トップ 差分 一覧 Farm ソース 検索 ヘルプ ログイン

余録25

お願い

  ■検索等で初めて来訪した方は,注意書き等を必ずご覧になってください。
  ■Wiki項目への直接リンクは避けるようお願いします。→<必読>  頻繁に項目変更が行われる関係上,直リンクはエラーのもととなります。
  ■あまりにマナーの悪い人がいましたので,一部項目にアクセス禁止処理を行いました。
  ■極めて短時間で集中的アクセスを行ってるIPについては,終息の目処が立たなかったためアクセス禁止処理を施しました。解除申請は本家掲示板にて。

MSの動力源

  • [参考]

 概要

 いろいろなサイトでMSの動力源である核融合についての解説が行われてますが,ここでは,他のガンダムストーリーのMSの動力源まで含め,俺説全開で行く予定です。(笑)

宇宙世紀

 MSの動力源が核融合炉であることは,ある意味周知の事実かと思われますが,それ以前の宇宙兵器がどうであったかというと,実はそれほど多くの資料が残っているわけではありません。明確な資料として残っているのは,宇宙艦艇のスペックによるデータとコアファイターバリエーションなどにそれらが散見できる程度です。具体的に言えば,宇宙艦艇(サラミス,マゼラン,ムサイなど)には,核融合炉が搭載され,メインジェネレータとして稼働しており,また,宇宙戦闘機も初期の機体は,プロペラント消費型のロケット型であったという点です。
 また,資料によってその使用目的(主機であるか補助機であるか)は異なりますが,RX-75には,ガスタービンエンジンが搭載されていたという記述も見られます。(要するに現在のMBTと同様のエンジンも搭載されていたと言うことになります。なお,補足になりますが,RXR-44,ガンタンクR-44はガスタービンエンジンで稼働しており,核融合炉は搭載していません。)

 では,小型兵器における動力の主役が核融合炉に移行した最大の原因は何か?といわれると,やはりミノフスキー粒子であると言えるわけです。

 それ以前の核融合炉は宇宙艦艇クラスの機体(船体といったほうがいいか)が無ければ,搭載が不可能なほど「大きくて重い」ものであったわけです。ところが,ミノフスキー・イヨネンコ型核融合炉の改良が進むにつれて,ミノフスキー粒子そのものを核反応のシールドに使用することで,炉心の小型化及び軽量化に成功したわけです。
 現在,研究されている核融合は太陽と同様の重水素の多重融合によるヘリウム合成が主ですが,宇宙世紀における核融合は,ヘリウム3の融合を前提としています。ヘリウム3は地球上ではほとんど存在しない為,大量に存在する木星まで船団を組んで採取しにいっているわけです。これらが,Zガンダムにおけるジュピトリスなどの役割です。なお,蛇足になりますが,木星エネルギー船団は,この様に重要なエネルギー資源を供給する為の組織である為,一年戦争でも基本的に不可侵でした。(引越公社などと同様です。)しかし,ジュピトリスがティターンズ側に付き戦線を拡大させてしまったことからか,以降この暗黙の了承も破られることがしばしばありました。
 戻りますが,現在研究されている重水素融合による核融合にはいくつかの問題点があります。最大の問題が,融合時に起こる熱で,ほぼ太陽表面の温度である,1〜10万度という高温であり,これに耐えられる炉が建造できるかというもっとも単純かつもっとも難しい問題です。(同時にその際の圧力問題も生じてきます。)非常に限定的な実験炉では,融合反応は確認されていますが,実用化にはほど遠いと言っていいでしょう。そこで,宇宙世紀では,次世代の核融合といわれているヘリウム3融合を取り扱っていると思われるのです。
 なお,現在使用されている核分裂による発電炉とは決定的に異なる点があります。それは,核爆発の起きる可能性で,融合炉の場合,分裂炉と異なり放射性物質のできる可能性が格段に低いのです。分裂炉で使用するウランなどは,同位体の中でも特に不安定なものを使用します。そのため,発生した放射線を引き金としてさらに分裂を繰り返し,常に放射線を発生し続ける可能性が高いのです。(放射線は,一般的にα〜γ線と表現されますが,単純に言って分裂時に生じた余剰電子,余剰中性子などが放出されていると考えて下さい。)そのため,安定元素になるまで膨大な年月がかかります。(いわゆる半減期という期間のことです。厳密には若干異なりますが(^^;)
 対して,融合炉の場合,安定物質の形成が早く,放射線汚染も限定的(になりやすい)です。例えば,重水素(陽子1:中性子1:電子1)融合の場合,形成されるのはヘリウム(陽子2:中性子2:電子2)であり,理論的には放射線は発生しないのです。(まぁ,現実は異なりますが(^^;,原爆のように核融合反応が起こっても放射線汚染はありえます。これは,核爆発時の莫大な熱エネルギーによって,二次的に核分裂が起こる為です。)むろん,融合炉が炉心融解(メルトダウン)したときは,周囲は汚染されます。

