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>>[[ユーザーファイル入口|USER/〔MS-06W〕一般作業用ザク]]
!!!一般作業用ザク
*[MS]
!!データ
,機体データ{COLS:2|LEFT}
,型式番号,MS-06W
,兵器区分,作業用MS
,所属,ジオン軍
,パイロット,ジオン兵
,兵器区分,作業用リサイクルモビルスーツ
,所属,ジオン公国軍
,パイロット,公国軍兵
,製作データ{COLS:2|BGCOLOR:88aaff|BOLD}
,デザイナー,大河原邦男
,初出作品,MSV
,参考文献,-
,全高,UN
,頭頂高,17.7 m
,本体重量,51.8 t
,全備重量,UN
,ジェネレータ出力,UN
,スラスタ推力,UN
作業用ザクなどと呼ばれるこの機体は，能力不全や戦闘不能となった機体を組み合わせて，現地の工作作業中隊で生産されたものである。戦後の記録から確認する限りでは，大戦中期のアジア西部からアフリカ戦線にかけてこの機体を見る事が出来る。地域的に限られているため，このタイプの機体を知る者は意外と少ない。
ジオン軍において公式な型式番号は無いが，前線将兵は一般にWタイプと呼んでいた。（なお，そのためか，ベース機が05タイプであった場合，MS-05Wと記述されることもあったようだ。）分類されなかった理由の一つとして，ベースにする機体の種類を限定していない事があげられる。地上での運動性能の思わしくない05タイプをベースに使う事が多いものの，頭部・脚部など部分的に06タイプのものが使われている場合もあった。06タイプの脚部を使用する場合は，動力ケーブルがカットオフされ取付部はふさがれている。また同様に06タイプの胸部を使用する場合は，背部ジェネレーター取付部が上半分残され，ケーブルは背部へ回されていた。中には07タイプの部品を使用したものもあった。このため，全く同一の機体は発見されなかった。
MS-06W《一般作業用ザク》は，ジオン公国軍の公式記録上には記されていないものの，一部には有名であるという一風変わった機体である。その名称も，一般作業用ザク，作業用ザクなど安定していないが，これは，本機がいわばリサイクルによって誕生した機体であるためである。
同様の機体に，MS-06V《ザクタンク》が存在するが，ザクタンクが軍上層部の積極的な奨励があったのに対して，こちらは地域的に限定された現場仕様の機体である。
よく資料にて取り上げられる機体は，背部ランドセルとショルダーアーマーが削除され，背部に2段式荷物デッキを新設，右腕にはスライド機構を持つ大型スコップ，左腕には関節のギアを利用したウィンチが取り付けられている。ヒザ下の外形は通常のザクと大幅に異なり，脚外側にはバケットが設けられ，MS用整備用具や作業用オプションが収納されている。コクピットは張り出し式のセンターマウントとなっており，Vタイプのコクピットと同じ型のものが使用されているが，おそらくジオンで使われていた建設作業車のコントロールボックスの流用と思われる。
腰の装甲は取り外され，ドラムウェストの機構がよく解る。同軸の楕円に対し，上下面のスウィングで左右へ約45゜ずつの可動が可能である。またモビルスーツで初めてリバーシブルハンドが導入され，立ち位置を変えずに前面・背面の作業を同時に行う事が出来た。作業用装備はウィンチなど一部を除いて，現地の工作部隊によりそれぞれの使用条件に合わせて作り上げられたものだが，先にあげたような右腕に大型スコップ，左腕にウィンチ，背中には荷物デッキという組み合わせが一般的であった。なお，ジオン公国が当初MS-05を対外向けに発表した際には，宇宙空間での作業用オプションが偽装されており，ある意味では外形が近いものであった。
この機体は，能力不全や戦闘不能となった機体を組み合わせて，現地の工作作業中隊で生産されたものである。戦後の記録から確認する限りでは，大戦中期のアジア西部からアフリカ戦線にかけてこの機体を見る事が出来る。地域的に限られているため，このタイプの機体を知る者は意外と少ない。このため，俗に現場の将兵にWタイプや06Wと呼ばれる型式も公式のものではなく，地域によってはバラバラな表記があったと言われている。（MS-05Wという表記も確認されている。）
