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〔AEV/PFF93AR〕フィン・ファンネルの変更点

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!!!フィン・ファンネル
*[武器]
!!データ
,製作データ{COLS:2}
,デザイナー,出渕裕
,初出作品,機動戦士ガンダム〜逆襲のシャア
,参考文献,GUNDAM FACT FILE ほか
!!スペック
,項目,内容
,制式番号,AEV/PFF93AR
,兵器区分,ファンネル(ビット)
,所属,地球連邦軍
,運用MS,RX-93 νガンダム
,推奨ジェネレータ出力,Unknown
,口径,-
,総弾数,-
,出力,Unknown
!!概要
 RX-93《νガンダム》に装備された特殊な形状のファンネル。
 従来のファンネルとは異なり,3枚の板を繋げたような形状となっており,攻撃時はコの字型に変形するのが特徴となっている。また,ジェネレータを搭載しているため,通常のファンネルと比較して長時間の稼働が可能である。
 第2次ネオ・ジオン戦争において実戦投入された際には,まだ不完全な状態であったともされており,搭載された小型ジェネレータのエネルギーを使い切った後の再稼働は不可能だったとも言われている。(従って,事実上使い捨てであったということになる。)
!開発コンセプト
 フィン・ファンネルは,AMX-004《キュベレイ》に搭載されたファンネルとはことなった思想が取り込まれた装備であるともいうことができる。
 そもそも,サイコミュを用いた無線誘導型の攻撃端末は,旧ジオン公国軍の開発したMAN-08《エルメス》に搭載された「ビット」にまで遡ることができる。ビットは,誘導型の兵装であることを除けば完全に独立した小型の攻撃機といっても過言ではないものであった。
 キュベレイが採用したファンネルは,小型化することでビットの持つ様々な欠点の克服を目指したものであったが,小型化による弊害も発生することとなった。
 ネオ・ジオン軍は,その解決に際して,AMX-015《ゲーマルク》のマザーファンネル,チルドファンネルによる中継システムや,ファンネルそのものの搭載数を増やすことで攻撃力と稼動領域の拡大(ローテーションなどによる)を目指すなど,様々な解決法を模索している。

