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モデルグラフィックス / ModelGraphicx
- [雑誌]
説明
模型誌の一つ。1984年にホビージャパンから独立したスタッフによって創刊された。
これは,編集者だけではなくモデラーも同じで,その後しばらくの間,ホビージャパンとの間には緊迫した空気が漂っていた。(これは,S.F.3.Dの裁判も関係している。)
当初から,ホビージャパンでの製作記事中心の「模型誌」たるスタンスからの脱却を目指しているかのような空気があり,見開きで模型写真を掲載したり,各部のアップ写真を掲載するなど,「模型誌」というよりも「作例誌」というスタンスを強く印象づける誌面である。
このため,模型そのものの記事は弱含めの面が多く,ある程度の技量を持ったユーザーには受け入れられやすいが,技量の無いユーザーにとっては,単なる写真集でしかない,という弊害もあった。実際,こうした方針は,後の「ガンダムセンチネル」において,自由に楽しめるはずのガンプラに「楽しむ方向性」というものを示してしまった点でも明らかであろう。[1]
また,こうした方向性故に,製作記事が(言葉は悪いのだが)おちゃらけ記事になってしまっており,その後の各誌にこういった記事が広がる原因になったようにも思われる。(これも,良し悪しなんだが……。)
創刊当初からいきなり宮崎駿氏の連載を持ってくるなど独自色の強い誌面を展開し,違いを明確に表そうとしていた点は,ホビージャパンという競合誌があったが故であり,且つ,ホビージャパンからの独立メンバーであったが故だろう。
ガンプラにおいても,同様のスタンスで独自色を打ち出しており,初の別冊となったProjectZでは,誌面のビジュアル化を徹底している。この姿勢は,続くMissionZZで明確化し,ガンダムセンチネルという一つの完成形を誕生させている。
こうした方向性から,ガンプラファンの心を大きくつかんだのは事実だが,センチネル連載中におきたバンダイとの行き違いの結果,90年代初めには事実上バンダイと決裂し,ガンプラ関連記事が激減することとなる。結果として,ガンプラの展開誌が,再びホビージャパンへと回帰する結果となった。
現在でも,モデルグラフィックスでは,そのスタンスを崩すことなく独自路線を貫いており,競合誌とは印象の違った特集が組まれることが多い。[2]
作例リスト
1980〜1999
- ModelGraphix 1985
- ModelGraphix 1986
- ModelGraphix 1987
- ModelGraphix 1988
- ModelGraphix 1989
- ModelGraphix 1990
- ModelGraphix 1991
- ModelGraphix 1992
- ModelGraphix 1993
- ModelGraphix 1994
- ModelGraphix 1995
- ModelGraphix 1996
- ModelGraphix 1997
- ModelGraphix 1998
- ModelGraphix 1999
2000〜
- ModelGraphix 2000
- ModelGraphix 2001
- ModelGraphix 2002
- ModelGraphix 2003
- ModelGraphix 2004
- ModelGraphix 2005
- ModelGraphix 2006
- ModelGraphix 2007
- ModelGraphix 2008
- ModelGraphix 2009
- ModelGraphix 2010
- ModelGraphix 2011
- ModelGraphix 2012
- ModelGraphix 2013
なお,各号の詳細に関しては,下記「ModelGraphix」カテゴリから選択していただきたい。
関連項目
編集者
最終更新時間:2013年02月16日 23時21分37秒
ノート
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脚注