれずに東の大陸へと旅立っていきました。
こうした求婚者たちがいなくなり,オーバニーの屋敷は静かになりました。
しかし,ウィル・ゲイムの心は晴れませんでした。
月の姫君は,ウィルからの求婚を待っていたのですが,ウィルは,他の人たちが苦労していたのに自分がそれを満たさずに求婚することをよしとしなかったのです。
こうして, ウィルを乗せた飛行船は,オーバニーをはなれて東の空へ飛んでゆきました。
夏が終わり,秋になりました。ウィルからはなんの便りもありません。姫君が心配しているところに,とちゅうで旅をあきらめた求婚者がやってきました。その求婚者は,ウィル・ゲイムの乗った飛行船が遭難したことを姫君に伝えました。
月の姫君は,たいそうなげき悲しみました。
姫君は従者に言いつけて,月から迎えの馬車を呼びよせました。
姫君はゲイム家の人々に別れを告げ,空を飛ぶ馬車に乗って天に昇ってゆきました。
月の姫君は,たいそうなげき悲しみました。姫君は従者に言いつけて,月から迎えの馬車を呼びよせました。姫君はゲイム家の人々に別れを告げ,空を飛ぶ馬車に乗って天に昇ってゆきました。
それから何年かして,明かりが消えたようなオーバニーのおやしきに,ひょっこりウィル・ゲイムが帰ってきました。その手にはしっかりと鳳凰の羽がにぎられていました。
それから何年かして,ウィル・ゲイムが帰ってきました。その手にはしっかりと鳳凰の羽がにぎられていました。
月の姫君が天に帰ってしまったことを知ると,ウィルはひどく悲しみました。たいへんな苦労をしてようやく羽を手に入れたのに,姫君はもういないのです。
「ああ,わたしはいったいなんのために苦しい旅をしてきたのだろう。鳳凰の羽よ,おまえに神仙の力がやどっているのなら,わたしを月の姫君のところにつれていっておくれ」
ウィルは涙ながらに祈りました。すると,どうでしょう。鳳凰の羽があやしくかがやき,ウィルをつつみこんだのです。あやしいかがやきは大きな羽になり,ウィルを鷹のすがたに変えました。鷹になったウィルは,オーバニーのおやしきの上をぐるりと回ると,月に向かって羽ばたいてゆきました。
>>イングレッサの民話「鳳凰の羽」より抜粋
!!備考
読んで判るとおり,原文は竹取物語に近い。
なお,かなり省略しているため原本を確認してもらいたい。
>>[[ユーザーページ|鳳凰の羽(詳細)]]
!!関連項目
*[[ウィル・ゲイム]]
!!編集者
*あさぎり
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{{category 用語・∀}}
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!!ノート
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