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塗料の変更点

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!!!塗料
*[模型用語]
!!説明
 物の表面に塗って着色や保護をするための流動状の物質のこと。ペンキ・ワニス・エナメル・漆などだが,一般的には「塗装」,すなわち,「色を付ける」という概念で用いられることが多い。

 模型分野でいえば,塗料とは,模型製作の工程の一つである「塗装」時に用いる材料ということになる。
 その性質上,「プラスチック」に食いつく(=プラスチックを侵す)性質を持ったものしか用いることはできないが,様々な手法で本来プラスチックには塗装できないものを塗料として利用可能な形にしているものも存在する。

 現在プラモデル用として国内で発売されている塗料はいくつか存在するが,有名な商品は,タミヤカラー,タミヤアクリルカラー,Mr.カラー,水性ホビーカラー,ガイアカラーの5種といったところだろう。これらは,その特性からエナメル性,アクリル性,ラッカー性,水性の4種に区分できる。
 実際の塗装時には,これらの特性を利用して塗装を行うのだが,そこまで考えずに単一の種別の塗料で塗装してしまうことも多い。

 もちろん,模型製作に於いて常に模型専用の塗料を用いる必要は無い。([[ウェザリング]]では,それを逆手にとった技法も存在している。)実際,一般的に「ペンキ」と呼ばれる塗料は,ラッカー性あるいはアクリル性(近年は水性)のものであるが,模型用塗料では,一般的なものは分類上全てこの「ペンキ」と同等のものである。
 しかしながら,皮膜の厚さや強度などが異なる為,通常は模型専用のものを用いた方がベターだということなのである。

{{anchor 歴史}}
!歴史
 国内のプラモデル用塗料の歴史は,やはりマルサンがプラモデル用塗料として発売したことから実質的にスタートしたと言っても過言では無い。
 マルサンは,プラモデルの発売と共にその周辺用具の販売も行っており,模型用塗料もそのひとつであった。東邦化研が製造しマルサンが販売した「プラカラー{{fn これも商標登録されており,プラモデル同様非常に問題となった。}}」は,プラモデル塗装専用カラーとして発売され,60年代のプラモデルブーム時には,数多く販売された。
 しかし,プラカラーはその色数の少なさ故に,調色して塗装することが前提となっていため,グンゼ産業は藤倉化成と共同で新たな模型用塗料の開発を行った。これを当時業務提携していたアメリカレベルの商品ブランドを借用し「レベルカラー」として発売したのである。
 レベルカラーは,非常に多くの色数を有し,また様々な専用色を発売したことから人気となり,一時期は「レベルカラー=模型用塗料」という認識さえ生まれるほどだった。(そのため,プラカラー=レベルカラーという誤認も一部にあった。
 後にグンゼ産業がレベルとの提携解消となると,自社開発であった塗料は「Mr.カラー」とブランド名を変更し,販売が継続された。一方,レベルとの提携を引き継いだタカラからレベルカラーは継続して発売されたが,これも製造は同じ藤倉化成であったため,実質的に両者は同じ塗料であった。(タカラは,後に鉄道模型用やアニメーションキット用など用途を特化させ,一部新色を発売している。)
 タカラ版レベルカラーは,80年代にタカラとレベルの提携が解消されると発売も休止され,以後,ラッカー系カラーとしてはMr.カラーの独壇場となる。(その後,しばらくは「アニメカラー,鉄道カラーとして藤倉化成のOEMの形で各社から販売されており,一部は現在でも取り扱いが続いている。)
 現在では,ハセガワ,フジミ,イタレリ,ドラゴン,バンダイなど,国内外のメーカーがMr.カラーの色番号を使用する状況となっている。

 一方,70年代にパクトラ社と提携したタミヤは,パクトラタミヤのブランド名でエナメル系カラーを販売していたが,こちらも提携解消後に「タミヤカラー」としてリスタートしている。
 現在では,ほぼGSIクレオスとタミヤによって塗料のシェアは占められているが,ガイアノーツの様に,独自の塗料で割り込みをかけるメーカーもあり,特殊なカラーも多く存在することから,これらの特徴を使い分けることで,様々な表現が可能となるだろう。

!!性質別分類
 ここでは,塗料の性質別に簡単に説明を行う。

{{anchor ラッカー系カラー}}
!ラッカー系カラー
 ラッカー性カラー,ラッカーカラー,単にラッカーとも。塗料の種類の一つ。
 模型分野で一般的にラッカーカラーというとMr.カラーを指すことが多い。これに対して,ガイアカラーもそのシェアを伸ばしつつある。