この機体が，正規のコードで登録されなかったのは，現場による独自の開発機であるだけではなく，ベースにする機体の種類を限定していない事があげられる。つまり，特定の仕様を確立すること無く建造が行われており，分類そのものが困難であったのである。
実際，地上での運動性能の思わしくない05タイプをベースに使う事が多いものの，頭部・脚部など部分的に06タイプのものが使われている場合もあり，06タイプの脚部を使用する場合は，動力ケーブルがカットオフされ取付部はふさぐ処置が行われている。
また同様に06タイプの胸部を使用する場合は，背部ジェネレーター取付部が上半分残され，ケーブルは背部へ回されており，外観そのものも異なっていたのである。
中には07タイプの部品を使用したものもあり，戦後確認できた機体には，全く同一の機体は発見されなかった。
本機は，二脚歩行を残している事から，Vタイプより以前から使われていたと思われる。また事実，その様な資料も多い。
我々のよく見る資料にて取り上げられる機体は，次のような仕様である。
背部ランドセルとショルダーアーマーが削除され，背部に2段式荷物デッキを新設，右腕にはスライド機構を持つ大型スコップ，左腕には関節のギアを利用したウィンチが取り付けられている。ヒザ下の外形は通常のザクと大幅に異なり，脚外側にはバケットが設けられ，MS用整備用具や作業用オプションが収納されている。
コクピットは張り出し式のセンターマウントとなっており，Vタイプのコクピットと同じ型のものが使用されており，これは，おそらくジオンで使われていた建設作業車のコントロールボックスの流用と思われる。
腰の装甲は取り外され，ドラムウェストの機構がよく解る。同軸の楕円に対し，上下面のスウィングで左右へ約45度ずつの可動が可能である。またモビルスーツで初めてリバーシブルハンドが導入され，立ち位置を変えずに前面・背面の作業を同時に行う事が出来た。
作業用装備はウィンチなど一部を除いて，現地の工作部隊によりそれぞれの使用条件に合わせて作り上げられたものだが，先にあげたような右腕に大型スコップ，左腕にウィンチ，背中には荷物デッキという組み合わせが一般的であった。
なお，ジオン公国が当初MS-05を対外向けに発表した際には，宇宙空間での作業用オプションが偽装されており，ある意味ではこの機体に外形が近いものであった。
本機は，一部地域で確認された機体であるが，歩行装置を残しているため，Vタイプよりも早くに出現したものである。実際，06Wタイプが破壊されてしまったため，作業が滞ってしまうことがあり，これを解消するために破壊された06Wとマゼラベースを組み合わせる研究をしていたとも言われている。
終戦間際になると，地上の公国軍戦力は困窮し，本タイプも再武装を施され戦闘に参加したとされる。しかしながら，迷彩塗装を施された機体が存在したとの記述も見られるものの，その詳細は明らかでは無い。
!!引用
!ガシャポン戦士付属シール MSV-36
このタイプはジオン軍の軍型式に分類されていない。腕部に大型スコップ，ウインチを装備したザクで背部ランドセルもない。工事など一般作業に使用された。
!ガンプラコレクション（箱書き）
ジオン軍モビルスーツ作業用ザク
作業用ザクは，戦闘不能となったザクの部品を流用して各地の工作作業中隊でつくられた。右腕にスライド式の大型スコップ，左腕に関節ギア利用のウインチ，背部には2段の荷物デッキを持つ。また，コクピットは胸部に張りだし式となっている。
!コミックボンボン 1983/12
作業用ザクは，背部ランドセルが削除され，荷物デッキが2段になっている。コクピットは中央で張り出し式となり，右腕にはスライド機構をもつ大型スコップ，左腕には間接ギアを利用したウインチが設けられている。ひざ下の外形はザクとはかなりちがう。大戦中期のアジア西部で，このタイプの作業用ザクが使われていた。
!コミックボンボン 1984/02
作業用ザクは，ザクタンクが使われる以前のジオン公国の作業用MSだ。おもに，MS-05や06のよせあつめパーツで製作されたのが特徴。
//作例は，旧型ザクとMS-06Rのパーツを流用して製作したが，腰，脚部はほとんどフルスクラッチとなった。
