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<FAQ目次>
コスモバビロニア戦争〜ジュピターエンパイア戦争編
- [参考]
概要
ガンダム関連のFAQです。
この項目は,作品全体に係わる内容をまとめた物です。
必要に応じて,リンク先にも移動してみてください。
それにより,情報は,広がっていきます。
また,親Wikiへ移動して調べることで,さらに広がる場合もあります。
Q01 /
クロスボーン・バンガードが掲げる貴族主義ってどういったものでしょうか?
簡単に言えば,人の上に立つ者とそうでない者の違いを明確化したものです。
つまり,人の上に立つ者は,それ相応の責務を負う,といったもので,一般民衆は(その上に立つ)貴族が守らねばならないという主義です。
一見,非常に優れた理屈のように見えますが,貴族が腐敗すると一気に崩壊するのがこの手の主義の常です。
力によって民衆を制すると,民衆の反発を招くため,政治を行うことはできません。
一方,民衆に媚びてしまうと,民衆の欲望が大きくなりすぎて,民衆を制御することが難しくなります。
また,一度貴族が(わずかでも)腐敗してしまうと,連鎖的に腐敗が進んでしまいます。これは,特にその政権の成り立ちが見えにくくなる未来へ進めば進ほど可能性が高くなってきます。(成り立ちの功績ばかりが後の為政者に都合よくクローズアップされるためです。)
他の作品でいえば,銀河英雄伝説がまさにそういった形です。
銀河帝国初代皇帝ルドルフは,銀河連邦の腐敗に乗じてその地位を確立しましたが,その後の歴代の皇帝(というか,厳密には貴族)の腐敗がついにはゴールデンバウム王朝の崩壊を招くわけです。そして,「理想的な貴族主義」としてローエングラム王朝が誕生するわけです。(ここで,ラインハルトが他の為政者と異なるのは,自分の子ども達が,腐敗した政治を行った場合,その座から追い落とせといっている点でしょう。そういった意味では,彼は理想的な支配者だったのかも知れません。)
実際の日本の歴史で言えば,古墳時代辺りまではそういった背景だったようです。(村の長は,村を守るために戦わなければならなかった。)また,武士が台頭してきた頃(平安後期)には,武士の頭領は配下(とその家族,領民)の面倒を見ることで,部下の忠誠をえていたわけです。
民主主義にも難しい面はあるのですが,こういった支配体制にも問題点は数多くあり,それ故にベラは,それを否定し,セシリーに戻ったわけです。
編集者
最終更新時間:2006年03月31日 19時21分08秒
脚注