 いわゆるシンナーを溶剤とする油性系の塗料で,非常に乾燥が早いのが特徴。また,その際に形成される皮膜が強い為,下地塗装に向いているという特徴がある。また,エアブラシによる塗装にも向いているといえるだろう。
 塗料として,比較的発色も良いのだが,乾燥が早すぎる為に筆塗りの場合,特に筆ムラが生じやすいという欠点がある。このため,一般的には「リターダー」と呼ばれる乾燥遅延剤を添加して塗装を行う。

 ちなみに本来のラッカーというのはニトロセルロースを成分に含む物であって,模型用でラッカーと呼ばれているアクリル樹脂塗料とは異なるものである。模型用塗料でいうところのラッカーとは,アクリル塗料の性状・物性がラッカーの代替となりえることから呼ばれる様になったと思われ,厳密には「代替ラッカー」とでも言うべき物である。

{{anchor アクリル系カラー}}
!アクリル系カラー
 アクリルカラー。塗料の種類の一つ。
 模型分野では,事実上タミヤのアクリルカラーを指す。
 性質的には,エナメルカラーとラッカー等カラーの中間的な物で,筆塗りしやすく,延びがいい塗料となっている。塗装にもちいた筆は水で洗える(当然ながら,乾燥後は不可能)が,溶剤は専用の物が必要となる。

 元々は水には溶けないアクリル樹脂を乳化させて水溶性にした,アクリル樹脂系エマルジョン塗料のことをアクリル系カラーと呼んでいるもので,用いられる専用の溶剤はアルコールが主成分である。
 この特徴から,ラッカー系同様溶剤の揮発が早く,きちんとした管理が必要となる。

{{anchor 水性カラー}}
!水性カラー
 塗料の一つ。
 模型用塗料としては,事実上,GSIクレオスの水性ホビーカラーのこと。
 人体への影響を考えて開発された塗料で,専用の溶剤を使わないのが特徴で,塗料を薄める際も水を使う。乾燥すると耐水性になるという特徴があり,近年普及している水性ペンキとほぼ同様の性質をもったもの。

 揮発性溶剤を使わない(アルコール性の専用溶剤も存在するにはするが,凝固してしまった塗料を溶く為といった限定用途にしか用いない)為,近年,プラモデルの塗装説明図は,この水性カラーで行われるようになってきている。
 こうした利点の反面,塗料の伸び,発色が悪いなどの欠点もある。このため,特に筆による塗装を行うには,それ相応の技術が必要になる。

{{anchor エナメル系カラー}}
!エナメル系カラー
 エナメルカラー。塗料の種類の一つ。
 主に,タミヤのエナメルカラー(タミヤカラー)を指す。
 特徴としては,塗料の伸びがよく色むらになりにくく,発色もいいという特に小スケールや細かい部分が多い模型に向いた塗料。しかし,その反面,乾燥に非常に時間がかかるのが特徴的な欠点ともいえる。

 また,専用溶剤は,プラスチック(スチロール樹脂)を侵すため,パーツが割れることも多々ある。そのため一部のモデラーは油彩絵画用のペトロールを用いることがあるが,こちらが侵食がないわけではないので注意。

 ちなみに本来のエナメルというのはワニス(セルロースラッカー)に顔料を加えた有色不透明の揮発乾燥塗料のことを指す(つまりは有色不透明のラッカーということ…ややこしい)。一方,模型用でエナメル系と呼んでいるものは油性エナメルとでもいうべきもので,乾燥プロセス(酸化重合による固化乾燥)も異なる。

!!商品別分類
 現在一般敵に市場流通している模型用塗料は,以下の商品である。

{{anchor 水性ホビーカラー}}
!水性ホビーカラー
 グンゼ産業(現在は,GSIクレオス)の販売する模型用塗料。性質は,水性で筆洗いだけではなく,塗料の希釈にも水が使えるのが特徴。
 人体に悪影響を与える溶剤がほとんど添加されていないため,安全性が高く,現在タミヤや一部ミリタリー系メーカーを除いて,数多くの国内プラモデルメーカーが組立説明書での色指定に用いている。
 詳細は,[[水性ホビーカラー]]参照。

{{anchor Mr.カラー}}
!Mr.カラー
 グンゼ産業(現在は,GSIクレオス)の販売している模型用塗料。性質は,ラッカー系塗料。
 タミヤを除く大手メーカーのプラモデルの大半で,この色番号が用いられているほどメジャーな塗料で,ほとんどの模型店や一部量販店で入手可能である。
 かつては,特徴的なキャップによってその瓶の開け閉めも簡単であったが,2009年の出荷分から水性ホビーカラーと共通の塗料瓶が用いられるようになった。(以前からガンダムカラーなどの特色などでは,こうした共通瓶が用いられていた。)

