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〔ZGMF-X10A〕フリーダムの変更点

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>>[[ユーザーファイル入口|USER/〔ZGMF-X10A〕フリーダム]]
!!!フリーダム / フリーダムガンダム
*[MS]
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!!データ
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,デザイナー,大河原邦男
,初出作品,機動戦士ガンダムSEED{{br}}機動戦士ガンダムSEED DESTINY(レストア機)
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,参考文献,1/60 プラモデルインスト{{br}}1/144 コレクションシリーズインスト{{br}}1/144 コレクションシリーズ初回特典冊子{{br}}BB戦士インスト{{br}}1/144 HGインスト{{br}}電撃HobbyMagzine{{br}}HobbyJapan{{br}}GUNDAM WAR{{br}}MIAデータシート{{br}}データコレクション・ガンダムSEED{{br}}Newtype{{br}}ガンダムエース{{br}}GUNDAM FACT FILE{{br}}Gジェネレーションポータブル ほか多数
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!!画像

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*[[掲載画像に関する注意書き]]
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!!スペック
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#1:劇中表記

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!!武装
!MMI-GAU2ピクウス 76mm近接防御機関砲 x2
頭部に装備された,マイウス・ミリタリー・インダストリー製のバルカン砲。主に防御用だが,戦闘にも十分耐えうる破壊力を持つ。
(1/60 フリーダムガンダム インストラクション / HG)
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マイウス・ミリタリー・インダストリー製のバルカン砲。主に防御用だが戦闘にも充分耐えうる破壊力を持つ。
(BB戦士 インストラクション)

 頭部に装備された,マイウス・ミリタリー・インダストリー製のCIWS。
 主に防御用だが,戦闘にも十分耐えうる破壊力を持つ。
!MA-M01ラケルタ ビームサーベル x2
左右腰部に装備されたビームサーベル。TMF/A-803で実用化された物を改良強化した長刀身の斬撃兵器。2本の柄部分を連結してスピアーとして使用することもできる。
(1/60 フリーダムガンダム インストラクション / HG)
----------
C.E.69・11・13、軍用としこは初の量産型MS「ZGMF-1017 ジン」をロールアウトした時点で既に、「MA-M3重斬刀」はその標準装備として採用が決定していた。この一点だけをとってもMSとマニュピレーターを使用する着脱方式の斬撃武装(手持ちのサーベル)に密接な関係があることは容易に推測出来る。単純に言えば火器類が宿命的に持っている弾(エネルギー)切れや作動不良を考えずに(実際はビーム剣にはエネルギー切れがあるが)闘えるということではあろうが、根本を突き詰めたならば肉弾戦という事が人間の本能なのではないであろうか?事実、武装を全て失ったジンが破損した片腕をもぎ取り、それを武器に戦ったという記録がある。(余談であり、あくまで伝説の域を出ないが話だが、開戦初期の中南米上空において連合の戦闘機がその翼を利用した体当たりで電子戦仕様ディンを切り裂いたという報告もある。)しかし、こと斬撃兵器の最新形態であるビームサーベル(ビームライフルもだが)の分野においてザフトは地球連合の後塵を拝してしまう。鹵獲したGAT-Xシリーズからの得たデータを採用し初めて実用化に成功したその日はMAの開発陣にとってはコーデイネイターとしてよりも寧ろ技術者として忘れることの出来ない屈辱の日であったという。しかし、バクゥ、ゲイツと独自の改良を重ねた同社は、ZGMF-X10Aに採用されるにあたり2本を連結させるという新発想による格闘術の増加、そして何より核からの強大なエネルギーを制御し、オリジナルである連合製を遥かに凌ぐ高出力の刃の形成に成功した。ある意味このMA-M01は彼らの汚名を返上すべく開発されたのかもしれない。
(MG)

 左右腰部に装備されたビームサーベル。
 TMF/A-803で実用化された物を改良強化した長刀身の斬撃兵器。2本の柄部分を連結してスピアーとして使用することもできる。
!M100バラエーナ プラズマ集束ビーム砲 x2
背部バインダー翼に収納されている2門の高出力プラズマカノン。フリーダムの最強の兵器であり,ランチャーストライクガンダムの「アグニ」に匹敵する威力を持つ。
(1/60 フリーダムガンダム インストラクション / HG)
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背部バインダー翼に収納されている2門の高出力プラズマカノン。フリーダムの最強の兵器で,ランチャーストライクガンダムの「アグニ」に匹敵する威力を持つ。
(BB戦士 インストラクション)
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フリーダムとジャスティスは機体本体と、それに搭載される兵装が(同時ではあるが)別々で開発が進められていた。これは当初から機体に導入したPS装甲と試案が出されていたビームライフルやレールガン等の新たな武装の併用に疑問があったからである。(無論機体本体のスペック最優先)その為に「YFX-600R」を開発し火器運用試験を行なったのだが結果は芳しい物では無かった。だが核エンジンの使用で問題は一気に解決、更に豊富なエネルギーはフリーダムにおける装備の追加をも可能にした。開発陣が真っ先に採用しようとした物が、絶大な威力は立証済みだったもののあまりのエネルギー消費量に(実験中、2発の発射でゲイツ改が停止した)事実上失敗作の烙印を押されていたバラエーナであった。Nジャマーキャンセラー搭載後の発射試験でその威力を改めて証明し、ゴーサインをとりつけたバラエーナであったが、直後にその大きさよりに機体全体のバランスが崩れるのではという声が本体の設計サイドから上がった(これは機体設計局と兵器メーカーとの反目からだと言われている)。この時、両者の間に入ったのが評議会議員であり機械工学の権威でもあったユーリ・アマルフィである。彼の仲裁で大気圏内用高速翼(兼放熱フィン)自体をバラエーナのバインダーとすることでこの問題を解決。フリーダムはこの時点でのMSの頂点とも言える武器を手にしたのである。(MG)

