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BB戦士

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BB戦士

  • [模型シリーズ]

 データ

項目データ
発売時期1987/05〜
価格300円

 説明

 1987年にスタートしたデフォルメデザインによるプラモデルシリーズ。
 実際に市場に大きく認知されたのは,1988年の機動戦士ガンダム逆襲のシャアの公開に併せて販売されたもので,シリーズナンバーでいうところのNo.7「νガンダム」以降ということになる。(機動戦士SDガンダムのロゴと,SDガンダムBB戦士というネーミングとなったのは,このNo.7以降である。ところが,No.1〜6は,名称を元のモビルスーツから変更したためか,SDガンダムシリーズであることを示すために「SDガンダムBB戦士」としている場合もあるため,注意が必要である。)

黎明期

 特徴的なBB戦士というネーミングは,初期の6種がBB弾を用いたゲームを前提とした仕様であったためで,このために設定されたオリジナルゲーム「スナイバルゲーム」とそのゲームを戦うSDキャラを描いたコミックも存在している。(実のところ,バンダイから公式に展開されたいわゆる「リアル系ガンダム」の公式ストーリー以外のオリジナルストーリーは,このBB戦士が初のもので,この点も従来のデフォルメ系プラモデルシリーズとは異なっている。)

 しかしながら,この初期版BB戦士の評判は今ひとつであり,6種の販売で中止,完全な仕切り直しとして逆襲のシャア公開後の1988年5月に再スタートしたのが現在のBB戦士シリーズである[1]。(なお,発射ギミックが取り除かれていったのは,組み替えギミックやメッキといった部分での価格対応という部分や,発射ギミックそのものに対する様々なクレームに対応するという部分もある。部品を無くしたり,危険な使い方などによるクレームは確かに存在しており,こうしたクレームへの対応も様々な場面で行われている[2]。)
 仕切り直し以後は,これまでのオリジナル路線としてのデフォルメキットとしてよりも,同じモビルスーツのアレンジデザインという方向での受け入れられ方をしたことと,逆襲のシャアの併映で「機動戦士SDガンダム」の上映があったことなど,この頃になると「SDガンダム」という路線が受け入れられていたということもあり,順調に販売数を伸ばしていくこととなった[3]

ターニングポイント

 BB戦士のターニングポイントとなったのは,No.17「ムシャガンダム」であることは,疑いようのない事実であろう。
 ムシャガンダムは,「プラモ狂四郎」に登場した「武者ガンダム」をSDデザイン化したものであるが,そのアレンジは,これまでのSDデザインとも少々異なり,SDガンダムオリジナルのアレンジが加えられている。(狂四郎の武者ガンダムはガンダムMK-兇鬟戞璽垢箸靴織リジナルであるが,BB戦士のムシャガンダムは,初代ガンダム風のアレンジが加えられており,方向性に違いが見られる。[4]
 ムシャガンダムのキット化は,プラモ狂四郎世代にとってのトピックであったのは間違いなく,人気を博した。また,組立説明書のコミックワールドには,ムシャガンダムを主人公としたオリジナルのストーリーが掲載され,そこには他のムシャアレンジされたMSが掲載されており,話題となったのである。

 その後,同じくプラモ狂四郎に登場した武者ガンダムMK-兇鬟戞璽垢箸靴拭屮爛轡礇ンダムマークツー[5]」,武者Ζガンダムをベースとした「ムシャゼータ」が発売,デザインアレンジこそムシャほどではなかったが,コミックワールドは完全にオリジナル路線にシフト,連作漫画としての位置づけとなった。さらに,プラモ狂四郎では登場しなかったダブルゼータガンダムやνガンダムのムシャも登場,加えて初期BB戦士6体に追加パーツを加えたムシャカゲシリーズやシャザク,ムシャドム,ムシャドライセンの発売,さらに新規キットのムシャサイコと,立て続けにシリーズが広がり,物語にも厚みが増していくこととなった。
 この頃になると,SDガンダムシリーズそのものが受け入れられており,展開中のアニメ作品(機動戦士SDガンダムシリーズ)と同じような形で受け入れられていった。
 また,コミックボンボン系では,これらの物語をベースにコミック連載がスタートすることとなり,カードダスの「騎士ガンダム(SDガンダム外伝)」,元祖SDガンダムの「コマンドガンダム(SDコマンド戦記)」とともに,BB戦士では「SD戦国伝」が主力となり,SDガンダム関連の展開を引っ張っていくこととなった。(No.38 武者百士貴から表記が漢字表記になったのは,こうした方針の明確化があった物と考えられる。)