 フィン・ファンネルは,これらの情報を元に設計者であるアムロ・レイのコンセプトをアナハイム・エレクトロニクスが実現したものである。ファンネルと命名されているが,実際には,ジェネレーターを搭載したビットと言える装備であり,資料によっては「フィン・ビット」と記載されたものも存在している。
 確かに「ファンネル(じょうご)」というには難点のある形状ではあるが,ビットが独自のセンサー系を搭載していたのに対して,フィン・ファンネルはそれそのものが攻撃端末であり,モノアイのような機器を搭載していないという点では,ファンネルと共通しているともいえるだろう。
!特徴
 フィン・ファンネルは,従来のファンネルと比較して高い攻撃力を持っていることが最大の特徴ということができる。νガンダム本体から分離し,攻撃態勢に移った場合,そのコの字形態のブレード部が粒子加速器の役割を果たしているため,強力なビームを発射できるのである。
 また,その特殊な形状は,本体接続時にはAMBAC作動肢としても機能するように設計されており,装着時の本体の機動性の向上にも寄与している。(なお,この機能から考慮するに,本来フィン・ファンネルは12基がひとセットではないかともいわれている。)
 ブレード部が粒子加速器としての機能を持っていることから,これを応用することで実現した機能が,ビーム・バリアである。
!フィン・ファンネル・バリアー
 フィン・ファンネルに搭載された機能の一つが,このフィン・ファンネル・バリアー(ビーム・バリア)である。
 νガンダムを中心とした四角錘の頂点にフィン・ファンネルが位置し,互いにメガ粒子を放出することで四角錘の表面に強力なIフィールドを展開したものであり,ビーム攻撃に対して圧倒的な防御力を発揮することが可能である。また,いわゆるIフィールドバリアとは異なり,ビームによる「面」も構成されるため,物理的にIフィールド面を通過するのも難しくなっている。(実際,突破を強行したα・アジールのファンネルが弾き飛ばされるという現象も確認されている。)
 一説によれば,この機能はフィン・ファンネルの開発当初から予定されていた機能ではなかったとも言われている。バリアとしての機能は,戦闘の最中,νガンダムのパイロットであるアムロ・レイの優れたニュータイプ能力が契機となり発動したものという説である。
 この説は,アムロのニュータイプ能力を伝説化しようという意図が感じられるものではあるが,いずれにせよ,耐ビーム装備としてもフィン・ファンネルが優れたユニットであることを証明したものと言えよう。
!不完全な兵器であったフィン・ファンネル
 第2次ネオ・ジオン戦争は,再興なったネオ・ジオンの戦線展開が急速に行われたことと地球連邦軍の事なかれ主義の影響によって,ネオ・ジオン軍に対抗する戦力は事実上,連邦軍の外郭艦隊「ロンド・ベル」しかなかった状況であった。
 特に,ロンド・ベルのエースであったアムロ・レイ大尉は,そのニュータイプ能力もあって連邦軍上層部から疎まれ,高い能力を持ったモビルスーツをあてがわれることがない状況が久しく続いていた。
 アムロは,シャアの復活を早い時期から想定し準備を進めていたものの,結果的に後手に回っていたのである。アムロが希望するシャアに対抗しうる強力なモビルスーツの入手のきっかけとなったのは,かつてのホワイトベース艦長ブライト・ノアのロンド・ベル赴任であった。ブライトは,ロンド・ベル配属にあたり,新型モビルスーツの開発許可を取り付けたのである。
 開発を開始した新型モビルスーツは,既存のガンダムタイプ・モビルスーツのデータを全て反映させたとともに,ジオン公国軍が開発したサイコミュ兵装の導入を進めることとなった。ここで,新たなコンセプトと共に設計された装備が,「フィン・ファンネル」なのである。
 だが,新造機「νガンダム」は機体の開発そのものも時間が掛けられず,既存の機体(一説には,RGM-89《ジェガン》のメインフレームを流用しているとも言われる)のパーツを利用し,これに新造の装備品を加えると言った急造品であった。これは武装も同様であり,フィン・ファンネルも想定した攻撃能力を優先した形で建造が進められた結果,搭載したエネルギーを使い切った後の再チャージが不可能であったのである。

 無論,当初プランでは,キュベレイのファンネル同様,エネルギーチャージが可能なシステムであったとされており,実際に噂される後継機(あるいは完成時のプランとされる機体)には,ファンネルの再チャージ機構を搭載したユニットが搭載されているのである。
 残念ながら,以降,同様の装備を施した機体はほとんど確認できていないため,本装備にはコスト面を含めた問題点も多々存在したのであろうと思われる。しかしながら,サイコミュによる遠隔操作端末としては,ひとつの到達点であったことは間違いないだろう。
!!引用
!GUNDAM FACT FILE-用語辞典(抜粋)
 νガンダムに搭載されたサイコミュ兵器の名称。一般的なファンネルが漏斗型や円筒型なのに対して安定翼のような形状をしているため,このような名称がついた(そのためフィン・ファンネルを放熱板と見間違えた者もいるほどである)。このような特異な形状を有するのは,フィン・ファンネルが開放型のメガ粒子加速器を搭載しているためで,これによってフィン・ファンネルは既存のファンネルを遥かに上回る強力なビームを放射できる。
!!備考
*[[ファンネル]]
*[[ビット]]
*[[Iフィールド]]
*[[AMBAC]]
!!関連項目

!!編集者
*あさぎり
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{{category 武器}}
{{category 武器・CCA}}
{{category 武器・UC}}
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{{lastmodified}}
//2015.05.27:フィン・ファンネル・バリアー
!!ノート
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