!MMI-M15クスィフィアス レール砲 x2
左右腰部のレールガン。オリジナルはデュエルガンダムアサルトシュラウドの「シヴァ」と同系統の物。それを更に強化改造し,より強力な必殺兵器へと昇華させた。
(1/60 フリーダムガンダム インストラクション / BB戦士 インストラクション / HG)
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MS用ビーム兵器の実用化の目処が立っていなかった時点で、その破壊力と連射性から火薬砲に次ぐ主力兵器として注目されていたのが電磁レールガンであった。ザフトは早い時期からこの開発に着手しており、実際に開戦から1年が経過した時点でジンの追加武装として完成させていた。この「シヴァ」は当時幹部候補のパイロットが多く所属していたラウ・ル・クルーゼ部隊に試験的に送られており後に奪取した「X-102 デュエル」に搭載され、第8艦隊との軌道上会戦で大きな戦果を上げた。この結果、本来ならば量産体制に入り後続のMSに配備されるべきだったのだが、皮肉にもそのデュエル等がもたらしたビーム兵器により、「同じエネルギーを消費するならば」と、そちらに主力の座を奪われてしまう。しかし開発にあたったMMl技術陣はビーム対策用のラミネート装甲が一般化した戦闘での対艦船兵器としてや、複数の標的へ連射攻撃を可能とする面等のレールガンの有効性を声高に主張し、兵装開発の一部を請け負うていたフリーダムへの搭載を押し切った。この主張は正しく、最大数10機を同時にロックする性能を持つフリーダムはまさしくそれを実証して見せた。(もっとも、証明の対象となったのはザフトMS群であったのだが……)
(MG)

 背部バインダー翼に収納されている2門の高出力プラズマカノン。
 フリーダムの最強の兵器であり,ランチャーストライクガンダムの「アグニ」に匹敵する威力を持つ。
!MMI-M15クスィフィアス レール砲
 左右腰部のレールガン。
 オリジナルはデュエルガンダムアサルトシュラウドの「シヴァ」と同系統の物。それを更に強化改造し,より強力な必殺兵器へと昇華させた。
!MA-M20ルプス ビームライフル x1
マディウス・アーセナリー製。X10A,X09Aの兵装として初めて実用化された携帯型ビームライフル。核エンジンからのエネルギー供給によってGAT-Xシリーズ等のそれを凌駕する高出力を誇る。
(1/60 フリーダムガンダム インストラクション / HG)
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X10Aの兵装として初めて実用化された携帯型ビームライフル。エネルギーを本体から供給することでGAT-Xシリーズ等のそれを凌駕する高出力を誇る。
(BB戦士 インストラクション)
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ザフトにとってビームサーベルと同じく連合から遅れをとって」しまったのが,小型且つ大出力のビーム銃の開発である。元来ビーム砲は艦船や固定砲台など大出力のエネルギーが安定して供給出来る環境においてのみ可能とされていた。もっともその有用性から機動力に優れたMSへの搭載が早くから模索されており、要塞攻略兵装備(通称D装備)の特火重粒子砲などもその一つであった。
しかし、それはあくまでも特殊兵装であり標準装備としての実現はやはりGAT-Xシリーズの技術流用を待つしかなかった。(ここまで繰り返すと技術開発においてコーディネイターがナチュラルより劣るという印象を強く受けるかもしれないが、連合のMS開発にはオーブ等にいたコーディネイターが多数かかわっており、国は違えど彼らの知性に拠る物が多いのである)ザフト製ビームライフルが制式に装備されたのは初めて3つの主要設計局が共同で開発にあたったゲイツからであり、この機体は次期主力機であると同時に、既に開発に着手していたX09A・X10Aの実験機の側面も持っており、事実ゲイツ発表の直後2機の火器運用試験機(含PS装甲)として「YFX-600R」通称ゲイツ改の開発が始まっていた。ルプスビームライフルもこの試験機と同時に完成してはいたのだが、PS装甲とビーム兵器を併用した場合エネルギー消費が著しく予備バッテリーを使用しても活動時間が10分を切ってしまうという状態であった。この為、一時は採用を見送るかスペックを引き下げるかということまで検討されたが、直後、最新両機に核動力の搭載が決定し、晴れてフルスペックでの装備となった。(公式記録には無いが、その後このゲイツ改は第2次ヤキン・ドゥーエでの戦闘が目撃されている。)(MG)

 マティウス・アーセナリー製。X10A,X09Aの兵装として初めて実用化された携帯型ビームライフル。
 核エンジンからのエネルギー供給によってGAT-Xシリーズ等のそれを凌駕する高出力を誇る。
!対ビームシールド
ローラシア級戦闘艦などの外装技術を転用し,完成された軽量かつ超硬度の盾。表面には耐ビーム兵器用処理が施されている。
(1/60 フリーダムガンダム インストラクション / HG)
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意外な事だが、ザフト軍において正式に採用されたシールドという物自体、フリーダム・ジャスティス用に開発されるまで存在しなかった。(1部のパイロットが独自に使用していたという例はある)
確かに「ZGMF-515 シグー」に装備されたM7070バルカン内装防盾システムようなシールドは存在したがこれはどちらかと言えばウェポンラックの意味合いが強く純然たる盾とは異なったものであった。これは第1期に設計されたMS群が当初連合の主力兵器であったMAとの戦闘を想定したためだと思われる。ところがへリオポリスの一件で連合もMSの開発に着手していたことが判明、さらに鹵獲データからその量産化が間もないことも推測された。これにより予想される対MS対策として、第2期シリーズであった「ZGMF-600 ゲイツ」の装備を一部変更し攻盾システムMA-MV03を標準装備させた。
GAT-Xシリーズに装備されていた対ビームシールドが共振現象を利用しビームを屈折させるという物に対しフリーダムのそれは主に戦艦の外装として開発されたラミネート装甲の改良技術が取り入れられた。両者の比較テストの記録は残っていないが、ジャスティスが「GAT-X131カラミティ」と交戦した際、そのメインウェポンである「スキュラ」を押し戻し発射口を破壊したという事実からもかなりの性能を誇っていたと思われる。(MG)