 こうして,SD戦国伝の展開を主に,他のSDガンダム関連オリジナルストーリーからのキャラクタを間に挟みながら,SDガンダムブーム中のBB戦士は展開していくこととなる。

ノーマルSDの衰退

 SDガンダムオリジナルストーリーが中心になると,従来の(いわゆる)リアルMSのSD化ラインは極端にその数を減らすこととなる。
 オリジナルストーリーの展開から,わずか2年(ムシャゼータからカウントして)でそのナンバーを70台に到達させたBB戦士であるが,No.40ケンプファー以降は,ノーマルSDはほとんど登場しない状況となった。(実際のところ,SDのオリジナル路線が確定したNo.38武者百士貴以降唯一のノーマルSDがケンプファーであり,その前もNo.37アレックスを除けば,No.29ジョニー・ライデン専用ザク,No.28 Gアーマーまでムシャ系が占めているという状況であった。)
 その後も,戦国伝系キットを中心に,外伝系のキャラがわずかに含まれるパターンが続いており,No.100までの間にノーマルSDは,No.74ガンダムF91,No.96ガンダムF90が含まれるだけであった。

 実は,この時期,ガンダム作品は世代移行に試行錯誤しており,初代ガンダムのファン層から新世代のファン層への移行を目指している状況であった。このため,リアル系最新作であったガンダムF91では新規ファンの獲得を目指したものの頓挫,仕切り直しでスタートした機動戦士Vガンダムでは,「SDの次はリアル」という形が模索され,番組中に登場するモビルスーツのSD商品の展開に制限がかかることとなった。(SDガンダム外伝では,この時期に新作の展開で苦労しており,主役キャラにオリジナル[6]を投入するなど,「SDオリジナル展開」を進めていくしか手段がなくなったのである[7]

 結局,「機動戦士Vガンダム」からのノーマルSDは,番組終了後に発売されたNo.124 Vダッシュガンダム,No.129 V2アサルトバスターガンダムのみということになった。
 その後しばらくして番組放映中のSD利用の制限は撤回されるが,既にオリジナル展開が中心となったBB戦士シリーズでは,ノーマルSDの発売は極端に減ってしまうこととなった。

 この「ノーマルSDの衰退の時代」は比較的長期に及び,これが実質的に解消されるのは,BB戦士におけるリニューアルキットの登場(No.200 RX-78-2 ガンダム[8])まで持ち越しとなる[9]
 2000年代に入ると,今度は戦国伝系のパワーダウンが目立ってくることとなり,機動戦士ガンダムSEEDのヒットもあって,ノーマルSDの復権がなされる。SEED系からは数多くの機体がSD化され,コレクションキットとともに,初心者層の導入に大きな役割を果たすこととなった。

