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!!!ラプラス
*[用語]
//*読み：
*分類：施設
*区分：宇宙世紀
*出典：機動戦士ガンダムUC
!!説明
西暦時代末期に建造された低軌道宇宙ステーション。
高度200キロメートルの90分で地球を一周する衛星軌道上に浮かぶ地球連邦の連邦首相官邸がこの「ラプラス」である。
ラプラスは，スタンフォード・トーラス型と呼ばれるドーナツ型の居住ブロックを持つ低軌道宇宙ステーションで，上下2枚のミラーと居住ブロックで構成されている。
太陽光供給用のミラーは，およそ1000枚にものぼる約3メートル四方の凹面鏡によって構成され，全体で直径500メートル弱の平べったい円盤を形成している。この円心部に直径100メートルほどの穴があき，中央に接合用のシャフトが通っている。このミラーが上下2枚存在している。
ミラーと居住ブロックは，およそ300メートルほどの距離があり，2枚のミラーにサンドイッチされる形で，居住ブロックが配置されており，ミラーから取り込まれる太陽光によって人工的な昼夜を作り出している。
居住ブロックは75秒周期で回転し，内壁に遠心力による重力を生じさせる。
重力は，地球の1/6弱で，月と同程度の重力しか発生させられないが，無重力の不便に比べれば充分ということらしい。
ラプラスは，赤道面に対して，直角に交わる極軌道を周回しているため，地球の陰に入ることなく，常に太陽光を浴びる位置関係にある。そのため，太陽光を浴びる部分と，その影になる部分での温度差は激しく，太陽光にさらされる部分は摂氏120度の高熱に，影になる部分はマイナス120度の酷寒にさらされる。そのため，ラプラスでは，居住ブロックの円環を一周する水の循環路を環境制御に用い，気温調節を行っている。
旧世紀に建造が進められ，地球連邦政府首相の首相官邸として用いられていたが，宇宙世紀への改暦セレモニーの開始と同時にテロリストによって破壊されてしまった。
その手段も，ステーションの持つ機能を利用されたもので，従来の爆弾テロのようなものではなかった。
すなわち，集光ミラーの焦点を意図的に一箇所に集中させ，それにより環境制御のための水を水蒸気爆発させたのである。この事件は，事実上宇宙に於ける最初の大規模テロとなった。
!!関連項目
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!!編集者
*あさぎり
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!!ノート
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