 ローラシア級戦闘艦などの外装技術を転用し,完成された軽量かつ超硬度の盾。表面には耐ビーム兵器用処理が施されている。
!!概要
ザフト軍が,地球連合軍のGAT-Xシリーズを参考に開発した機体。
Nジャマーキャンセラーを搭載し,Nジャマーの影響を受けないため,核エンジンの搭載が可能となり,事実上フェイズシフトダウンが起こらない機体となった。
 ZGMF-X10A《フリーダム》は,CE.71年のいわゆるヤキン・ドゥーエ戦役において,ザフトが開発したモビルスーツである。
 クルーゼ隊によって鹵獲された地球連合軍の開発したGAT-Xシリーズを参考に,戦線の進行とともに開発三局が合同で設計したZGMF-600《ゲイツ》をベースに,GAT-Xシリーズから得られた各種技術を導入することで開発が進められたものである。
 元々,ゲイツは量産のために突出した機能を切り捨てることで安定した機体となっていたがその基礎設計は極めて高性能なものであった。フリーダム(およびZGMF-X09A《ジャスティス》)は,単機で突出した性能をもった,いわば「オンリーワン」の機体としてこの設計案をベースに,極限まで戦闘力を突き詰めた機体として設計が進められたのである。
 実は,同時期に開発が進められていたXナンバーの機体(すなわち,X11A,X12A,X13Aを含む機)は,連合のGAT-Xシリーズのコンセプトを踏襲しているといえ,本機フリーダムは,GAT-X103《バスター》の砲撃戦仕様に高機動戦能力を加えたものと考えることができる。(より厳密に言えば,連合で廃案となったIWSPストライカーに近い発想でプランニングされていることが分かる。)
 しかし,IWSPでは消費電力の大きさからその実現が断念されたのに対して,本機では核エンジンを搭載することでこの問題を解決しているのである。(ちなみに,フリーダムとジャスティスの素案として試作されたYFX-600R《火器運用試験型ゲイツ》では,電力消費については解決出来ていない。)

基本的なコンセプトは,バスターのものが発展したと思われるが,そのコンセプトプランからすると連合で廃案となったIWSPストライカーに近い発想でプランニングされていることが分かる。しかし,IWSPが消費電力の大きさからその実現が断念されたのに対して,本機では核エンジンを搭載することでこの問題を解決しているのである。(試作された火器運用試験型ゲイツでは,電力消費については解決出来ていない。)
この核エンジンの搭載については,Nジャマーキャンセラーが無ければ実現不可能であったが,戦局が逼迫したザフトは,ついにこの技術を解禁し,実戦投入を前提とした機体に搭載したのである。
これらのいわばザフト製ガンダムの開発は,パトリック・ザラの肝いりで進められたと言われ,Nジャマーキャンセラーの搭載もパトリックが決定したと言われている。前線に投入する機体にこういった戦局を左右しかねない技術を投入する(※1)ということは,それだけザフトも逼迫していたということである。
 この核エンジンの搭載については,ニュートロン・ジャマー・キャンセラーが無ければ実現不可能であったが,戦局が逼迫したザフトは,ついにこの技術を解禁し,実戦投入を前提とした機体に搭載したのである。(これにより,フリーダム,ジャスティスは,事実上フェイズシフトダウンが起こらない機体となった。とはいえ,非稼働時は当然フェイズシフトダウン状態である。)

だが,本機はザフトの剣として使用されることは無かった。ザフトに食い込んでいたクライン派の手引きにより,連合のストライクのパイロットであった,キラ・ヤマトの手に渡り,ザフトでもない,連合でもない第三の勢力,三隻連合によって運用されることとなった。
 これらの,いわば「ザフト製ガンダム」の開発は,パトリック・ザラの肝いりで進められたと言われ,Nジャマー・キャンセラーの搭載もパトリックが決定したと言われている。前線に投入する機体にこういった戦局を左右しかねない技術を投入するということは,それだけザフトも逼迫していたということである。
 こうした技術は,搭載機が鹵獲,あるいは破壊された時点で,技術漏洩し,自軍が不利になることははじめから明らかである。この点で言えば,X09A,X10A,X11A,X12A,X13Aという核エンジン搭載機は,これらに搭載された技術が連合に流出した時点で血のバレンタインが再び起こる可能性が格段に高くなる諸刃の剣であったと言えるだろう。(様々な理由から「ナチュラル殲滅」に意識が偏りすぎたパトリックは,この点の判断を誤ったといっても間違いではない。とはいえ,実際には別ルートでNジャマー・キャンセラーの技術は連合に漏れてしまうのだが…。)

歴史の表舞台は,連合とザフトの痛み分けによる停戦であったが,裏舞台では本機とX13A プロヴィデンスによる一騎打ちによってその結末を迎えるのである。
大破したフリーダムは,極秘裏に回収され,アークエンジェルとともに修復される。
再び巻き起こるであろう戦乱に備えて。
 こうして完成したフリーダム,ジャスティスは,まさにザフトの剣として用いられるはずであった。
 だが,パトリック・ザラの思惑が実現することはなかったのである。

