!!!Mobile Suit New *[作品] !!データ ,作品データ{COLS:2} ,掲載誌,大河原邦男アイアンワークス ,発行日, ,価格, ,ISBN, ,発売元,バンダイ !!概要  1989年に発売された大河原邦男氏の画集「B-CLUB SPECIAL 大河原邦男作品集 IRON WORKS」に掲載されたデザイン。  企画意図としては,既に10年以上の時間が経過したファーストガンダムのMSデザインのアップデート(おそらくHGの企画も影響していると思われる)とZ〜ZZ(おそらく進行上CCAまで含まれていると考えられる)のデザインの大河原氏によるリファインがあった。(大河原氏のコメントによると「ZやZZのMSは僕が描いたものではないので,僕が描いたらどうなるか,ということで」進められたらしい。)  つまり,Z〜ZZ期の複数デザイナーが参加した結果の混沌としたデザインラインを大河原氏のラインで統一されたものが描かる,という企画だったのである{{fn この意味で言えば,当初HGUCでカトキハジメ氏によるクリンナップを行い,ラインの統一を行おうとした発想の原型ともいえるだろう。}}。  しかし,本企画は結果的に中止となりIRON WORKSに掲載された機体以外は日の目を見ることは無かった。誌上の大河原氏のコメントによると,本企画が中止となったのは「からくり剣豪伝ムサシ」のデザイン作業が佳境に入ったため,とされている。  だが,実際にはこの時期はムサシのデザインと共にガンダムF91のデザイン作業がスタートしていた時期であり,おそらくだがこれらとの作業のバッティングが中止の原因だと思われる。  また,コメントでは大河原氏が本作を進めていたかのようにも受け取れるが,実際にはこれらのオーダーがバンダイあたりから有ったものと考えられる。(でなければ,個人的に継続していた可能性の方が高いであろう。)これも推測にすぎないが,HGの企画が進んでいたことは新たな「リファイン」を必要とする機体があった,ということであろう。  なお,本企画でデザインされたMSとしてIRON WORKSに掲載されているのは,「ガンダム」,「ジム」,「シャア専用ザク」,「ゴッグ」,「アッガイ」,そして「ズゴック」である。  このうち,「ゴッグ」は,翌年SDクラブでスタートする「大河原邦男MSコレクション(後のM-MSV)」に細部を変更し,「プロトタイプゴッグ」として登場している。  また,IRON WORKS発売後数ヵ月して,ガンダムF90(フォーミュラ戦記)の制作発表があり,ここに登場するRFズゴックは本作のズゴックに近いデザインとなっていた。(ザクも本作のザクをさらにアレンジした感じであった。)  同様に考えると,M-MSVに登場した陸戦型ジムやデザートジムも本作のデザインのアレンジと考えられ,プロトリックディアスもおそらくは大河原版のリックディアス,量産型νも大河原版νだったのではないだろうか。  つまり,本作のデザインはオールズモビルのMSやM-MSVの機体として再生されたと考えられるのである。 {{category_list モビルスーツ・Mobile Suit New}} !!関連項目 *[[M-MSV]] !!編集者 *あさぎり ---- {{lastmodified}} !!ノート ■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]] ※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。