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IMPC

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IMPC


 説明

[Integrated Maneuver Propultion Control](統合機動推進制御)の略。

 MSの発進,巡航,空間戦闘,着陸,歩行の5つの基本機動・推進を自動制御するシステム。基本的な動作や機動が全てデータ化されており,IMPCのスイッチをONにするだけで,MSは自動化された動作を行う。
 一年戦争時代に登場したFDPの発展型ともいえるもので,基本的な部分は学習型コンピューターの機能そのものといって間違いではない。連邦軍のMSに標準装備されている機能であり,熟練パイロットの経験データによって機体自身がそれを学習し,さらに搭乗するパイロットのデータと組み合わせることで,応用が行われ,さらに進化していく。

 単純に言えば「熟練パイロットの量産システム」というほどの機能ではあるが,基本となるデータは,当然それに見合った腕を持つパイロットが存在しなければ,データを供給することはできない。また,「基本操作以外の操作」が必要になった場合は,パイロットが独自に対応する必要があるが,それでも一年戦争当時のMSと比較して格段に「やらなければならないこと」は減っている。
 もちろん,新しいデータを供給するためのデータ収集は常に行われており,それを実施することが教導団の目的のひとつだった。

 ところが,こうした熟練パイロットたちは,「自らが訓練して身につけた技術」であることに誇りを持っており,それだけにこのシステムに対して批判的な考えを持っていた。こうしたことから,当の熟練MSパイロットたちはこのシステムのことを,システムの略称と人間を堕落させる妖精の名にちなんで「インプ」と呼び,さげすんでいたのだった。

 もちろん,彼らの身につけた技術は誇ってしかるべきものだが,それを利用されることで得られる効果というものは絶大なものである。これを否定するという行為そのものが,実のところ,軍の中では「あってはならないこと」であり,一種の選民化思想であった。
 こうした考え方が教導団の増長を呼び,結果的にニューディサイズの反乱のひとつの原因ともなっていった。

 ニューディサイズの反乱においては,IMPCそのものに仕掛けられたトラップ(理論爆弾)によって,討伐部隊の足を止めることに成功するが,その後,古いデータに書き換えられたことで,このトラップも役立たずになってしまった。
 その結果,確かに1対1ではニューディサイズ側のMSに歩があったが,最終的にはその数を減らされ,ニューディサイズは討伐されてしまう。
 これは結果的に言えば,エリートの思い上がりに対して,IMPCが持つ本来の機能が有効に働いたといって過言では無い。戦争という大局的見地で見るといくらMSパイロットとしてエリートであっても,戦局的には単なるコマに過ぎない。これをニューディサイズは見落としたと言うしか無いだろう。

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最終更新時間:2012年01月28日 10時38分13秒

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