SD戦国伝の限界と三国伝シリーズ

 SD戦国伝シリーズは,1998年度展開の天星七人衆編あたりから極端なパワーダウンが見え始めた。翌1999年のムシャ戦記編では商品化されるキットも激減し,戦国伝でのオリジナル展開に限界が見える状況となったのである。
 2000年に展開されたムシャジェネレーションは,同時期に展開されたSDガンダムGジェネレーションシリーズのキットと本体を共有化し,従来のリデコ商品以上に共有パーツ化が進められることとなった。(キットの状況としては,ほとんど初期BB戦士をムシャカゲとしてリリースしたときと同じような状況であった。)さらに,ムシャジェネレーションは,事実上の打ち切りとなり,連載版は単行本化されることもなく,急遽「SDガンダム英雄伝」へと移行することとなった。(この移行には,やはり他のSDシリーズのパワーダウンも影響しており,英雄伝はまさに「SDガンダム外伝」と「SD戦国伝」の再展開のためのフォーマットとしての存在であった。)

 英雄伝によって多少の持ち直しが見られたことで,再び戦国伝系の作品として投入されたのが,「武者○伝」である。これは,従来の資産を生かしながらも,舞台を現代日本に置き換え,人間のキャラクタを登場させることで活性化を図ったものであった。ところが,やはりストーリーが展開し,第3弾の「武者○伝3」の頃になると舞台が再び天宮となり,従来の戦国伝のラインへと戻っていってしまった。(ただし,SDガンダム自体のパワーダウンという状況は一時的とはいえ脱却しており,翌年のTVアニメ「SDガンダムフォース」と連動した「SDガンダムフォース絵巻 武者烈伝 武化舞可編」が投入されるに至った。

 武者烈伝は,ストーリーとしては,武者○伝3の続編(その未来の話)として位置づけられるが,キットは,BB戦士のクオリティアップを目指したもので初期の武者七人衆編のリメイクとして位置づけられている。(この当時,BB戦士シリーズのデフォルメバランスが変更されており,その変更されたバランスでのリニューアル再キット化という考え方もできるものである。)
 しかし,売れ行き的には厳しい物があり,当初予定の製品ラインナップは実現せず,予定されていた第2シーズンも中止,起死回生の一手として武者○伝と同様に,現代日本を舞台にした「武者番長」シリーズを開始したのだが,武者番長シリーズは不評であり「武者シリーズにとどめを刺した」とまで言われるような惨状となってしまったのである。その後半年弱の新製品未発売の期間をはさみ,2006年年末から再び新製品がリリースされたが,製品はガンダムSEEDの外伝「スターゲイザー」からのノーマルSDであった。

 およそ1年後の2007年6月,BB戦士発売20周年記念として,満を持してSDガンダムオリジナルストーリーが再開されることとなった。戦国伝と同様のベース機に装飾を施したデザインではあるが,モチーフを日本人に人気の「三国志」にとった「SDガンダム三国伝」のスタートであった。
 三国伝は,「ノーマルSD」が三国伝という作品のキャラを演じている,という設定であり,当初のキットはすべて「演者:○○」という形でベース機が記載されていた。これもノーマルSDを起点とした展開が前提にあったためではないかと考えられる。

 三国伝は,順調にその商品点数を増やしていき,展開3年面の2010年にはアニメ化も果たした。この際に,三国伝のキットは,Gジェネレーションシリーズ同様に「三国伝シリーズ」としてスピンオフし,BB戦士で発売されたものパーツの追加等によって改めてリリースされ直すという状況になった。(三国伝シリーズは,特に海外展開においては積極的に進められており,海外版オリジナルの商品も登場しており,これらが日本市場へ逆輸入の形で導入されたこともある。)

 しかしながら,三国伝シリーズが結果的に独立(しかも三国伝シリーズでは明確に「BB戦士」とは謳っていない)した結果,BB戦士としてのラインナップのパワーダウンは否めず,アニメに登場しないオリジナル武将の展開を最後に,BB戦士での三国伝ラインナップは終了している。
 一方,ドラマでの直江兼続ブームに当て込み,従来のムシャ系キットのリデコ版を発売した戦国武将シリーズも展開としては完全に失敗であり,BB戦士のラインナップは完全に行き詰まった状態であったということができるだろう。(限定品類はともかくとしてナンバリングアイテムの2011年発売アイテムを見ると,この状況がよくわかるものとなっている。)