その後,再び起こった戦いに介入したアークエンジェルと本機であるが,ザフトの新型MS,デスティニーによってついに破壊されるのである。
 フリーダムは,ザフトに食い込んでいたクライン派の手引きにより,キラ・ヤマトの手に渡り,ザフトでもない,連合でもない第三の勢力,三隻連合によって運用されることとなった。ジャスティスもまた,パトリックの考えに疑問を持ち始めた彼の息子,アスランによって三隻連合へと持ち込まれてしまうのである。

 その後,歴史の表舞台は,連合とザフトの痛み分けによる停戦という形を迎えたが,その裏舞台では,スーパーコーディネイターであるキラと,コーディネイターになれなかったクローンであるラウ・ル・クルーゼの駆るZGMF-X13A《プロヴィデンス》による一騎打ちが行われていた。クルーゼは,その怨嗟から,戦いそのものの拡大を望んでおり,Nジャマー・キャンセラーの情報を連合にながすなど,まさに人類滅亡を望むかの行動を繰り返していた。真なる黒幕とも言うべき彼を止めることで,戦いそのものが終末戦争化することは回避できたものの,煽り立てられたナチュラルとコーディネイターの対立の火種は,小さくなることはなかった。

 なお,この際に大破したフリーダムは,極秘裏に回収され,アークエンジェルとともに修復されることとなった。オーブの秘密ドックに隠匿されたフリーダムは,C.E.73年の停戦解除に際して,再起動したものの,ザフトの新型モビルスーツ,ZGMF-X42S《デスティニー》によってついに破壊されるのである。
!ディアクティブモード
PS装甲が稼働していない状態。
通常,戦闘状態に突入していると,核エンジンの稼働によりこの状態になることはない。
ただし,駐機状態やメンテナンスモードの際には,核エンジンが稼働する/しないに関わらずPS装甲への電力供給がカットされ,ディアクティブモードへと移行する。
 フリーダムのPS装甲が稼働していない状態のこと。
 通常,戦闘状態に突入していると,核エンジンの稼働によりこの状態になることはない。
 ただし,駐機状態やメンテナンスモードの際には,核エンジンが稼働する/しないに関わらずPS装甲への電力供給がカットされ,ディアクティブモードへと移行する。
!ハイマットモード
大気圏内で翼を展開した状態。フリーダムは通常の状態でも飛行能力を有するが、ドッグファイトではこの形態を使用し、より俊敏な機動性を得る事が出来る。

!ハイマットフルバースト(モード)
背部ウイングを展開し,さらに腰部/背部のレールガンを展開したモード。

!※1
鹵獲,あるいは破壊された時点で,技術漏洩し,自軍が不利になることははじめから明らかである。
X09A,X10A,X11A,X12A,X13Aという核エンジン搭載機は,これらに搭載された技術が連合に流出した時点で血のバレンタインが再び起こる可能性が格段に高くなる諸刃の剣である。
様々な理由から,「ナチュラル殲滅」に意識が偏りすぎたパトリックは,この点の判断を誤ったとしか言えないだろう。(ただし,実際には別ルートでNジャマーキャンセラーの技術は連合に漏れてしまうのだが・・・)

 大気圏内で翼を展開した状態。
 フリーダムは通常の状態でも飛行能力を有するが、ドッグファイトではこの形態を使用し,より俊敏な機動性を得る事が出来る。
 なお,ハイマットとは,「HIGH Maneuver Aerial Tactical」の略で,高機動空戦モードと訳される。
!ハイマットフルバースト(モード)
 背部ウイングを展開し,さらに腰部/背部のレールガンを展開したモード。
!!引用
!MIAデータシート0034
ZGMF-X09Aジャスティスと並び今時大戦での最高最強の傑作機と呼ぶに相応しい「フリーダム」はザフト統合設計局が開発を進めていた機体に,奪取したGAT-Xシリーズの技術を組み込んで完成したMSである。その結果,Nジャマーキャンセラーを導入することで大出力のビーム兵器とPS装甲の両立を可能とした。また,このMSは決戦兵器構想の一貫として開発されており,オプション兵曹である「ミーティア」を装着することで極限の攻撃力を持つことになる。フリーダム最大の特徴は,全身に配置された様々な射撃兵器を一斉にそれぞれの敵機へ撃つことで,数の不利を覆すことに尽きる。また対ビーム加工されたシールドと常時可動可能となったPS装甲によって鉄壁の防御を持ったことで攻防ともにすぐれた機体となったのだ。

!データコレクション ガンダムSEED下巻
強奪した4機のGATシリーズのデータなどを元に極秘開発されたZAFTの最新鋭モビルスーツ。その最大の特徴はニュートロンジャマーキャンセラーを搭載し,核無効化の枷から解き放たれたことにある。これにより本機は,ほぼ無制限の活動時間とPS装甲の常時展開による絶対的防御力を持つことになった。それに加え,強大な火力を誇るプラズマビームキャノンとレールガンを装備し,最終的には単機で戦局すら左右する最強のMSとして完成したのである。

!GUNDAM WAR 蒼海の死闘 SEED U-S39
ラクス・クラインの手によって,キラ・ヤマトに託された新型MS。無限に等しいエネルギーを誇る最強の機体だが,キラは敵対する全ての敵パイロットを,殺さずに戦う事を選択した。

!GUNDAM WAR ドラマチックブースター SEED DESTINY編 SEED U-S101
フリーダムの高機動空戦モード。背部の羽を展開する事で,空戦における機動性を高めた状態。圧倒的な高火力と機動性,核による無尽蔵のエネルギーを持ち,他の追随を許さぬ性能を誇る。
※カード名は,「フリーダムガンダム(ハイマットモード)」