 1980年代のガンプラブームの時に,最も出荷が増えた塗料で,現在でも出荷されている基本色が最も多いカラーである。ガンプラブームの際には,ガンプラ用に調色した基本色を通常の瓶よりも小さな瓶でセット売りにしており,これがきっかけで,様々な塗料セットも販売している。
 現在でも,2000年に再始動した通常瓶のガンダムカラーは継続して発売されており,ガンプラを作る上では,必須の塗料となっている。

 なお,かつてタカラから発売されていたレベルカラーはその出自から事実上同一のカラーであり,その派生として現在に至っている鉄道カラー(グリーンマックス)や艦船カラー(ピットロード)などは,現在も藤倉化成が製造を手がけており,本質的に同じ商品である。
 詳細は,[[Mr.カラー]]参照。

{{anchor ガイアカラー}}
!ガイアカラー
 ガイアノーツが販売している模型用塗料。2005年に販売が開始された比較的新しい塗料で,現時点ではそれほど色数が多いとは言えないのだが,模型のはやりに応じた特色セットを頻繁に出荷するという印象が強い。
 性質的にラッカー系であり,Mr.カラーに近い性質を持つ。(ただし,成分が同じというわけではなく,溶剤を入れ違えると,とんでもないことになる。)

 Mr.カラーと比較して,隠蔽力の強い色が多いため,模型誌などで用いられる傾向にある。ただ,色数の問題から調色は困難で,その特性を活かした下地塗装の用いられやすいのは,やむを得ないところだろうか。

{{anchor タミヤカラー}}
!タミヤカラー
 タミヤから発売されている模型用塗料。
 一般的に単に「タミヤカラー」といった場合,こちらのエナメル系カラーの方を指す。アクリルカラーとの区別の為,「エナメルカラー」という場合もある。
 性質的には,エナメル系に分類されるもので,タミヤ製のミリタリーキットは,このタミヤカラーの色番号を指定している。(海外のキットでも,このタミヤカラーの色番号への調合を指示している場合もある。)

 タミヤというメーカーの特徴から,ミリタリー系のカラーが多いという特徴がある。特に[[ウェザリング]]用の各種カラーは豊富であり,これを利用することで,面倒な調色を避けるという方法もある。

{{anchor アクリルカラー}}
!タミヤカラー(タミヤアクリルカラー)
 タミヤから発売されている模型用塗料。現在では,タミヤ製キットでも人体への影響からエナメルカラーではなく,こちらの色番号を用いることも増えており,タミヤカラーというと,こちらを用意される場合もあるが,厳密には「タミヤアクリルカラー」あるいは「アクリルカラー」というのが正しい。
 性質的に水性ホビーカラーに近いが,溶剤は専用のものを用いる必要がある。
 特に低年齢層への配慮から,ガンプラでは水性ホビーカラーが指定に用いられることが多い為,ガンプラがらみの組立説明書や模型誌の製作記事で,こちらを目にする事は極めてまれである。

!!色種別
 ここで,販売されている色種別の説明を行う。

{{anchor 基本色}}
!基本色
 色の基本となる色のこと。一般的にはどのようなカラーでもこの基本色は,一桁から20番台ほどの,若い色番号が与えられている。
 白,黒,赤,青,黄…といった絵の具で言えば,基本12色,18色といった具合にセットになるような色を思い浮かべてもらえば問題は無いのだが,調色の際には,各カラーのベースとなった顔料の性質が表れる為,同じ色同士を調色したとしても,必ずしも同じ色になるとは限らない。
 こうした状況を解消する為,近年ではガイアカラーやMr.カラーでは「純色」という名称で,(ほぼ)色の三原色通りの調色が可能な「色」が発売されている。

{{anchor 特色}}
!特色
 特別色のこと。
 特定の用途向けに調色され,発売されているもので,下記で説明しているFSカラーなどもその一種となる。
 ほとんどの商品が,200番以降や300番以降という数字の大きい番号を割り振っているが,GSIクレオスの[[ガンダムカラー]]のように,専用の番号を用意している場合もある。

 こうした特別色は,ミリタリー系のカラーの調合済み商品として登場したものが多く,比較的よく用いられるものは,後に独立した品番が与えられたものも存在する。
 現在でも,例えば「ブルーインパルス専用」や「ロシア軍冬季迷彩」といったような,用途別にセット販売されているものも多く,微妙な調色のベースとして重宝されている。
 なお,印刷用語で言うところの特色とは若干意味合いが異なり,印刷の場合は,色分解で再現できない専用インクを用意する色のことである。

{{anchor クリアカラー}}
!クリアカラー
 特色のひとつ。隠蔽力はほとんど無く,下地が透けて見える色の総称として用いられることが多い。
 一般的な塗料が,顔料を成分としているのに対して,クリアカラーは染料を成分としている。そのため,塗装後半透明の皮膜を形成するという特徴がある。
 皮膜が半透明である為,重ね塗りによってその色合いが変わってくるという特徴も有している。