!データコレクション 一年戦争外伝
実戦配備が不可能になった破損機などを，資材運搬や建設作業用にリサイクルした機体。
!MSVハンドブック3
左に示される物は、型式番号上の分類が成されていないザクである。戦後の記録から確認する限りでは、大戦中期近辺のアジア西部あたりにこの作業型を見る事ができるが、特徴としては、背部ランドセルが削除され、荷物デッキが二段になり、コクピットは張り出し式のセンターマウントでMS-06Vザクタンクのコクピットと同じ型の物が使用されている。(おそらくジオンで使われていた建設作業車のコントロールボックスの流用と思われる。)また右腕にはスライド機構を持つ大型スコップ、左腕には関節のギアを利用したウインチが取り付けられ、ヒザ下の外形はザクと大幅に異なる。脚外側にはバケットが設けられ、モビルスーツ用整備用具や作業用オプションが収納されている。
型式番号を持たないこのザクも、全くの謎の機体ではなく、ジオン公国が当初対外向けに発表したMS-05ザク�気砲蓮�宇宙空間での作業用オプションが偽装されており、ある意味では外形が近い物であった。分類されなかった理由の一つには、ベースにする機体の種類を限定していない事である。すなわち、地上での行動性能の思わしくない05タイプをベースに使う場合が多い物の、頭部は05であったり、06であったりするし、脚の部分も両者が見られる。(06である場合は、脚のケーブルがカットオフされている。)また胸部が06の場合、背部ジェネレーターが上半分残され、ケーブルは背部へ回されている。恐らく作業用オプションパーツのみ製作して支給したと考えられる。時期を考えるに、二脚歩行を残している事から、ザクタンク以前に使われた物で、能力不全モビルスーツの活用例であろう。
外見的にはザクの腰の装甲が取りはずされ、ドラムウエストの機構がよく解る。同軸の楕円に対し、上下面のスウィングで左右へ約45°ずつの可動が可能で、作業用ハンドの改良で、背面での作業も立ち位置を変えずに行なう事が出来た。型式的にはMS-06Vへつながるタイプだが、大部分は戦闘用に再武装されたと思われる。
!模型情報 1984/6
このタイプのザクは，ジオン軍形式番号記録に分類されていない型式である。とは言うものの，前線将兵は一般にWタイプと呼んでいた。戦後の記録から確認する限りでは，大戦中期にアジア西部付近で，この作業用ザクを見ることができる。特徴としては，背部ランドセルを削除し二段式荷物デッキが新設されている。また，腕部に大型スコップやウインチも装備されていた。だが，全く同一の外形を持つ機体が発見されなかったことで，おそらく地上での運動性能が思わしくなかった機体や，能力不全の機体を流用したものと思われている。流れ的にはMS-06Vにつながるタイプであるが，かなりの機体が再武装され，戦闘に参加したものと思われる。
実は，図面，試作まで終了し，キット化の直前で製品化が見送られている。
だが，25年後，ガンプラコレクション（1/288）という形で，遂にキット化が実現した。
実は，図面，試作まで終了し，キット化の直前で製品化が見送られている。
だが，25年後，ガンプラコレクション（1/288）という形で，遂にキット化が実現した。
なお，資料によっては「MS-05W」表記も存在するが，ここでは項目化していない。（以前は型式番号だけで項目化していたが，統合している。）
!!関連項目
*[[MS-LEXOCONのデータを参照する|MS-LEXICON:作業用ザク]]
!!編集者
*あさぎり
*だっちん
*ギムGさん
*funuさん
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{{category MS/MA・M}}
{{category モビルスーツ・MSV}}
{{category 加筆募集・MS}}
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{{lastmodified}}
//2016.08.08：〔MS-05W〕一般作業用ザク
!!ノート
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