!GUNDAM WAR DSガンダム・ザ・ガンダム編 SEED U-S134
核エンジンを搭載するザフトの新型MS。新OSを採用。最大10機を同時にターゲット,同時攻撃を可能とするマルチロックオンシステムを備え,1機のMSとしては過剰なまでの火力を有する。

!GUNDAM WAR EXTENSION BOOSTER2 SEED U-S181
C.E.73年において尚,最新MSを凌駕する戦闘力を誇る機体。ラクス達を守る為に再び戦う事を決意し,戦闘に介入していくキラの行為は,ミネルバにとって倒すべき障害となっていった。

!GUNDAM WAR プロモカード「1/144フリーダム」初回封入 SP-27
地球連合軍より奪取した4機のガンダムのブラックボックスを解析し,ザフト軍が開発した試作MS。最新技術「ニュートロンジャマーキャンセラー」を装備する事で,動力源に核エンジンを採用している。

!GUNDAM WAR 栄光の戦史 SEED U-S217
キラとアスランにもたらされた最強の戦闘力を持つ機体。混迷を続ける戦争に終止符を打つ為,連合にもザフトにも属さぬ立場で戦場を奔走し,戦いを生み出す元凶をその手で断ち切った。
※カード名は,「フリーダムガンダム&ジャスティスガンダム」。

!1/144 HG フリーダム インストラクション
ザフト軍MS,ZGMFシリーズの最新鋭機。一部に鹵獲したGAT-Xシリーズの技術を取り入れ,連合軍とのMS戦を想定したハイスペックな機体となっている。
最大の特徴は新技術「Nジャマーキャンセラー」の採用により核エンジンを搭載することが可能となった事である。これにより事実上エネルギー供給が無制限となり,機体稼働時間や兵装の出力が大幅にアップした。
また,これらをフルスペックで使用するために新OS「Generation-Unsubdued Nuclear-Drive / Assalut Module Complex」を搭載している。

!1/60 フリーダムガンダム インストラクション
ザフトMS,ZGMFシリーズの最新鋭機。一部に鹵獲したGAT-Xシリーズの技術を取り入れ,連合軍とのMS戦を想定したハイスペックな機体となっている。最大の特徴は新技術「Nジャマーキャンセラー」の採用により核エンジンを搭載することが可能となったことである。これにより事実上エネルギー供給が無制限となり,機体稼働時間や兵装の出力が大幅にアップした。また,これらを振るスペックで使用するために新OS「Generation-Unsubdued Nuclear-Drive / Assault Module complex」を搭載している。

!1/144 コレクションシリーズ フリーダムガンダム 初回特典 ガンダムSEED パーフェクトブック2
「自由」の名を冠したガンダム。まるで翼のように,独特の展開をする片側5枚,2組の背中のバインダー内に内蔵された<アグニ>級のビームカノンと,両腰部の展開式レールガンが特徴的な機体。頭部が酷似していることから,ストライクガンダムとの交戦データが開発ベースになったものと思われる。ストライカーパックのような換装可能な装備の存在は今のところ不明。型式番号からもわかるように,ザフト製のモビルスーツである。固定武装は対空自動バルカン砲塔システム(頭部,胸部に各2門),ビームサーベル(腰部に2本),大型バインダービームカノン(2門),携帯武装として高エネルギービームライフル,シールドを装備。パイロットは,キラ・ヤマト。

!HJ別冊 機動戦士ガンダムSEED MODELS Vol.4
ザフト軍が開発した新型MS。奪取したGAT-Xシリーズの基本コンセプトにザフト軍で培われた技術が投入されており,機体各所にその影響を見ることができる。
本機の最大の特徴は「ニュートロンジャマーキャンセラー」を装備し,Nジャマーの影響を受けずに核エンジン駆動を実現したことにある。PS装甲を装備しているが,バッテリーではなく核エンジンにより事実上フェイズシフトダウンは発生せず,ビーム兵器以外に対しては完全な防御が可能。またその過剰とも言える出力を活かし,バラエーナプラズマ収束ビーム砲,クスィフィアスレール砲をはじめとする強力な兵装を多数有しており,最大数10機をロックオンし,その火砲の一斉射が可能など,1対多数でも圧倒的な戦力を有する。
パイロットはキラ・ヤマトが務める。

