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野戦任官

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野戦任官

  • [用語]
  • 分類:その他
  • 区分:宇宙世紀
  • 出典:GUNDAM SENTINEL

 説明

 軍隊で行われる暫定的な階級の発級行為のひとつ。任官とは,それまで「兵」として扱われてきた者が,「士官」の階級を得ることである。野戦任官は,部隊運用上の都合や,組織編成上の問題などから,暫定的に特定の階級を与える行為のことで,戦時昇進の一種とも言える。

 連邦軍の場合,モビルスーツのパイロットになるには少尉以上の階級が必要とされる。しかし,常に尉官以上のパイロットが存在するかというとそうではなく,教育途上のパイロットが非常時に実戦部隊に編入される場合なども多々あるのである。こうした場合には,見かけの階級として「尉官」以上の階級が与えられるのである。例えば,パイロット候補生などの多くは,軍曹,曹長といった階級だが,彼らが実戦部隊に編入された場合,モビルスーツのパイロットとして登録することはできない。そのため,見かけ上の階級として「少尉」以上の階級を与え,「少尉待遇の軍曹」といった形で,実際に少尉とおなじ待遇で扱われるのである。こうした見かけ上士官と同じ待遇を与える行為が野戦任官と呼ばれるシステムなのである。(ただし,これは一年戦争後,グリプス戦役期にかけての時期のことであり,一年戦争当時には軍曹や曹長どころか上等兵といった階級でもモビルスーツを運用していた記録が残されている。これは,モビルスーツ運用のノウハウが無かった時期のことであり,生き残ったパイロットの多くは,戦後尉官扱いとなっている。)

 軍隊での兵士は,一般的に士官と兵に分けることができる。兵とは,常に前線に立って戦闘を行う,いわばコマであり,対して士官は,本来は小規模ながらも特定の部隊を指揮することのできるエリートである。兵とは一般的な階級で二等兵から曹長までを指し,「尉官」以上の階級を一般的には士官と呼んでいる。
 つまり,軍の構造上,上級階級になるには任官されることが必要であり,そのためには士官学校などでの経験が必要とされるのである。これにはいくつかの理由があるが,簡単に言えば,兵は上官の命令に従うのみでいいが,士官は状況を見て的確な判断を下した後,命令を発する必要がある。このための手順を学ぶのが士官学校だと言っていいだろう。
 無論,士官学校での学習が全てではないが,戦況に応じた的確な判断というものは,やはり数多い経験が無ければ身につかないため,それを短期間で得られる士官学校の意味は大きなものがあるのである。

 一方で,数多くの戦場をくぐり抜けてきた傭兵は,こうした士官学校で学ぶような事柄を経験として持っている場合が多い。こうした人材は,高い能力を持ちながらも傭兵という立場であるため,どうしても軍務上の階級は曹長止まりとなってしまう。
 作戦によっては,こうした傭兵のほうが適しているものも多く,こうした傭兵が指揮を執る場合や,傭兵部隊を傭兵によって運用する場合などには,高い能力を持った傭兵を一時的に士官として扱う場合もある。これも一種の野戦任官ではあるが,彼らの場合は,戦後はその階級は意味を持たなくなることがほとんどである。

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最終更新時間:2010年12月30日 06時02分46秒

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