{{anchor 蛍光カラー}}
!蛍光カラー
 特色のひとつ。蛍光色を再現するために用意されたもの。
 蛍光色を再現する為に蛍光剤が混入されており,非常にはっきりとした発色を示すのが特徴。またベースが染料系塗料である為,その性質はクリアカラーに近い。
 反面,蛍光剤が退色しやすいという欠点もあり,用いる際には注意が必要である。

{{anchor FSカラー}}
!FSカラー
 FSとは,塗料の色番号を示すコードであり,「Federal Standard 595B Colors」の略である。これは,アメリカ政府が規定した色コードで数値部の各桁で色情報を示す。
 一桁目が,光沢の具合で,1が光沢・2が半光沢・3がフラット。
 二桁目が色の系統で,0:茶系,1:赤系,2:アンバー系,3:黄色系,4:緑系,5:青系,6:グレー系,7:白・黒・メタリック,8:蛍光色。
 三桁目以降が色の明度で,数値が大きくなるほど明るい色となる。 
 こうした数値によって,非常に微妙な色合いの変化などを規定するもので,主に航空機の塗装剤などの色指定に用いられている。
 Mr.カラーなどは,このFSカラーナンバーをそのまま利用して,特色として発売している。


!!販売形態
 ここでは,販売形態ごとの説明を行う。
 一部商品は,独立した項目が存在するので,そちらを参照のこと。

{{anchor 瓶入り塗料}}
!瓶入り塗料
 10ml程度(サイズはメーカーによって異なる)の小瓶の形で販売されている塗料のこと。多くの塗料は,この型式で発売されている。
 なお,一部には樹脂製ボトルに入れられて販売されているものもあるが,その場合も瓶入りと呼称する場合が多い。

{{anchor 缶スプレー}}
!缶スプレー
 スプレー缶の形で販売されている商品。
 エアブラシほどではないが,均一な塗装が可能で非常に広範囲を手軽に塗装することができるが,その反面調色ができないという問題もある。このため,下地や基本色など限られた色数となってしまう傾向にある。

{{anchor 缶入り塗料}}
!缶入り塗料
 一般的に販売されているペンキのように,大型の缶(小さい物では500cc程度から大きい物ではドラム缶サイズまで)に収められて販売されている塗料のこと。模型用塗料では,下地など一部にしか存在しない。

{{anchor ペン型塗料}}
!ペン型塗料
 いわゆる「ペイントマーカー」。タミヤから発売されているタミヤマーカーやGSIクレオスから発売されているガンダムマーカーなどが有名。


!!用途別
 ここでは,塗料の用途別について説明する。
 一般的に塗料とは「塗装のため」に用いるものだが,特定の用途向けに用意された塗料というものも存在している。
 ここで説明するのは,その作業の過程で用いる特定用途向け塗料である。

{{anchor 下地塗料}}
!下地塗料
 パーツの表面仕上げの後,最初に吹く塗料。あるいは,そのような用途向けに用意された塗料のこと。
 後者は,塗装が難しいメタルフィギュアなどに塗装する為の下地剤としての意味合いで塗装するもので,プライマーなどが相当する。
 前者の場合は,黒や白,あるいはベースとなる基本色を用いた下地色としての意味合いで用いるものである。この場合,ラッカー系カラーなどの皮膜の強い塗料が選ばれることが多い。また,それ専用に開発された「下地色」を用意しているメーカーもある。
 後者の用途で言う場合は,ケース・バイ・ケースで用いる色を変える人もいれば,自分の塗装法に則した下地色を決めている人もおり,特に決まり事は無いと言ってもいい。
 しかしながら,いずれの場合でも表面仕上げの良し悪しが塗装に影響することには変わりなく,まずは表面仕上げに力を入れるべきである。

{{anchor 仕上げ塗料}}
!仕上げ塗料
 全ての行程の最後に使用する塗料のこと。一般的に,塗装面保護や光沢の均一化などに用いられるもので,トップコートなどのように缶スプレーで用意されているものが多い。
 多くの場合,いわゆる「透明(クリアー)」であり,作品の色味を変えてしまわないように配慮されているが,塗装ミスで白かぶりしてしまうと,取り返しが付かない状況になってしまう。
 なお,木工などで用いるニスも,仕上げ塗料のひとつである。こちらは,色味が加わっているものも多く,必ずしも透明ばかりではないということである。

!!備考
 模型に関する用語の集約の為,ガンダムに関連しないもの,関連しないメーカー名も含まれています。なお,参考として模型漫画関連からカテゴリーリンクされています。

!!関連項目

!!編集者
*あさぎり
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{{category 模型用語}}
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{{lastmodified}}
!!ノート
■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]]
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