!1/100 MG フリーダム インストラクション
C.E.70・02・11の開戦時における地球連合側の戦略プランは、初期段階で大きな打撃を与え、敵の戦意を挫き早期に優位な条件で終戦交渉に持ち込むというものであった。この計画は核ミサイルによるプラント群への直接攻撃(食料生産プラント「ユニウスセブン」が壊滅し243721人の命が失われた)という形で実行され、その日付が2・14であったことから後に「血のバレンタイン」と呼ばれることになった。しかし、連合にとって大きな誤算が生じた。この大量虐殺は戦意喪失どころか逆にコーディネイターのナチュラルに対する憎悪を煽るという結果をもたらしてしまった。かくして戦争は泥沼化、L1における連合の橋頭塗(キョウトウホ)「世界樹」コロニーの崩壊(この残骸がデブリベルトとなった)、「第1次ビクトリア攻防戦」を経て、ニュートロンジャマーの散布という戦略的にはおろか日常の営みにまで大きな爪痕を残す大事を招くにいたった。人類の手から核の炎は消えた。
この限定された戦場において、数で劣るザフトが優位を保ち続けた最大の要因がMSの存在であった。ザフトにとってこの兵器こそナチュラルに対する優位性の証であり、また新人類としての誇りの現れ(C.E.65に秘密裏にロールアウトした、MS試作第1号機の名称がザフトだったと言われている)だった。その優位性が失われたと知った時の彼らの憤りは計りしれない。ましてや、必勝を期さねばならない戦時下であったとしても、そこから新たなる技術を得なければならなかったとすれば。プラント最高評議会国防委員長パトリック・ザラ。戦前からナチュラルとの決別を表明し、血のバレンタインで妻を失った彼の心に真に暗い鬼が宿ったのはその瞬間だったのではないか?
ラウ・ル・クルーゼ隊がヘリオポリスから奪取した4機の連合の新型機動兵器「GAT-X」シリーズはザフトに「PS装甲」と「MS用ビーム兵器」をもたらした。この時点でザフトは第1期MS群「ZGMF-515 シグー」「AMF-101 ディン」「TMF/A-802 バクゥ」「TFA-2 ザウート」「UMF-4A グーン」の実戦配備が終了、続く第2期シリーズ「ZGMF-600 ゲイツ」「TMF/A-803 ラゴウ」「UMF-5 ゾノ」の発表が行なわれていたのだが(この第2期シリーズはプロパガンダの意味も含めて、地球軍の重要拠点であるカオシュン宇宙潜の陥落の発表と共に大々的なセレモニーとして挙行された)、直ちに導入された技術を実用化し、ジブラルタル基地配備のバクゥにビームサーベルを追加、量産体制に入っていたゲイツ用の標準シールドもビームクローを内蔵した「MA-MV03」に急遽変更させた。そして、多くの犠牲を払いながらも連合月面第8艦隊壊滅や第2次ビクトリア攻防戦勝利などで政治力を増したパトリック・ザラはここに至り、己が理想世界を実現させる為の「大いなる力」の開発を統合設計局(ゲイツの開発時にハインライン、アジモフ、クラークの主要設計3局は事実上合併させられていた)に命じた。文字通りザフト技術陣を総動員したザフトの勝利を確約する機体。しかしそれは同時に全コーディネイターにとって、況やユニウスセブンで妻を失ったパトリックにとっても忌むべき機体でもあったのだ。機関部に埋め込まれたニュートロンジャマーキャンセラー。人に再び核の力を与える装置は、マイウス市代表議員ユーリ・アマルフィを中心に研究が進められ、71年初頭には既に実用化の目処がたっていた。しかしナチュラルとの融和の道を模索する穏健派に同調していた彼は、再びバレンタインの悪夢を繰り返し兼ねないこの装置の使用を躊躇していた。だが、パイロットとして参戦していた一人息子の戦死を切っ掛けに急進派へと転向する。
71・04・01。「ZGMF-X09A」「ZGMF-X10A」ロールアウト。同日、最高評議会議長に就任したパトリック・ザラはこの2機を「正義」(ジャスティス)そして「自由」(フリーダム)と命名した。ナチュラルに「正義」の鉄槌を下し、コーディネイターの真の「自由」を勝ち取る最終決戦の旗印を手に彼は来るべきその日を幻視していた。だが、この直後に歯車は狂い始める。何者かによって虎の子のフリーダムが強奪されたのだ。(調査の結果、手引きをしたのは野に下った前議長シーゲル・クラインの令嬢ラクスと断定)
71・05・08。満を持して発動した「オペレーションスピットブレイク」による地球軍統合作戦本部への奇襲は攻撃部隊の全滅という惨敗を喫す。この敗因が機密の漏洩によるものと判断したザラは、フリーダムに搭載されたNジャマーキャンセラーが連合に渡ることを最も恐れ、急遽息子であるアスラン・ザラを呼び戻しジャスティスを与えその奪回を命じた。(アスラン・ザラはジャスティスの正規パイロットに予定されていたらしい。フリーダムの予定者が誰であったか今となっては定かでは無いが、同じ特務隊の人間か、当時ザラ派のナンバー2であった国防委員長エザリア・ジュールの子息イザーク・ジュールが選ばれていたのではないかと思われる。)
71・05・25。報復として地球軍のパナマ基地の攻略には成功したものの、占領していたビクトリア宇宙港を奪還される。これにより連合は再び宇宙へ進出する足がかりを得たことになる。
71・07・01。フリーダム、ジャスティスの母艦として建造された最新鋭戦艦「エターナル」が、あろうことか艦長アンドリュー・バルトフェルドにより奪取される。
そして、そこには反逆の徒となったアスランも乗艦していた。
71・09・11。地球軍「エルビス作戦」発動。
71・09・23。最も恐れていた核による攻撃でプラント防衛の要、ポアズが陥落。
再びプラントを襲った核。しかしそれを食い止めたのは奪われたはずのフリーダムとジャスティスであった。ザラの理想とは違ったかも知れないが、コーディネイターそしてナチュラルという人種を超えた人の可能性を信じる若者により2つの機体は未来への礎となろうとしていた。
71・09・27。地球軍月面基地、γ緑レーザー兵器「ジェネシス」により壊滅。ザフト要塞ヤキン・ドゥーエ自爆。ジェネシス、内部でのジャスティス自爆により崩壊。両軍停戦へ向け交渉が開始される。
同日、ヤキン・ドゥーエにてパトリック・ザラは、その命を落とす。
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C.E.71・01・25にヘリオポリスで奪取に成功した地球連合の4機の新型MS「GAT-Xシリーズ」は、後にプラント最高評議会議長に就任するパトリック・ザラに2つの大きな事象をもたらすことになった。
1つはPS装甲・MS用ビーム兵器・ミラージュコロイド等、開発に遅れが出ていた分野の技術データ。そしてもう1つは「ナチュラル侮り難し。そして赦すまじ」という、急進派の彼にとって政治側面において非常に有利な物的証拠が手に入ったことである。当時国防委員長であったザラはこの事実を最大限に利用した。第2期MSシリーズの設計を終了した直後の3大(ハインライン・アジモフ・クラーク)主要設計局に加え、戦艦の設計を主としていたヴェルヌ・ジュール設計局まで動員しザフトの命運をかける新型MSの開発を命じたのだ。
ZGMF-X09A・Xl0Aの両機の本体は3局が合同で開発にあたった「ZGMF-600 ゲイツ」を基本ベースとし、これに鹵獲した連合製MSの技術(主にPS装甲や高出力ジェネレーター等)を取り入れ完成させた。元々ゲイツは実際にロールアウトした物より設計段階でかなりハイスペックな機体として計画されていたのだが、量産面で問題がありやむを得ず切り捨てた部分が多かった。しかし、オンリーワンとして開発されるフリーダム、ジャスティスにはその心配が無く、技術者が望んだそのままの状態で実現されることになった。
が、この機体にも大きな問題点があった。動力源である。
シーゲル・クラインに代わり、評議会議長となったザラ自らザフトの威信をかけ命名した「自由」と「正義」には、それに相応しい絶対的な力が必要であった。
武装自体はMMl(マイウス・ミリタリー・インダストリー)やMA(マティウス・アーセナリー)等から既に複数の試作が提出されていたのだが、火器運用実験機によるデータを分析した結果、PS装甲と併用した場合(それ以前に複数の強力な火器を同時に使用した時においても)とても実戦に耐えうる状態では無かった。
だが、この時点でその問題を一挙に解決する手段が実は存在していたのだ。評議会議員であり機械工学の権威であったユーリ・アマルフィが中心となって開発したNジャマーキャンセラーの搭載であった。しかし、穏健派であったユーリは核の復活に難色を示し再三の要請を頑なに拒んでいた。が、パイロットとして参戦していた息子ニコル・アマルフィの戦死を切っ掛けにNジャマーキャンセラーの使用を決意した。
こうして、コーディネイターにとって禁断ともいえる核の力を得、最強の機体として誕生した2機(この時、極秘でプロヴィデンスの開発は進んでいたが)のMSはパトリック・ザラの理想、ナチュラルを排し純然たるコーデイネイターだけの世界構築の輝かしい尖兵となった。
いや、なるはずであったのだ……。

