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ゼーゴック
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | 型式不明(※) |
兵器区分 | モビルダイバーシステム |
所属 | ジオン公国軍 |
パイロット | ヴェルナー・ホルバイン |
製作データ | |
デザイナー | 山根公利 |
初出作品 | 機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079 |
参考文献 | MS IGLOO DVDインストラクション |
※:備考参照
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | 80.7m[1] |
全幅 | 63.5m[2] |
全幅 | 15.6m |
頭頂高 | Unknown |
本体重量 | Unknown |
全備重量 | Unknown |
全重量 | 1129.0t(#1) |
ジェネレータ出力 | Unknown |
スラスタ推力 | Unknown |
武装
第1兵装
L.W.C.タイプA(揚力コンテナ)に大型ミサイルユニットを装備したもの。
第2兵装
L.W.C.タイプA(揚力コンテナ)に小型ミサイルのロケット弾ポッドを装備したもの。
第3兵装
L.W.C.タイプB(専用コンテナ)に試作拡散ビーム砲「クーベルメ」を搭載したもの。
概要
モビルダイバーシステムとは,大気圏外から地球上の任意の攻撃ポイントに対して,攻撃を実施するために開発された公国軍の新型兵装のひとつ。
「モビルダイバー」とは,大気圏外(軌道上)から,地球上の任意の攻撃ポイント(評価試験における攻撃目標の設定はジャブローであった)に対して,まさに深海に潜るように降下し,攻撃兵装をばらまいた後離脱する,という攻撃手法そのものと,それを実施する装備に対して名付けられたものであり,「モビルダイバーシステム」と呼称した場合は,制御ユニットであるMSM-07Diゼーゴックと兵装コンテナを組み合わせたユニットとその運用システム全てを含んだパッケージの名称である。
このシステムは,連邦軍の宇宙艦艇のそのほとんどがジャブローで建造され,軌道上に打ち上げられる点に着目し,この打ち上げを阻止することを目的として急遽建造が進められた。
一年戦争末期劣勢となった公国軍が窮余の策として開発を進めたもので,ただでさえ物資や運用する機材の困窮状態のなか,新たな機材を開発する余力もなかったため,本来提示された設計とは異なり,制御ユニットには使用する機会が激減した水陸両用MSであるズゴックを改修して用いることとなった。また,兵装ユニットも既存の揚力コンテナの改装ですませるなど,モビルダイバーシステムは,まさに急造兵器を地で行くものと為ってしまった。
なお,ゼーゴック,L.W.C.については別項を参照のこと。
機体構造
機体は,ズゴック本体をベースにした制御ユニットと兵装ユニットとなるL.W.C.の組みあわせで構成されている。
ズゴックは,上半身の耐圧殻をそのまま制御ユニットの本体に転用し,下半身をまるごとブースターに変更したもので,改めて「ゼーゴック」という名称が与えられた。
また,L.W.C.はコンテナを搭載する兵器に合わせて改修したもので,基本的に双方のユニットとも使い捨てのものとなっている。
大気圏外から降下したモビルダイバーは,そのまま攻撃目標に対して,L.W.C.搭載の兵装による攻撃を敢行した後,L.W.C.を投棄,制御ユニットで敵の防空圏を離脱し,待機しているガウ攻撃空母へと帰投する。本来ならば,その本体は突入時の熱や衝撃で大きく疲労しており,詳細な調査と修理の後,再度実戦投入となるのだが,大戦末期の公国軍地上部隊には,それだけの整備を行う余裕も,機体を宇宙へと打ち上げるだけの余力も無かったため,パイロットと戦闘データのみを宇宙へと打ち上げるだけであった。
引用
DVDインストラクション(抜粋)
モビルダイバーシステムは,衛星軌道上から降下し,地上海上の敵に奇襲攻撃を行うことを目的とした特殊兵器システムである。機動管制ユニットと大量兵器コンテナとして使われるL.W.C.で構成されている。(中略)L.W.C.に高機動性能を与えるマヌーバー・ユニットと機動管制を行う新型モビルスーツを組み合わせることで,宇宙時代の新たな対地攻撃システムを目指したのが,このモビルダイバーシステムである。
備考
解説文でも示したとおり,本来「モビルダイバー」とは,ゼーゴックとL.W.C.を合わせたユニットの運用システムの呼称であり,機体名称とは異なる。従って,型式番号も存在するはずが無く,あくまでも表面上は「モビルダイバーシステム第○種兵装」という扱いでしか無いはずである。記録上の処置も「MSM-07Di+L.W.C.(type○)」などといった型式上の表記,あるいは「MSM-07Di+(L.W.C.の運用コード)」といった形になるのが一般的な処理だと思われる。(おそらく後者がスジだとは思うが。)
ここでは,システムとしての扱いもさることながら,これら「ゼーゴックとL.W.C.を合わせたユニット」としての意味合いで解説項目を立項している。そのため,実際のモビルダイバーという言葉の意味合いと若干異なったニュアンスになっている部分があるが,その点は了承頂きたい。
関連項目
編集者
最終更新時間:2012年06月30日 19時01分39秒
ノート
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脚注