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亡命艦隊

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亡命艦隊 / EXILE FLEET


 説明

 一年戦争当時,ジオン公国から地球連邦に亡命した亡命者によって組織された艦隊。
 亡命する際に持ち出したムサイ級3隻を母艦としている。

 いわば一種の外人部隊であるが,亡命者たちが自ら志願して編成されたものではなく,連邦軍からの申出によって編成されている点が,一般的な外人部隊とは異なっている。
 オデッサの戦いの後,地球上における戦力バランスは連邦軍側に大きく傾いたが,抵抗を続ける公国軍部隊も多かった。そこで連邦軍は,公国から亡命した亡命者コミュニティに対して,プロパガンダの一環として部隊編成を要請,自らの正当性を示したい亡命者のコミュニティもこれを受諾し,彼らの中の若者たちから志願者(ただし,ほとんどが軍人であったため,ほぼ全ての若者が参加することとなってしまった)を募り,亡命時に持ち出した各種兵装を利用して編成したのが,亡命艦隊である。
 装備は,亡命時に持ち込んだMSを中心とし,足りないもの(各種支援車輛等と思われる)は,連邦軍が準備することで用意された。

 部隊は,オデッサの敗残兵追撃戦から実戦に参加,多くの公国軍兵を投降させ,実績を積み上げることに成功した。この際,連邦軍の広報チームと共に行動したこともあり,プロパガンダとしての成果は極めて高いものとなった。
 このため,戦場が宇宙へと移行するにあたり,亡命コミュニティが申し出た資金供与を大々的に宣伝すると共に継戦疲労の蓄積していたMS-05といった彼らの運用MSの補充としてロールアウトしたばかりのRGM-79を1個小隊分配備したのだった。(もちろん,これもプロパガンダの一種であり,彼ら亡命コミュニティの資金で用意できるものではなかった。)
 宇宙戦闘の訓練の後,亡命者部隊は,正式に「亡命艦隊」として,かつて持ってきたムサイ級を乗艦として編成され,宇宙へと戦場を移した。

 彼らの配置は,当然ながらプロパガンダに適したものであった。
 すなわち,主戦場であり,適度に絵になる場所である。
 このため,艦隊はレビル将軍の座乗艦であるマゼラン級フェーベの護衛部隊として配置され,ソロモン戦後にもたらされた任務によって,公国軍艦艇「グレートデギン」と合流,これをフェーベへとエスコートする任を託された。
 だが,その直後に放たれたソーラ・レイの照射により,艦隊は消滅してしまったのであった。

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最終更新時間:2012年07月28日 02時22分25秒

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脚注