!BB戦士 インストラクション
ザフト軍が奪取したGAT-Xシリーズの各データとザフト軍の技術を合わせて開発された新型MS。「Nジャマーキャンセラー」により核エンジンを搭載している。プラントの最高機密兵器であったが,ラクス・クラインによりキラへと託される。

!ボンボン2003/07 綴込付録 機動戦士ガンダムSEED ジオラマストーリー Special Book
キラによって奪取されたザフト軍製のガンダム。背中のバインダーを展開すれば,重力圏での飛行も可能。
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奪取したガンダムのデータをもとに,ザフト軍が開発したガンダム。「Nジャマーキャンセラー」の搭載により,エネルギー残量にとらわれずに,ほぼ無制限に戦い続けることができる。

!SDガンダムフルカラーカスタム03 ミニブック
一般的な装備に加えプラズマ集束ビーム砲などを備え多数の敵と戦闘が可能。

!GUNDAM FACT FILE-用語辞典
地球連合から強奪した4機の新型MSを参考にしてザフトが開発した,対MS戦用破滅型MS。ニュートロンジャマーの影響を排除するNジャマー・キャンセラーを導入したことで,理論上は無限のエネルギー供給が可能な核エンジンを搭載。その結果,内部電源で稼働する既存のMSとは一線を画する大出力機となり,行動時間が大幅に増大することとなった。またPS装甲を無制限に使用できること,多数のビーム兵器を同時に使用できることなどといった特殊能力を手中にしている(GUNDAMの正式名称はGeneration Unsubdued NucIear Drive/Assault Modulecomplex=核騙区動を使った世代の強襲モジュールであり,このことからも本機の特徴が読み取れる)。外観において特徴的なのは背部に設置された翼状のパーツだが,これは宇宙での機動性を確保するためのパーツである。また大気圏内で展開するとハイマット(HIGH Maneuver Aerial Tactical)モードと呼ばれる高機動空戦モードに移行し,単独での空中戦が可能となる。
このような多機能を実現したフリーダムガンダムは,対地球達合戦におけるザフトの切り札となるはずだった。しかしラクス・クラインの手でキラ・ヤマトに託された本機は,連合とザフトの双方に与することなく,独立部隊の中核として活躍したのだった。主な搭乗者はキラ・ヤマト。
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核エンジン搭載によって,フリーダムガンダムは同時代のMSが抱える問題点の多くを解決することとなった。それは火力面でも端的に現われている。ビームライフルを含めてすべての火器を同時に発射できるのは核エンジンの出力があればこそだ。さらにこれらの火器を統合管制する「マルチロックオンシステム」との併用によって最大10機の標的を同時ロックオンできるフリーダムガンダムは,1対多数の戦闘を前提とした圧倒的な攻撃力を獲得している。

