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CIWS

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CIWS


 説明

 [Close-In Weapon System]の略。シーウスあるいはシウスと呼ばれる。
 元来,艦艇を目標とするミサイルや航空機など至近距離で迎撃する艦載兵器システムの総称である。日本語訳では「近接防衛システム」などと訳されるが,現在では自動迎撃機関砲システムの代名詞的なものとなっている。
 開発の発端となったのは日本軍の特攻攻撃とも言われ,艦艇に向けて飛び込んでくる脅威に対する最終防衛兵器として,近代の艦艇には装備が進められている。

 CIWSの特徴は極度に自動化された防衛システムである点である。
 すなわち,極めて近距離での防衛戦では,人間の目で確認して対応していても,ヒューマンラグと呼ばれる反応のズレで間に合わないことがほとんどであるため,これを出来るだけゼロに近づけるために自動化という手段がとられているのである。

 艦艇の防空システムは,まずは護衛航空機による防空戦闘,対空兵装の充実した艦による長距離〜中距離迎撃(ミサイルや射程の異なる対空砲など),そして最後がCIWSということになる。このため,CIWSの有効射程距離はせいぜい数Kmどまりとなっており,この距離をわずか数秒程度で移動するミサイルを撃墜するために,多数の弾を(確実に相手を撃破出来る威力で)ばらまく必要が生じる。このため,艦艇が備えるレーダーなどにも頼らず,独自のセンサで対象を判断し,攻撃を加える一連の自動化が必要とされるのである。
 代表的な兵装として,第2次世界大戦後に開発が進められた防空システムがあり,これが70年代にCIWSファランクスとして結実した。専用レーダーとガトリング砲により構成されるファランクスは,当時の兵装としては極めて高い能力であると判断されたが,その後ミサイルの高速・高性能化に伴い,さらに遠距離での撃破を前提とした兵装である迎撃ミサイルとの併用に移行している。

 なお,初期に製造されたCIWSであるファランクスは,そのシステムにゼネラル・エレクトリック社のM61ガトリング砲(バルカン砲)を使用していたため,バルカンファランクスと呼ばれる場合もある。(なお,このファランクスは近接防衛のための装備としてはかなり強力である。1996年の環太平洋合同演習ではその自動追尾性が仇となり,自衛隊艦のCIWSが標的を曳航中のアメリカ海軍機を敵機と誤認し撃墜してしまっている。)

 備考

 本項目は,一般的なCIWSについて簡単にまとめているが,コズミック・イラに於いて,CIWSとして用いられているものが,イーゲルシュテルンである。

 関連項目


 編集者


[用語]
[用語・SEED]


最終更新時間:2014年11月22日 19時16分10秒

 ノート

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脚注