 一般的に核融合炉では,反応物質を炉自体と磁気的におさえこみます。そのため,炉とその補助機がかなりのサイズになることはどうしても回避できないのです。ガンダム世界では,ここでミノフスキー粒子を利用する事によってそれを回避しています。すなわち,高温・高圧時のミノフスキー粒子(いわばIフィールド状態)で,炉内を覆い,融合時のプラズマ化されたヘリウム3の運動範囲を融合炉内に押さえ込んでいるわけです。また,炉自体も非常に強度が高いため,生半可な衝撃では壊れないでしょう。そのため,MSという機動兵器に採用されたと考えてもいいでしょう。
 なお,蛇足ですが,このミノフスキー粒子による押さえ込みは,核爆発を生じにくくするという副次的効果もあります。通常の核融合なら,MSクラスの小型融合炉とはいえ,核爆発が起きた場合の汚染はかなりのものと考えられます。しかし,実際には核爆発はそれほど起きていないと思われます。というのも,まず,炉自体が破壊されない限り核爆発は起こりにくいということ,そして,融合炉の特性から,融合物質による炉のメルトダウンは起きにくい(=核分裂は生じにくい)ということです。そのため,仮に炉に直撃を食らっても放射線汚染は少ないと思われます。
 いくつかの資料やサイトなどでも結論づけてますが,MSの爆発は「基本的には,推進剤,実体弾弾薬,冷却剤などの爆発であり,核爆発は稀」との結論を本サイトでも採用したいと思います。


未来世紀

 実は明確な資料は存在しない。

アフターコロニー

 実は明確な資料は存在しない。

アフターウォー

 実は明確な資料は存在しない。

正歴

 ちょっと保留(^^;

コズミック・イラ

 CE歴のMSの主動力源は,蓄電池と燃料電池,太陽電池であり,要するにバッテリー駆動と言うことです。
 ザフト軍のニュートロンジャマーは,あらゆる核反応を抑えるという,ある種究極の兵器であり,地球上では,原子力に頼ったエネルギー開発ができなくなりました。これは,核分裂の際に発生する中性子の活動が阻害される(=中性子の玉突きによる核分裂が起こらない)というものであり,ニュートロンジャマーの出現は,エネルギー革命の必然性を生んだのです。
 かなりのエネルギー(ぶっちゃけた話,電力)核発電に頼っていた地球では,ニュートロンジャマーの出現により,大変なエネルギー危機に陥ります。これに対して,地熱発電や潮汐発電などの手段を保有していたオーブなどはそれなりにエネルギー危機を乗り越えています。(実は,このことが大西洋連邦などから目の敵にされた理由のひとつ。)
 当然ながら,ニュートロンジャマーを開発したザフトでは,この核発電に代わる手段として,太陽光発電が主となっていたわけです。

※現時点では,まだ未完成※

 脚注

 編集者


最終更新時間:2007年08月10日 12時30分40秒

脚注