!!!V作戦 *[用語] //*読み: *分類:作戦,計画 *区分:[[宇宙世紀]] *出典:[[機動戦士ガンダム]] !!説明 [U.C.0079.04〜]  地球連邦軍のMSとMS用の新造母艦の開発計画のこと。  一般的には,RX-78ガンダムを始めとするRXシリーズ・モビルスーツとその母艦であるペガサス級強襲揚陸艦(開発当初のプランでは宇宙空母)ホワイトベースの開発計画を示すことが多い。  ジオン公国軍が一年戦争緒戦で投入したモビルスーツは,地球連邦軍に大きな損害をもたらしたが,これに対抗するためのプランとして立案されており,実の所,複数の開発計画を統合した総合的なプランとしての命名が「V作戦」という通称なのである。  一年戦争の勃発からおよそ3ヶ月が経過したU.C.0079.4月に地球連邦軍が発動した計画で,主たる目的は,一週間戦争からルウム戦役に至る緒戦の敗退による劣勢を挽回することにあった。この為,V作戦は連邦軍製モビルスーツの量産とその母艦となる強襲揚陸艦の開発と建造を主眼とし,さらに新兵器による新たな運用システムの構築までも視野に入れたものであった。  南極条約調印時に脱出したレビル将軍の働きかけがきっかけとなって発動したV作戦は,U.C.0078年から水面下で実施されていたRX計画(ただし,この時点ではMSの開発計画とはいえ,基礎研究の域をでるものではなく,MSの戦術・戦略的運用法はまったく考慮されていないものだった)に,宇宙戦闘機のための宇宙空母開発計画SCV-27と連携・統合した形で進行し,RX-75,-77,-78の3種のRXモビルスーツ(「RXシリーズ」と通称される)とペガサス級強襲揚陸艦ホワイトベースを誕生させた。  なお,これらRXシリーズとホワイトベースは,サイド7において運用試験を行い,そのデータをフィードバックする予定であったが,搬入の際にジオン公国軍特務部隊(指揮は赤い彗星ことシャア・アズナブルが執っていた)によって襲撃され,民間人によって実戦投入されたのは,後の歴史書に詳しい。  また,同時にRXシリーズの余剰パーツを用いて急造された機体,及びこれを活用した簡易タイプの新規設計の先行量産機を使用してデータ収集を開始しており,一年戦争終盤の大反攻のための土台作りは着々と進められていたのである。  これらのデータから誕生した連邦軍の量産型モビルスーツであるジムは,簡易生産型であったこともあり,その性能はRXシリーズに大きく及ばないが,連邦軍が得意とする物量戦に特化した機体で,これにより連邦軍は戦力の回復と共にジオン公国に対する反攻作戦をスタートすることとなるのである。  一方で,運用母艦は高機能・高額化したペガサス級だけではなく,コロンブス級やサラミス級に改修を施したモビルスーツ運用タイプも登場し,連邦軍の戦術もV作戦をきっかけに(徐々にではあるが)モビルスーツを中心とした戦術へと移行することとなった。  ちなみに,ジオン公国軍もV作戦の存在は察知しており,その正体を確認するための内偵活動は行っていた。しかし,その実体を掴んだのは,先述したシャア・アズナブルが率いた特務部隊であり,U.C.0079年9月18日のこの時点では,RXモビルスーツは,ほぼ完成している状況だった。 !!関連項目 :計画: *[[RX計画]] *[[SCV-27計画|SCV-X計画]] *[[ビンソン計画]] :人名: *[[レビル]]将軍 *[[シャア・アズナブル]] :その他: *[[RXシリーズ|RX計画]] *[[RXモビルスーツ|RX計画]] *[[ペガサス級強襲揚陸艦]] *[[ホワイトベース]] !!編集者 *あさぎり ---- {{category 用語}} {{category 用語・UC}} ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。