BB戦士25周年

 2012年のBB戦士発売25周年を記念して登場したラインナップが,「LEGEND BB」シリーズである。三国伝で確立したキット仕様とデフォルメデザインの方向性で,従来のBB戦士をリメイクする(新規キットも含まれてはいる),という方向性であり,これまでノーマルSDでは行われていた旧キットのリメイクをSDガンダムオリジナルキャラクタで行った点が大きなポイントとなっている。

 かつてBB戦士を購入した層に対し,リメイク版の(できがいい)キットを提供するという路線であり,順調にその商品数を増やしていくこととなった。

 現在のラインナップは,このLEGEND BBとノーマルSDで占められており,新規のオリジナルストーリーに関しては,実施されていない。
 しかし,BB戦士のラインナップ数そのものは,2007年のNo.300 劉備ガンダムから,およそ7年でNo.400に到達しようかという状況である。

リスト

 BB戦士の商品リストは,そのアイテム数が膨大なため,別項目として立項している。
 →プラモデルリスト・BB戦士


 関連項目



 編集者

[模型用語]


最終更新時間:2014年07月22日 19時49分51秒

 ノート

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脚注

  • [1]実は,初期シリーズの影響はこの時点でも残っており,No.7νガンダムは,BB弾サイズの弾丸を発射できるギミックがあった。実は,かなりの期間(BB弾ではないが)弾丸を発射するギミックは残っており,初期の影響はかなりのものであったといえるだろう。
  • [2]なお,一部でPL法が原因で取り除かれたとする論調を見ることがあるが,PL法だけが原因(影響はゼロでは無いが)では無い,という点には注意が必要である。PL法施行以降のBB戦士では発射ギミックなどに対して,注意書きが多数記述されるようになっているが,ギミックそのものが取り除かれた例はなく,対象年齢も変更されていない。
  • [3]実際,ガシャポンのSDガンダム(塩ビ人形)の勢いは,この頃には既に加速しており,BB戦士のネックとしてはやはり「オリジナルアレンジ」の問題性があったと考えられる。しかし,これもまた時代とともに変化するのである。
  • [4]蛇足ながら,このSD版デザインは,後年いわゆるリアル化され,MS戦国伝としてキット化されている。
  • [5]ちなみに,プラモ狂四郎で登場した武者ガンダムMk-兇蓮ぐ豸するとガンダムMK-競戞璽垢任△襪,ベースはΖガンダムとガンダムMK-響佇であるため,その状況がSD戦国伝のムシャマークツーの設定に生かされている。
  • [6]実際には,色々と抜け道を探した結果ではある。詳細はSDガンダム外伝を参照のこと。
  • [7]実際,この影響があり,この時期の戦国伝はガンダムF91やF90,0083の各機体をモチーフとしたキャラの活躍が長く続き,その結果,印象の強いキャラクタとなったという側面もある。
  • [8]厳密に言えば,初キット化ではある。Gアーマーやパーフェクトガンダムに同梱されていたもののリニューアル,ということになろう。
  • [9]リストを見てもらうと解るが,V2ガンダム以降,ノーマルSDで発売されたのは,シャイニングガンダム,ガンダムマックスター,ドラゴンガンダム,Gガンダム,GP01フルバーニアン,Ζガンダムのみである。フルバーニアンとΖガンダムは,リニューアル版ガンダムに位置づけは近いキットで,同時期にノーマルSDの展開がスタートしたGジェネレーションシリーズと連動したものである。一方,一見するとノーマルSDに見えるウイングガンダム,シェンロンガンダム,ガンダムエピオン,ウイングガンダムゼロは,Gビークルというオリジナルシリーズで,本体デザインはノーマルSDではあるが,ギミックがオリジナルとなっている。これも,ノーマルSDの衰退を示す例であろう。