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万能化換装システム
- [用語]
- 分類:システム
- 区分:宇宙世紀
- 出典:A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-
説明
万能化換装システムとは,必要に応じてパーツを換装することで,あらゆる任務にモビルスーツを対応させるために開発されたモビルスーツ用の運用システムのひとつ。
レジオンの運用するARZ-125《リハイゼ》などの機体に採用されている。
元々は,グリプス戦役期にティターンズによって開発が進められていた,TR計画の最終段階であるRX-124《ガンダムTR-6[ウーンドウォート]》に採用されたもので,TR-6の目指した「機首統合計画」による「パーツの換装によって既存の全モビルスーツの機能を付与できる万能型モビルスーツ」としての機能の根幹をなすものとして,開発が進められたものである。
その後,「機種統合計画」による規格統一で,ティターンズの全モビルスーツへと搭載されたOSである,BUNNySを介することで,様々なパーツを自身のパーツとして運用することが可能となり,単一の機体が様々な用途の機体として運用可能となった。
なお,万能化換装システムが運用された事例はグリプス戦役においては確認できず,後にレジオン掌握下の火星において,運用された機体によって運用された事例が数多く確認できる。
特に,レジオン掌握下の火星では,ティターンズ系モビルスーツを主要な装備として運用するレジオンの情勢から,作業用モビルスーツの各部装備等についても,運用可能な機体としてロールアウトしており,災害現場において擱座したモビルスーツのパーツを寄せ集めて急遽換装した事例なども確認できる。
この事例では,パーツ交換によって起重機,そして採掘機としての機能を獲得,通常であれば3タイプの建機が必要な事態を,たった1機のモビルスーツで対応している。この高度な運用性と利便性が最大の特徴と言える。
BUNNyS(ヴァニス)
万能化換装システムを制御,運用するための統合オペレーションシステム。
RX-124《ガンダムTR-6[ウーンドウォート]》の開発の際にコンセプトとされた,「機種統合計画」によって規格統一された万能化換装システムのために開発統合されたもので,「3号87式OS換装プログラム」が正式な名称となる。
BUNNySは,機体に接合された様々なパーツを運用するために用いられるもので,特に戦場や現場と行った,基地等の施設外での換装運用に利用される。
なお,本来,TRシリーズの各種装備の換装については,一年戦争当時のRXシリーズのような戦闘中の換装を想定せず,あくまでも母艦や基地施設での換装を想定したものであったが,実際に運用を行うと,TRシリーズの装備については,現場での自主的な換装が頻発することとなった。
このため,高い危険度のために考慮されていなかった野戦換装についても改めて考慮した形でBUNNySは開発されており,入手したパーツや敵機から鹵獲したパーツの規格解析とフレーム等の判別を行い,機体各部のジョイントや各種補助アーム等で接合可能な形とすることで,そのまま自身のパーツとして取込んでしまうことが可能となった。
これにより,現場で即時対応し得るシステム化されたものとして万能化換装システムは高い完成度を誇る物となり,モビルスーツは,高度な運用性と利便性を獲得することとなった。
関連項目
編集者
最終更新時間:2015年12月02日 19時48分34秒
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脚注