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フォーミュラ計画

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フォーミュラ計画 / F計画

  • 分類:計画
  • 区分:宇宙世紀

 説明

地球連邦軍に対して,MSの小型化を進言したサナリィが進めたMS開発計画。
次世代のMSフォーマットを規格化するということから,フォーミュラ計画(プロジェクト)と名付けられた。
まずベースとなるF90を開発し,得られたデータで様々なプランを進行するという方針で進められたF計画は,連邦軍がMSの小型化を受け入れた時点で,事実上承認されたに等しく,実際,完成したF90は,アナハイム・エレクトロニクスが開発したコンペティションにおいて,MSA-120を大差で下すこととなった。

フォーミュラ計画による開発系統

 サナリィが実施したフォーミュラ計画では,その開発ラインごとに規格ナンバーが与えられる事になっていた。これらは,Fシリーズとも呼ばれ,通常2桁の番号で表示され,サナリィの規格を表す「F」に系統を表す一桁目(十進法の十の位の位置)と開発ナンバーを表す二桁目(十進法の一の位の位置)を組み合わせることで型式としていた。
 一般的に公になっているのは,F0,F5,F6,F7,F8,F9の系統で,それぞれが次表の様な意味を持っていた。

ナンバー種別
F0次世代主力機
F5ミドルMSの発展型としての装甲戦闘車両型支援機(#1)
F6長距離支援機(#2)
F7中距離支援機
F8汎用量産機
F9高機能高性能型試作機

#1:一説によると,可変機の後継ラインとも
#2:一説によると,局地戦用MSのラインとも

 これらは,それぞれが異なった目的で計画されており,一年戦争時の系統で言えば,F0系が実際には建造されなかったRX-81系,F5系統が61式とガンタンクのライン(RTX-44も含まれる),F6系統がガンタンクあるいはボールと言った支援機,F7系統がガンキャノン系,F8がジム系,F9系がガンダム系に相当する。
 つまり,実際にはF8系統が量産主力MSラインということになるのだが,サナリィの開発能力の問題から,これらが完全に実施されることはなかった。

 F5系統は,RXR-44(この型式は,一部でのみ取り扱われるもので,正式なものではないとされる)の原型機とされるRX-107/F55DなどAFVタイプからMSモードへの変形機構を持つ機体が確認されているが,実質的に運用状況が限られるため,事実上系譜は潰えている。
 同様に,F6系統もこの時代MSによる中〜近距離戦闘が戦時の戦術としては通例になっていることと,長距離からの支援活動そのものが,必要とされていない状況下であったことから,F7系統に事実上統合され,潰えている。(ただし,F60に相当する機体が建造されたかどうかは不明である。)
 また,F8系統は,サナリィそのものの問題から,系譜が実現しなかったものである。すなわち,サナリィはもともと大規模な生産能力をもたず,量産するためには他の企業(事実上アナハイムのみである)に依頼を行わなければならず,共同開発しか道がないのである。後にF91がそのまま量産されたように,量産専用の機体を開発する意義がなかった,というのがこの系譜が潰えた理由だろう。もともとF80系は,ヘビーガンの後継として汎用量産型MSとしてプランニングが行われていたが,F70系生産によってノウハウを蓄えたアナハイム・エレクトロニクスが提示したジェムズガンにその座を奪われ,結果的に日の目を見ることは無かった。

 F7系統は,中距離支援機(あるいは砲撃支援機)としてF90Sをベースに開発がスタートしたラインである。この系統は,本体の運用性の高さから連邦軍に採用されたが,やはりサナリィの生産体制の問題から,アナハイムが量産をおこなった。この際に,既存のRGM系との互換性を高めた結果,原型機の良さをほとんどスポイルする結果(ただし,量産を行うという意味では間違った設計変更ではない)となり,サナリィ側に大きな落胆をもたらした。
 しかしながら,アナハイムによる量産は,結果的に見て「既存の生産ラインの流用が可能な量産しやすいMS」,「砲撃戦に特化した限定的な機体ではなく汎用性が高まった機体となった」といった理由などから,比較的多くの機体が生産され,当初計画されていたF60系がキャンセルされるに至っている。

 F9系統は,「ガンダム」によってスタートした連邦軍の高機能MS開発をそのまま推進したかの様なラインである。次世代MSを開発するための実験機シリーズであり,様々な新技術を投入した機体が設計・開発されている。このF90系で得られたデータから,完全な次世代型MSとしてのF0系を開発することが,サナリィのF計画の最終目的とされている。

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最終更新時間:2009年02月08日 14時14分29秒

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脚注