!Gジェネレーションポータブル
ザフト軍の汎用試作型MS。
奪取したGAT-Xシリーズの基本コンセプトにザフト軍で培われた技術が投入されて開発されたMSである。
本機の最大の特徴は,「Nジャマー・キャンセラー」を装備し,Nジャマーの影響を受けずに核エンジン駆動を実現したことにある。
本機はフェイズシフト装甲を装備してはいるが動力源をバッテリーから核エンジンにした事により,事実上フェイズシフトダウンは発生しない。
フェイズシフト装甲を展開したままで,ほぼ無限に稼働できるようになり,フェイズシフト装甲同様に電力消費の激しいビーム兵器の連続使用も可能となった。
それゆえに,本機は多数の敵と交戦することを前提に開発されており,多数の敵を同時に攻撃可能なマルチロックオンシステムを装備しているが,その真価を発揮するにはパイロットに高い技量が要求される。
また,この時に使用されるモードを「フルバーストモード」と呼び,レール砲とビーム砲を展開している状態を指す。
更に,本機は大気圏内で単独での飛翔が可能であり,ウィングを展開することで高機動形態「ハイマット・モード」となる事も可能である。
圧倒的な火力,無制限に使用可能なフェイズシフト装甲,他の追随を許さぬ高機動性をも兼ね備えた本機は,MSとしては最高ランクの性能を誇る。
この機体をラクスより手渡されたキラは,真の敵を見極める為に本機に搭乗し,再び戦場へと舞い戻る事となった。
その後のジェネシスを巡る攻防戦で,プロヴィデンスガンダムとの死闘の末に本機は大破している。

!HobbyJapan 2003/05 Vol.407
ザフト軍が開発した新型MS。奪取したGAT-Xシリーズの基本コンセプトにザフト軍で培われた技術が投入されており,機体各所にその影響を見ることができる。
本気の最大の特徴は「ニュートロンジャマーキャンセラー」を装備し,Nジャマーの影響を受けずに核エンジン駆動を実現したことにある。PS装甲を装備しているが,バッテリーではなく核エンジンにより事実上フェイズシフトダウンは発生せず,ビーム兵器以外にたいしては完全防御が可能。
固定武装は頭部近接防御機関砲×2,ビームサーベル×2,プラズマ収束ビーム砲×2,腰部レール砲×2。ZGMF-X09Aと同一のビームライフルおよびシールドを装備する。
本機は数々のアクシデントを経てキラ・ヤマトの手に渡り,アークエンジェルの主力機としてその真の力を発揮することとなる。

!公式サイト
キラが搭乗するザフト製のMS。動力は従来のバッテリー方式ではなく核エンジンである,「二ュートロンジャマ−キャンセラー」を持つことで,無限ともいえる電力供給はPS装甲をダウンさせることは無い。背中にビーム砲,腰にレールガンと大口径兵器を二門ずつ装備し,無敵ともいえる強さを持つ。

 ラクス・クラインの手によって,キラ・ヤマトに託された新型MS。無限に等しいエネルギーを誇る最強の機体だが,キラは敵対する全ての敵パイロットを,殺さずに戦う事を選択した。
!!備考
!1.
型式番号は,ZGMF-X10Aと「ワン・ゼロ」と表記されているが,呼称上は「ワン・オー」と呼称されている。 
!2.
厳密には,「フリーダム」が機体名称である。 
!3.
==ジェネレータ出力:8826 kWという表記も見られるが,出典は不明(^^;==
TV劇中の画面が出典らしい。
劇中では,ZGMG-X09Aと型式をミスしていた。
!4
頭部アンテナ基部には,「DIECI」の刻印が見られる。
これは,ザフト開発の機体の10番目ということらしい。
なお,連合の新GAT-Xシリーズにも刻印がなされているが,これは連合側のGAT-Xナンバーの完成機の連番らしい。

!コミッカーズ 2003/冬 大河原氏インタビューにおける記事及びコメント
「ガンダムSEED」番組後半,主人公キラ・ヤマトが乗り込む新主役メカ。
プラモデルはもちろん,各種玩具などで商品化されることが,デザイン以前から宿命づけられた存在である。
羽根と肩のビーム砲・腰のレールガンが展開すると,シルエットが変わる。画面では両方展開したシーンが多い。羽根とビーム砲類は,背面や腰に畳まれて収納される。
玩具化されればポイントになる部分だけに,厚みや長さの整合性が重要にになる。
「なるべく簡単なギミックでやりたいと思っていましたので,どうやったら簡単で大げさに見えるのかなと考えました。元々アニメーションはそういうものだし,玩具も複雑になりすぎると値高くなって売れなくなってしまうんです。そうするとやっぱり一番簡単で,大げさな方がいいんですよ。それは経験してきて掴んだことですね」

!設定の変化
 フリーダムは,時期により設定の変化が激しい機体となっている。
 このため,実際の資料と相異する部分もあるが,この点は注釈を参照してほしい。
!正式名について
 他の機体同様,ガンダムSEEDにおいては,「ガンダム」と命名された機体はなく,厳密には「フリーダム」が機体名称である。
!型式番号について
 型式番号は,ZGMF-X10Aと「ワン・ゼロ」と表記されているが,呼称上は「ワン・オー」と呼称されている。 
!スペックについて
 ==ジェネレータ出力:8826 kWという表記も見られるが,出典は不明(^^;==
 劇中表記にて確認されているが,画像はフリーダムだが,ZGMG-X09Aと型式をミスしている。
!頭部刻印について
 頭部アンテナ基部には,「DIECI」の刻印が見られる。
 これは,ザフト開発の機体の10番目ということらしい。(ちなみに,初号機であるジンを除いた,シグー,ディン,ザウート,バクゥ,グーンの第1期シリーズ,ゲイツ,ラゴゥ,ゾノの第2期シリーズの8種に加え,X09Aジャスティスの9機がカウントされる。)
 なお,連合の新GAT-Xシリーズにも刻印がなされているが,これは連合側のGAT-Xナンバーの完成機の連番らしい。
!自由
 他の機体同様,ガンダムタイプは,単語型の命名であるため単に「自由」と表記される場合も多い。
!!関連項目
*〔ZGMF-X09A〕ジャスティス
*[[MS-LEXOCONのデータを参照する|MS-LEXICON:フリーダムガンダム]]
!!編集者
*あさぎり
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{{category MS/MA・Z}}
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{{lastmodified}}
//2016.04.19:自由
!!ノート
■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]]
※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。