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MS-16X計画
- [用語]
- 分類:計画
- 区分:宇宙世紀
- 出典:MSV
説明
MS-X16計画,MS-16計画と記される場合もある。
ジオン軍が進めていたモビルスーツ開発計画のひとつで,MS-18系の開発プラン同様に複数のMS開発プランを並行して走らせていた。
MS-18系が,一般にも扱える次世代型MSをの開発計画で既存のカテゴリーに拘らない,MSそのものの新たな運用法やコンセプトを開拓することを目標としていたのに対して,このMS-16系では,MSにどのような機能を附帯させるかという点において複数の提案やバリエーションが存在し,どちらかと言えば一騎当千の短期決戦型MSのプランニングが多く見られるのが特徴である。(ちなみに,MS-17系は対MS戦を主眼に置き,様々な対応能力を持った,いわば従来のコンセプトのハイブリッド型である「優秀な機体」の開発が目標だったとされ,まさにMS-17ガルバルディのためのカテゴリと言えるだろう。)
この「16」というナンバーにカテゴライズされる機体としてジオング(MS-16X / MS-X16),ザメル系(YMS-16M他),後のギラ・ドーガとなるMSの初期プラン(MS-16系)などが確認されており,実際に複数の機体がロールアウトしている。
これらのMS-18系,MS-16系の開発は,ジオン公国軍のMS開発が追い詰められていた状況を如実に示す例ともいえ,コンセプトが定まらないまま開発が進んだ機体もあったとされている。
MS-18系が,基準となる機体群(ケンプファー系)を中心に開発が進み,これとは異なったコンセプトでの建造が進められた機体が,別の型式に移行した(一説には,ドムとゲルググの中間型とされる機体やNT対応型のステルスMSなどが存在したとされ,これらはMS-19カテゴリに変更されたという)のと同様に,MS-16系も純然たる16ナンバーをYMS-16M系に残し,ジオングは新設されたMSNナンバーへと移行した。
このため,本計画の主眼については定まらない記述が多く,「ビショップ計画の最初期段階」や「長距離砲撃戦仕様のMS開発」,「次世代の量産型MS開発」といった様々な表現がなされることがある。
関連項目
編集者
最終更新時間:2015年05月24日 14時45分28秒
ノート
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脚注